ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
初級 №A0028 |
06 / 12 / 15 ~ 07 / 01 / 08 ヒトキヨ星に願いを |
なし | 4人 | ヒトキヨ 星に願いを (2ポイント) |
プロローグ |
小人族の間でも、クリスマスは一年で最も大切なお祝いのひとつ。12月になると、みんなクリスマスの準備で大忙しです。 そんな中、ヒトキヨ王子は最近夜になるときまってぼんやり空を眺めています。小人族のみんなはヒトキヨ王子のためにプレゼントを準備しようとしているのですが、これではヒトキヨ王子が何を考えているのか分からない、と心配で仕方ありません。 そこに、ナナセがいい情報を持ってきました。小人族には『クリスマスツリーのてっぺんに飾る星が大きければ大きいほど、クリスマスのお願いごとがよく叶う』という言い伝えがあるらしい、と。そこで、ヒトキヨ王子のお願いが叶うよう、今年のヒトキヨ王子様へのプレゼントは、大きな星にすることに決めました。 プレゼントの中身が決まったら、さあ、ヒトキヨ王子には秘密で大きな星を探す探検の始まりです! |
危険度 - - - - EC0027 ウニャン 900 / 210 / 200 3/10/13/12/14 敵サポカ 火Lv3×1 風Lv3×1 機Lv3×1 |
ナナセ 「さて、大きな星はどこに行ったら見つかるか・・・だな。」 チュン 「まったく分からないアルよ~。」 うんうん、とユヒトとマロがうなずきました。どうやら、みんな分からないまま探しに出てきてしまったようです。そこにお菓子をいっぱい持ったウニャンがやってきました。 ウニャン 「さっきからうろうろしてるけど、いったい何をやっているのニャー?」 ナナセ 「私達、王子様にプレゼントする大きな星を探しているのです。」 ウニャン 「それはえらいニャー。星だったら、ウニャンの魔法でプレゼントしてあげてもいいニャー」 ナナセ 「本当ですか?」 ウニャン 「ただし、君とウニャンのどっちが強いか勝負をして、君が勝ったらニャー!」 |
危険度 - - - - EC0025 ワーウルフ 550 / 170 / 160 3/20/3/3/1 敵サポカ なし |
ウニャン 「小さいのに、君は強いニャー。約束通り、星をプレゼントするニャー。」 そういってウニャンが魔法をかけたとたん・・・大粒の星型をしたコンペイトウがいっぱい空から降ってきました。 マロ 「わ~、おいしそうな星~」 ユヒト 「たしかに大きな星型じゃが、これはお菓子のコンペイトウですな。これでは王子様の願いごとは叶わないのう。」 でも、せっかくのウニャンからのプレゼント。ありがたくもらって帰ることにしました。 ウニャン 「そういえば、この先の森にある湖で星を見かけたニャー。」 大きな星の手がかりを聞いたみんなは、さっそく森へ向かってみることにしました。トコトコと歩き続けてしばらくすると、森に着きました。その途端!「ドスン、ドスン」と地響きが・・・。 ワーウルフ 「ここで何をしている?」 チュン 「ヒトキヨ様にプレゼントする大きな星を探しているアルよ!それはそうと、さっきからすごい音がするアルね。ワーウルフさんこそ、何しているアルか?」 ワーウルフ 「俺は、町のみんながクリスマスに使うもみの木を切っているんだ。あと25本も切らなきゃいけないから、忙しいんだよ。だが、せっかく小人族に会ったんだ。腕を見てやってもいいぜ!さあ、勝負だ!」 チュン 「い、い、いきなりアルか~?しょ、しょうがない、修行の成果を見せてあげるアルよ!」 |
危険度 - - - - EC0105 プワプワB 650 / 180 / 170 3/4/3/10/15 敵サポカ 土Lv1 毒Lv1×2 |
