ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №C0005 |
10 / 10 / 26 ~ 10 / 11 / 11 秋季御前試合 |
Epi 3 | 4人 | 誉れ高き騎士バッカス (誉れ高き騎士バッカス) |
プロローグ |
澄み渡る青い空が広がる秋の日の朝、オルメカ帝都の城では聖ロンギヌス騎士団による御前試合が開催されようとしていた。 通常、各隊に所属する騎士は各々別の任務にあたっているため騎士たちが一同に会する事は滅多にない。 アベル 「対戦表をまだ確認してないが、俺と組む相手は誰だろう?」 ネシェル 「アベル、どうした。誰か探しているのか?」 アベル 「対戦表はどこにあるのか探してたんだ。お前はもう確認し…」 ネシェル 「静かに! ベルティーユ陛下が来られた!」 ベルティーユ 「皆の者、いつも我がオルメカ帝国の平和の為の任務、ご苦労である。今日は騎士たちの日頃の鍛錬の成果を存分に発揮してもらいたい。」 ベルティーユが着座すると、御前試合は開始された!! |
危険度 ★★★ LC0190 グロオリア隊長バルトロ 1500 / 270 / 160 11/11/15/15/22 敵サポカ 機のリングLV1×2 機のリングLV2 |
アベルとネシェルがそれぞれ対戦表を確認するために移動しようとしたその時、豪快な大声が響き渡る。 バルトロ 「おう! そこにいるのはアベルとネシェルだな! お前たちの最初の相手は、このバルトロ様だ! 怖気付いたか?」 アベル 「俺とネシェルは同じ組なのですか? バルトロ隊長!」 バルトロ 「なんだ知らねぇのか? 御前試合は同じ隊の騎士と組むとは決まっちゃいねぇぞ! もちろん、同じ隊の騎士同士で組まれた者もいるがな。俺は2番隊の部下と組んでるぜ。」 ネシェル 「私と組むのはアベルだったのか。どちらかと言えば対戦したかったのだが。まあいい、アベル、頼むぞ」 アベル 「ネシェル! 準備はいいか?」 ネシェル 「当然だ。お前こそ、不備はないだろうな?」 バルトロ 「残念だが俺に当たったからには、お前たちは、初戦敗退だな! ガァッハッハ~」 ラッパの警鐘と共に一回戦が始まった。 |
危険度 ★★★ LC0315 威厳に満ちたガルデル 1650 / 285 / 170 18/18/25/14/14 敵サポカ 風のリングLV2×3 |
バルトロの2番隊組に勝利したアベルとネシェル。アベルは自身が強くなったという確かな手応えを感じていた。 ネシェル 「アベル。強くなったな」 アベル 「ネシェルこそ。以前よりも技に切れがあるじゃないか」 初戦勝利を喜ぶ二人の前に、他の騎士より頭一つ大柄な騎士がまっすぐ二人に向かって近づいて来た。 ガルデル 「アベル! 見事な勝利だな」 アベル 「ガルデル隊長! 自分も嬉しいです」 ガルデル 「強くなったお前を、私自身で確認できるとは胸が高鳴るぞ」 ネシェル 「えっ? じゃあ私たちの次の相手は…」 ガルデル 「その通り! 私の率いる三番隊組だ。言っておくが、私は手加減という言葉を知らん。フフフ」 アベル 「ガルデル隊長! 俺、燃えてきました」 力技では隊長の中でも一番と言われる、ガルデルを筆頭とする三番隊との戦いが始まった。 |
危険度 ★★★★ LC0321 イネス光の剣 1800 / 300 / 190 12/20/20/28/12 敵サポカ 土のリングLV1 土のリングLV2 土のリングLV3 |
ガルデルが本気だったのかは定かではないが、勝利したアベルとネシェル。 勝利を互いに讃え笑いあう二人。そこへ、ネシェルの肩を叩き声をかける者がいた。 イネス 「強くなったな! ネシェル」 ネシェル 「隊長! 隊長と組めずに残念です」 イネス 「そうか! でも私の一存では決まらない事はお前も知っているだろう? 因みに私はアマラと組んでいる」 ネシェル 「隊長も4番隊の騎士と組んでいるんですね」 イネス 「隊長は後輩指導も命ぜられているから、それを考慮して組まれているのだろう。ところでネシェル、次の対戦は私が相手だ。覚悟しておくんだな」 ネシェル 「手の内をお互い知っている相手という事ですね。分かりました。全力で挑みます」 アベル 「ネシェル! 準決勝が始まるぞ」 アベルの呼び声にネシェルは戦士の顔つきになり、待機場所へと戻っていった。 |
危険度 ★★★★★ LC0330 誉れ高き騎士バッカス 2000 / 315 / 200 12/20/20/28/12 敵サポカ 土のリングLV1 土のリングLV2 土のリングLV3 |
熾烈を極めたイネスたちとの戦い。勝利の女神はアベルとネシェルに微笑んだ。 アベル 「もうダメかと思ったぜ。イネス隊長の光速剣は回避できない」 ネシェル 「でも、勝利できた。ここまで来たら優勝したい。決勝の相手は誰だ?」 アベル 「イネス隊長は、隊長は部下と組まれてるような事を言ってたけど、それならライナー隊長は誰と組んでいるのだろう?」 ネシェル 「確かに決勝の相手はライナー隊長の組の可能性が高いな。でも今日はまだ見ていないぞ」 その時、アベルたちの会話を遮るように、執事より決勝の組み合わせが告げられる。 執事 「只今より御前試合決勝戦を開始します。アベル、ネシェル組に対するのはこちらの騎士たちです」 会場に入場してきたのは聖ロンギヌス騎士団団長バッカスを筆頭に、1番隊隊長ライナー、5番隊隊長ハサンの3人だった。 会場はこの登場にざわめいている。 バッカス 「お前たちが、対戦相手か。…その強さしかと見せてもらおう」 ネシェル 「団長自ら出陣!? しかもライナー隊長、ハサン隊長と一緒とは…」 アベル 「隊長、見かけないと思ったら…それなら俺と組んでくれてもいいのに」 ライナー 「こういう後輩指導もあるという事だ。アベル! 手加減しないから覚悟しろよ!」 アベル 「ネシェル! 聖ロンギヌス騎士団に所属する以上、いつかは超えなければならない壁なんだ。ここは全力で挑もう! 俺たちは挑戦者なんだ!」 決勝の開始はベルティーユによって告げられた。 ベルティーユ 「これより決勝戦を開始する! はじめっ!」 |
エピローグ |
御前試合決勝は、アベルの技にバッカスの剣が折れるという結末で幕を閉じた。アベルとネシェルの勝利である。 バッカス 「見事だ! アベル、ネシェル。お前たちの勝ちだ」 アベル 「俺は…これで勝ったとは思っていません」 ネシェル 「そうだ。バッカス団長の剣が折れなければ、私たちは負けていた…」 バッカス 「勝利の女神がいるならば、その心を動かすだけの何かが今日のお前たちにあったという事だ。…今日は俺の負けだ」 ベルティーユ 「優勝者アベル、そしてネシェル。見事であったぞ。今後もより一層鍛錬し、強い騎士となるがよい。」 騎士たちが一同に会した御前試合は、優勝した二人への拍手と喝采で幕を閉じた。 |