ストーリーモードに書かれているストーリーをまとめたページです。

ネタバレ含みますので、純粋に攻略を愉しみたい人は見ないほうがいいです。




5限目

プロローグ

桜ヶ浦、楓葉、月見沢、天之咲の生徒が、
一堂に会する日がやってきた。
湾岸学園都市で行われる・秋の祭典。
大体育祭。
美春
「柚木ぃ、午後のプログラムがはじまるよーっ!」
柚木
「お互いに、がんばりましょうっ」
午前中は、色別対抗による得点争いが
繰り広げられていたのだが──
柚木
「午後からは、パーティ戦になるらしいけど……
どういうコトなのかしら?」
場内アナウンス(桜井 七瀬)
「これより、午後の部を開始いたします。
各校の生徒は、トラック中央にある表彰台前に整列してください」
美春
「行こう!」
柚木
「そうねっ!」
午後の部、パーティ戦についての説明が、
4学園を代表する生徒会役員より発表された。
宮小路 真希
「ここからは、学年別に編成されたパーティ同士が、
アビロン複合種目を股にかけて、競い合うことになる」
桜井 七瀬
「制限時間を活かして、数ある難関を突破してくださいね。
得意な種目を繰り返して、得点を稼いでもOKですよっ」
天草 星華
「最終的に、得点の一番高いパーティが優勝よっ。
負けたパーティは、わたしの下僕になるのっ……覚悟なさいっ!?」
月見沢 怜香
「みなさん、がんばって下さいね」
弥生
(はてさて、美春たちはどうなるか、見させてもらうとするかのぅ)
さて、美春とパーティを組んだのは……?
新垣 一紗
「美春っ、柚木っ、一緒のパーティだよっ。ガンバろうねっ!」
孫 美陽
「今日こそは、サッカー戦での雪辱を果たそうと思っていたアルが・・・・・・。
一蓮托生なら、お互いに死力を尽くして戦うまでアルッ!」
柳本 ひなの
「サッカーの時以来さね。今日は、よろすくおねがいさするね。」
俵 真悠子
「美春ちゃんとは、アビロンフェスタ以来だったよねっ。よろしくーっ」
今年の大体育祭を制するパーティは、果たして……!?



1人目 星野 愛佳

【Chapter1 星野 愛佳】

涼風 美春をリーダーとして、神名 柚木、新垣 一紗、孫 美陽、柳本 ひなの、俵 真悠子の6人が集結する。

美春
「みんなっ、がんばっていこうねっ!」

美陽(めいやん)
「もちろんアル。絶対に優勝するネっ」

真悠子(まゆこ)
「まとめて相手になってやるぞおー」

一紗(かずさ)
「いっぱい種目があるし、得意そうなのを選んでいこうっ」

ひなの
「お手柔らかに頼むさねー」

柚木(ゆき)
「張り切るのはいいけど、勢いが過ぎてケガしないようにね」

そのとき美春の前に、サクジョのジャージを着た少女が現れた。

???
「涼風さん、徒競走で勝負しましょっ」

ゼッケンには「星野 愛佳(ほしの まなか)」と書かれている。

美春
「わたしとっ!? ……いいよ、じゃあ会場に行こうっ」

柚木
「みんな競技が終わったら、この場所に集合しましょ」

美春
「うん、じゃあ行ってくるねーっ」

徒競走の待ち行列にならび、スタートラインへ肩を並べた。

美春
(ドキドキしてきたぁ……でも、頑張らなくちゃっ)

銃声がとどろいた。
美春は渾身の力を振りしぼって、ゴール目指して駆ける。

すると、行く手に人影が立ちはだかった。

目の前にいる愛佳
「ここから先は通さないわっ」

となりを走っていた愛佳が、すぐ脇を駆け抜けていった。

美春
「愛佳ちゃんが2人になってるー!?」

美春
(これは、分身の術っ)

目の前にいる愛佳
「ここから先は、通さないぞーぉ」

先頭におどりでた愛佳を止めなければ。

美春
「負けてられないよ! それぇーっ!」

辺りが不思議な力で満たされ、選手たちがふわりと浮かび上がった。

愛佳
「うっ、うわあっ!? 体が浮き上がったあっ」

美春
「これなら誰も、ゴールできないよね」

美春
(みんなのためにも、負けるワケにはいかないよっ)