ワーウルフ 「今日は、忙しいんでな、ここらへんで許してやるよ」 チュン 「ふぅ~、危ないところだったアルよ~」 ほっと胸をなでおろしたみんな。 ワーウルフ 「せっかく森に来たんだから、ほら、持って行きな。」 渡されたのは、さっきまでワーウルフが切っていた大きなもみの木。 ユヒト 「これでも王子様の願いごとは叶わないのう・・・。」 でも、せっかくのワーウルフからのプレゼント、木の先っぽをちょこんと切ってもらって帰ることにしました。さあ、大きな星を探す探検の再出発です。トコトコと歩き続けてしばらくすると、湖に着きました。 チュン 「みんな、見るアルよ!ここに本物の星があったアルよ!!」 とチュンが指差したのは、湖にうつった空の星。 ナナセ 「チュンはおっちょこちょいだな。さっき教えてくれたウニャンも、きっとこの湖にうつる星を本物だと勘違いしたのだろうね。ここには本物の大きな星はないかもしれないな。」 その時、湖のほとりで遊んでいたファリンとピアンが話しかけてきました。 ファリン 「あなた達、みかけない子ね。迷子?」 マロ 「違いますよ~。ぼく達、小人族です~。ヒトキヨ王子にプレゼントする大きな星を探しているのです~。」 ピアン 「あら、えらいわね。あ、そうだ!お時間ある?ちょっとこの子の遊び相手になってくれないかしら。みんなクリスマスの準備で忙しいみたいで、遊んであげられないのよ。」 プワプワ 「ピキーピキー。」 マロ 「しょうがないですね~。ちょっとだけですよ~。」 |
危険度 - - - - EC0031 ファリンとピアン 1700 / 260 / 260 6/5/6/4/2 敵サポカ 火Lv3×1 土Lv3×1 |
プワプワ 「ピキーピキー」 ファリン 「遊んでくれてありがとう、と言っているのよ。」 すると、嬉しくって飛び上がったプワプワの手から、星屑がこぼれ落ちました。 マロ 「わ~、すごい~。本物の星だ~。」 みんなで、プワプワの手からはらはらと落ちてくる星屑を集めました。 ユヒト 「たしかに本物の星じゃが、これは小さな星ですな。これでは王子様の願いごとは叶わないのう。」 ピアン 「あなたたち、もっと大きな星が欲しいの?」 ユヒト 「もちろんじゃとも。王子様のお願いごとを叶えるためには、もっともっと大きな星が必要なのじゃ。」 ピアン 「ふ~ん、じゃあ、私が魔法で出してあげてもいいわよ!今なら、クリスマスサービスで流れ星にしちゃう♪どうする?」 マロ 「本当~♪欲しいです~。」 ファリン 「わかったわ。じゃあ、私が今からかけるちょっとした魔法を解いて見せてくれたら、大きな流れ星をあげる♪いくわよー!」 |
エピローグ |
ファリンとピアンの魔法を解いたおかげで、約束どおり大きな流れ星をもらうことができました。 ファリン 「この星は、今日一日しか命がないの。あと、しっかりつかまえておかないと空へ流れていってしまうから、注意してね。」 チュン 「早く、ヒトキヨ王子にプレゼントするアルよ!」 みんなは急いでヒトキヨ王子の待つ家に帰りました。 みんな 「王子様、ただ今帰りました!」 ヒトキヨ 「おかえりだぞよ~。みんなどこに行ってたのじゃ?」 マロ 「それは、内緒ですよ~、王子様。」 みんなの手には、ウニャンからもらったコンペイトウと、ワーウルフからもらったもみの木と、プワプワからもらった星屑と・・・あれっ!?ファリンとピアンからもらった大きな流れ星が見当たりません!! マロ 「あれれれ~!ご、ご、ごめんなさい~!王子様にプレゼントしようとして探してきた何でもお願いが叶うお星様が、流れ星になって空に消えてしまいました~。」 ヒトキヨ 「なんと!余のために、お星様を探してくれていたのかのう?ありがたいぞよ~。その気持ちだけで十分だぞよ。ちょうど、さっき見つけた流れ星にみんなのお願いごとをしたところじゃ。みんなのお願いが叶えられれば、余のお願いは叶ったと同じだぞよ~。」 そうです、最近ぼんやりお空を眺めていたのは、みんなのお願いごとを叶えてあげたくって、流れ星を探していたのでした。ヒトキヨ王子のお願いを叶えようとお星様を探したみんなと、みんなのお願いを叶えようと流れ星にお願いしていたヒトキヨ王子。小人族のクリスマスは、あたたかなやさしさでいっぱいです。さあ、準備ができたらみんなでクリスマスパーティーを始めましょうね♪ |