ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №A0022 |
06 / 12 / 27 ~ 07 / 02 / 08 初詣に行こうよ♪ |
なし | 3人 | 剣舞LV3 (ポイント) |
プロローグ |
今日は1月1日。 いつもは不穏な空気を漂わせている大江戸・・・。そんな大江戸もお正月だけは人々の表情も穏やか。つかのまの平和が訪れているようです。カイとアズサの2人も初詣にでかけるようです。 カイ 「アズサ、準備はできたいかい?」 アズサ 「ごめ~ん、もうちょっと待ってね。お気に入りのかんざしが見つからないの。」 カイ 「早く行かないと、アズサの好きなあんず飴、売り切れちゃうかもしれないよ。」 アズサ 「あ、あったー!待たせてごめんね。さあ行こう。ねぇ、どうかなこの着物。私に似合ってるかなぁ?」 静かに微笑むカイを見て、アズサの胸は嬉しさでいっぱいになります。 アズサ 「カイ!早く行こう!」 家を一歩出ると、そこは年始の賑わいであふれていました。 |
危険度 ★×? SC0024 盗賊 アゲハ 700 / 175 / 175 1/1/9/1/1 |
アズサ 「1年がたつのは早いよね。去年はいろんなことがあったね。」 カイ 「そうだね、大江戸も慌しくなってきたな。」 アズサ 「何度もカイに助けてもらったしね。カイ、今年もよろしくおねがいします♪」 初詣に行く道の途中、覇王の使いたちとの戦いを振り返るアズサとカイ。そこに何やら慌ただしい空気が漂ってきました。 カイ 「ん、何かあっちの方が騒がしいね。」 アズサ 「何かあったのかな…。」 町人 「キャー、!賽銭泥棒よー!」 盗賊アゲハ 「へへっ!お賽銭いただき~!」 カイ 「泥棒か。アズサは着物じゃ暴れるわけにはいかないな。ちょっとだけ見てくるよ。」 アズサ 「うん、わかったわ。無茶しないでね。」 |
危険度 ★×? SC0023 盗賊 ランジ 850 / 185 / 185 3/3/6/3/3 |
アゲハ 「うう、この人つよーい!でもお賽銭は返さないんだから!ランジー!来てー!」 林の物陰でアゲハを待っていた男が、カイの前に現れました。 ランジ 「何からまれてるんだよ。この人は・・・強いな。よし、いつも通り逃げるぞ!兄さん、悪いが俺達は無益な戦いはしない主義でね。さあ、行くぞ!!」 カイ 「泥棒くらいならかわいいものだけどね。せめてお賽銭は返してもらうよ。」 |
危険度 ★×? SC0033 忍者 ヤシャオウ 1100 / 200 / 200 2/2/4/2/2 |
アズサ 「あのくらいの盗賊なら、なんてことないか。うんうん。」 うれしそうにカイと盗賊たちのやり取りを見ているアズサ。その背後に人影が忍び寄ります。 忍者ヤシャオウ 「アズサ、だな。」 不意に名前を呼ばれて後ろを振り返ったアズサ。その瞬間、ヤシャオウの手がアズサの口を覆いました。 アズサ 「うぐっ!!」 アズサは女の子ながらも剣術師範。剣の腕前は確かです。だからこそわかるのです、その立ち振る舞いだけで、この男がいかに強いかを。 ヤシャオウ 「しばし静かにしていてくれればよい。俺の名はヤシャオウ。カイという男に用がある・・・」 カイ 「ならばいちいちアズサを捉える必要はない。」 ヤシャオウの背後から呼び止めるカイ ヤシャオウ 「何!いつのまに俺の背後を・・・。貴様、噂どおり只者ではないな・・・」 一瞬動揺したヤシャオウの手を振りほどいて、転げるように逃げ出したアズサは叫びます。 アズサ 「カイ、この人・・・とても強いの!来ちゃダメー!」 カイ 「アズサの着物を汚しておいて帰すわけには行かないな。手加減はできそうもないから全力でこい。」 |
エピローグ |
ヤシャオウ 「影狼・・・カイ。覚えておこう。今日は腕試し・・・このお嬢さんに何かするつもりもない。この続きは・・・京都でな」 と言い残し、去っていくヤシャオウ。 カイ 「ふぅ、いろいろ道くさ食っちゃったな。」 アズサ 「カイ、ごめんね、また心配かけちゃって・・・。」 カイ 「ん、俺のほうこそごめんな。アズサを狙っているヤツがいるのはわかってるのに。ちょっと目を離しすぎたよ。」 アズサ 「ううん、いいの。それより・・・私のせいでカイにまで危険な思いをさせちゃうのかと思うと・・・。」 少し涙声でうつむくアズサに、カイはそっと手を差し伸べます。 カイ 「初詣は人が多いから。はぐれないようにしないとな。俺は大丈夫。それはアズサが一番良く知っているだろ?さぁ、初詣に行こう。」 カイはやさしい微笑をアズサに向けました。 アズサ 「カイ、ありがとう。」 アズサは涙を拭いて、カイの手に自分の手を重ねます。カイの口が何か動いたように感じがしたのですが、道行く人の話し声にさえぎられてうまく聞き取ることができませんでした。 アズサ 「カイ・・・今何か言った?」 カイ 「ふふ、何でもないよ。そのうち、な。」 そう言って、アズサの手を少し強くにぎりしめたカイ。カイが何を言ったのかアズサには分かりませんでしたが、カイの手のあたたかさは確かに伝わってきました。 アズサ 「ねぇ、カイ・・・。」 来年は、今年よりもっともっとカイと一緒にいられるといいな。と言いかけてやめたアズサ。 アズサ 「カイは何をお願いするの?」 カイ 「何にしようかな~。アズサは?」 アズサ 「うふふっ、秘密!」 せめて、もう少しだけこのままカイと一緒に手をつないでいたいな… 心の中で何度も繰り返したアズサでした。 |