絶対領域の中で、バトルが始まろうとしていた。



2人目 杉澤 成穂

【Chapter2 杉澤 成穂】

柚木
「美春やみんなのためにも、がんばらないと」

美陽
「ワタシ、フットボール・レース行ってくるヨ」

真悠子
「あたしは綱引き行ってくるねーっ」

ひなの
「わたすは、長縄跳びの順番待ちさしてくるさね」

一紗
「長縄の順番が近づいたら、みんな集合だねー」

競技場を見回した柚木は、とある競技が目についた。

柚木
「一紗、あたしは風船割り競争にいってくるわ」

一紗
「いってらっしゃーい」

風船割り競争の会場では、アビリティを活かした選手達が激戦を繰り広げていた。

柚木
「地面に置かれた数十個の風船と……木の枝に付いた風船もあるのね」

フィールドは4つに分かれていて、同時に4人が競技を行える。
すべての風船を割った選手から、得点が分配されるようだ。

柚木
(風船が木に実っているとは思わなかったわ)

???
「あなたと勝負してみたかったの」

柚木
「えっ……!?」

柚木の肩をたたいてきたのは、天之咲学園の女子だった。
ゼッケンには「杉澤 成穂(すぎさわ なほ)」とある。
身の回りには半透明のディスプレイが浮かんでいて、柚木の情報も少しだけ表示されているのが分かった。

柚木
「いいわよ、相手になるわ」

風船割りのフィールドに足を踏み入れると、辺り一面に風船があふれかえった。

柚木
(これも、だれかの能力で生み出されているのかしら?)

どの順番で割っていけば、もっとも効率的に立ち回ることができるのか?

成穂
「……勝負よ。もちろん、妨害も含めてね」

成穂のまわりにある風船に、番号の付いた矢印が立ちはじめた。
順に割っていけば、最短でクリアできるということなのか?

柚木
「予測計算の勝負なら、負けるわけにはいかないわっ」

試合開始のホイッスルが、高らかに鳴り響いた。



3人目 大海 純夏

【Chapter3 大海 純夏】

綱引き競技は、円形トラックの内側中央で展開されている。

真悠子
「綱引き競技は、勝った方のメンバー全員に点数が割り振られるんだよね」

???
「そう。そして、あなたと私は敵同士になるの」

背後から現れたのは──

真悠子
「──純夏!」

月見沢学園のジャージを身につけた少女が、腕を組んでいた。

純夏(すみか)
「久しぶりね。私と同じ、海の属性を持つアビリティストさん」

真悠子
「うぐぬっ……シンクロナイズド・スイミング部の、大海(たいかい)さん」

純夏
「避けてない?」

真悠子
「同じ学園同士で戦うのは気が引けるなーって」

純夏
「いいじゃない。何度でも蘇り、力尽きるまで戦い続けるまでよ」

真悠子
「負けられないぞお。水泳部のエースとしての沽券(こけん)に関わるもの」

純夏
「室内プールの版図を広げる絶好の機会ね。勝った方が、室内プールの使用権を1日ゆずるっていうのはどう?」

真悠子
「その条件、部長はOK出してくれたの?」

純夏
「事後承諾よ」

真悠子
「それなら絶対に勝たなくちゃっ」

純夏
「面白くなってきたわ……勝負よっ」

真悠子
「望むところだぁー」

真悠子と純夏は向かい合うように、縄を掴んだ。

試合開始のホイッスルが鳴り響いた。

純夏
「広大な海の底に、いざなってあげる」

純夏の遙か後方に海岸線が現れて、ザザーッと波が打ち寄せた。
引いていく波に足下が流されて、地面へと両足が沈み込んでいく。

純夏
「波に誘われて、目が回ってきたでしょう?」

真悠子
「辺り一帯を遠浅の海にかえれば、波だって怖くないぞーっ」

真悠子の放つ技によって、辺りが遠浅と変貌した。
綱引きを仲間に託し、真悠子と純夏のバトルが始まる。



4人目 河和田 みのり

【Chapter4 河和田 みのり】

美陽
「フットボール・レースゆうから、サッカーボールを蹴る競技かと思ってたヨ」

スタートラインについた美陽に手渡されたのは、ラグビーボールだった。

美陽
「……だけど、やるしかないネ。美春にだけは負けたくないアルよっ」

戸惑う選手が多い中、指先でラグビーボールを回す少女がいた。

美陽
「ワタシのこと、挑発する気アルか?」

美陽もラグビーボールを指先で回して、少女にアピールする。

???
「おっ、やるじゃん。アタイとガチでやりたいのか?」

少女は、美陽と同じ楓葉学園生だった。
ゼッケンには「河和田(かわだ)みのり」と書かれている。

美陽
「望むところヨ。アタシを甘く見ていると、後悔することになるネ」

みのり
「楽しみだなあ。手加減無用だからね。アタイも容赦しないから」

美陽
(こんなところで負けたら、孫家の名に傷がつくネ)

スタートラインに砂を盛って、ラグビーボールを立てる。
すべての準備が整い、役員がピストルを青空に掲げた。

美陽
(行くアルっ!)

銃声と同時に、ラグビーボールが一斉に蹴られた。
トラックの境は意味をなさず、ボールを追う選手で入り乱れた。

美陽
「小刻みに蹴れば、コントロールを維持できるネ」

突然、美陽のラグビーボールがはじけ飛んだ。
美陽の足下で、可愛いモグラが顔を出して大笑いしている。

みのり
「どうしたんだい? ふふっ、お先に失礼するよっ」

美陽
「アンタの仕業かっ!? おのれっ、許さないアルっ」

美陽は気功破弾を放ち、みのりのラグビーボールをぶっ飛ばした。

みのり
「バトルで勝負するか?」

美陽
「望むところアルっ!」

フットボール・レースそっちのけで、美陽とみのりのバトルが始まった。



5人目 釣巻 綾瀬

【Chapter5 釣巻 綾瀬】

一紗
「借り物レースって、面白そうっ」

エントリーを済ませた一紗は、同じジャージを着た少女を見つけた。

一紗
「あなたもこの競技に出るんだねー」

ゼッケンには「釣巻 綾瀬(つるまき あやせ)」とプリントされている。

綾瀬
「パーティに組み込まれちゃったら、戦果をあげないわけにはいかないからね」

一紗
「なんか、あまり乗り気じゃないみたいだね?」

綾瀬
「わたしはゆったりとしていたんだよねえ。まあしょーがないけど」

一紗
「あはは……そう言わずに頑張っていこうよっ」

綾瀬
「敵に塩を送るようなことを言うんだねえ」

一紗
「そうかなあ?」

手番が回ってくると、一紗と綾瀬はスタートラインに並んでいた。

一紗
(美春や柚木たちのために、頑張らなくちゃっ)

ピストルの合図と同時にスタートする。

一紗
(まずは封とうをゲットして、借りるものをチェックしなきゃ)

スタートして少し走ったところに、借り物のネタが書かれた封とうがバラまかれてる。
その先で待っている少女の誰かから、アイテムを借りなければならない。
一紗は封とうを開けて、便せんを確認した。

〈サクジョ!の制服〉

一紗
「美春の学校の制服っ……すみませーん。誰かサクジョ!の制服を貸してくださーい」

ひとりの少女が手を挙げていた。
手にした紙袋に収まっているらしい。

一紗
「ありがとうございますっ、お借りしま……あああっ!?」

受け取ろうとした紙袋が、飛んで行ってしまった。

綾瀬
「悪いけど、これも預からせてもらうよ。いやあ、大漁、大漁っ」

紙袋は綾瀬の手に収まってしまった。

一紗
「制服は返してもらうからーっ。七色リボンで釣り上げてあげるっ!」

一紗と綾瀬の一騎打ちが始まった。



6人目 小津川 珠代

【Chapter6 小津川 珠代】

長縄飛び競争の待ち行列に並んでいた ひなの は、圧倒的な強さを誇るパーティに目を光らせていた。

ひなの
(あのチームとバトルさしたところは、必ず20回目のジャンプでコケてるさね)

長縄飛び競争はパーティ同士で行われる。
縄を回す2人はお互い出して、パーティ全員が縄を飛び合うという形式を取る。

美春
「おまたせー、ひなのちゃんっ」

ひなの
「おかえり~、美春ちゃん。あ、柚木ちゃん、こっちさねー!」

柚木
「ごめん、お待たせ」

一紗
「ただいまー。間に合って良かったーっ」

美陽
「楽勝、楽勝。モグラでもドラゴンでも、まとめてかかってくるアルヨ!」

真悠子
「ライバルと決着をつけてきたー。今なら何でも勝てちゃう気がするよっ」

ひなの
「みなな、とっても頼もしいさねっ」

そして、ひなの達の番がまわってきた。
対戦相手となるチームから、月見沢学園のジャージを身につけた少女がやってきた。
ゼッケンには「小津川 珠代(おつがわ たまよ)」と書かれている。
例の、相手のパーティを20回までしか飛ばさせないチームだった。

珠代
「よろしくお願いします。どっちが先に飛んでもかまわないですよー。ふふふっ」

ひなの
(わたすの力で、相手の罠さ封じるのがベストさね)

ひなの
「わたすたちが先に飛ばせてもらいますー」

珠代
「いいわ。それなら早く、長縄の輪の中にお入りなさい」

ひなの を先頭にして、美春達が長縄の中へと並んだ。
目の前には、珠代が不敵な笑みを浮かべて長縄を回しはじめる。

珠代
「いきますわっ、そーれっ!」

ひなの
「いざ勝負っー」

長縄が回り始めた。
ひなの のアンチアビリティが、珠代の催眠術を無効化する静かなバトルが始まった。



最終決戦! 脇坂 由愛

【Chapter7 脇坂 由愛】

ひなの
「ふふっ。他のパーティとは、大差で勝てちゃったねー」

珠代
「覚えていなさいよ、次に戦うときは容赦しないわあっ」

ひなの の活躍によって、美春達は3ケタを超える記録を打ち立てる事ができた。

美春
「次はどの競技に挑戦しようかなーっ」

美陽
「ワタシ、今度は巨大ダルマ落としに挑戦するネ」

真悠子
「あたしは大玉転がしいってくるっ。がんばるぞーっ」

柚木
「あたし、新体操レースに出てみようかなあ」

美春
「ええっ!? 柚木ぃ大丈夫なのっ!? かけっこだよっ?」

柚木
「平気よ。みてなさいっ」

美春
「柚木のこと、応援してあげるーっ」

一紗
「がんばってね、柚木っ」

柚木は新体操レースの待ち行列を経て、スタートラインに並んだ。

???
「あなた、スタイルいいわねっ。新体操の選手?」

柚木
「いえ」

声をかけてきたのは、天之咲のジャージを着ていた。

柚木
(脇坂 ゆめ。昨年の県大会で、上位に入賞した人だったかしら……)

昨年在籍していた学校の広報誌で、彼女の活躍を読んだ覚えがあるのを思い出した。
新体操レースとは何か?
それはトラックの途中に置かれた新体操のアイテムを手にして、ゴール手前の体操マットまではアイテムを使った演技をしながら走る。
体操マットの所には審査員がいて、「決めポーズ」に合格しなければゴールできない。

柚木
(新体操のアイテムは、リボン、バトン、ボール、フープ。走りながら演じるには、やっぱりリボンが一番効率的だと思うわ)

由愛
「さあ、頑張りましょっ」

柚木
「そうね」

合図が鳴り、選手が一斉に走り出した。
リボンを手に入れるべく、柚木は全力を振りしぼった。



エピローグ (1周目)




最終決戦! 柏木 ちとせ

【Chapter8 柏木 ちとせ】

長縄飛びをクリアしたところで、すべてのパーティに集合がかけられた。

七瀬
「これより、〈激闘っ! 障害走駅伝〉を開催いたします。各パーティで選ばれた第一走者は、出走準備を整えてください」

ひなの
「駅伝競争と、障害物競走がくっついたようなものさね」

一紗
「みんなで少しずつ走って、ゴールを目指さなくちゃいけないんだねっ」

柚木
「やっぱりタダでは終わらないのね……何だか、嫌な予感がしてきたわ」

美陽
「面白くなってきたアルっ。ワタシが一番最初に走るネっ」

ひなの
「それじゃー、わたすが美陽ちゃんの次に走るさねー」

真悠子
「それなら、ひなのちゃんからあたしが引き継ぐよ。よしっ……」

一紗
「うわあ、みんな気合い入ってるねえっ」
柚木
「あたしは、どうしよう。美春はどこ走るのっ!?」

美春
「わたしは、うーん……」

???
「パーティリーダーの涼風 美春は、アンカーで当然じゃないの? そして、私と勝負するのよ」

突然、天之咲の生徒が美春の前に立ちはだかった。

美春
「柏木(かしわぎ) ちとせ、さん?」

ちとせ
「勝負よ、涼風 美春。あなたの力を見せてもらうわ」

障害走駅伝は、競技場とその周辺を改造して行われる。
タスキの代わりとして選手が身につけるのは──

七瀬
「タスキの代わりとして、氷で作ったランドセルを背負って競技に臨んでもらいます」

柚木
「どうしてランドセルの形なのかしら。……とにかく、あたし達みんなが頑張って、美春にランドセルを引き継げばいいのね」

真悠子から一紗、柚木、そしてアンカーとなった美春が走ることになった。
幾多の苦難を乗り越えて、氷のランドセルはアンカーの手に。

そして、美春と ちとせ の一騎打ちが始まる。



エピローグ (2周目)






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最終更新:2011年03月07日 19:12