ストーリーモードに書かれているストーリーをまとめたページです。

ネタバレ含みますので、純粋に攻略を愉しみたい人は見ないほうがいいです。




エピソード3


プロローグ

フィオーレ王国。
人口1700万の永世中立国……そこは魔法の世界。
魔法は普通に売り買いされ、人々の生活に根付いていた。
そして、その魔法を駆使して生業とする者どもがいる。
人々は彼らを魔導士と呼んだ……
魔導士たちは様々なギルドに属し、依頼に応じて仕事をする。
そのギルド、数は国内に無数……
そして……とある街にとある魔導士ギルドがある。
かつて、いや、後のちに至るまで、数々の伝説を生み出したギルド…
…その名は妖精の尻尾(フェアリーテイル)

1人目 巨大ネズミ・アンジェリカ

【第1戦 アンジェリカ】

S級クエストの依頼書をギルドから勝手に持ち出したナツとハッピー。
二人はルーシィを伴い、S級クエストの地「呪われた島ガルナ」へ向かう。

途中、グレイと合流し、ガルナ島にたどりついた一行は、
依頼主の村長・モカより、呪いを解くために「月の破壊」を依頼される。
しかし月を破壊するのは事実上不可能!?……他に呪いを解く方法を探そうと、一行は島の調査を始めるが、
そこに突如として現れたのは可愛く着飾った謎の巨大ネズミだった。

巨大ネズミ
「チュチュチュ、チューッ!」

ナツ
「な、何だぁ!?」

グレイ
「でかーっ!」

ルーシィ
「あんたたち、早くやっつけて!」

ネズミの吐き出した臭いガスに、ナツたちはあえなくダウンしてしまう。
人並み外れて嗅覚の優れたナツには特に効く攻撃だったのだ。

ナツ
「逃げろ――っ!」

ナツの号令で、一行は必死でジャングルを駆け抜けるが、
巨大ネズミはガスを吐き出しながら追って来る。
臭いによるダメージを受けながら逃げ惑うナツたちだが、その差は縮まっていくばかり。

グレイ
「んにゃろぉ!」


逃げ切れないと悟った一行は、再び巨大ネズミに勝負を挑むべく戦闘態勢を整えるのだった。

ガルナ島に来て、早くも絶体絶命のピンチ!
果たしてナツたちは巨大ネズミ・アンジェリカを倒すことが出来るのか……!?

2人目 零帝一味の魔導士ユウカ

【第2戦 ユウカ】

偶然見つけた森の遺跡に入ったナツたち一行は、その地下で氷づけにされた怪物を見つける。
それはかつて、グレイの師匠・ウルが、命を賭して封印した厄災の悪魔・デリオラだった。

紫色の月光がデリオラを照らすのを見たグレイたちは、
遺跡の頂上に向いそこで、デリオラの復活を目論む零帝と、その一味を目の当たりにする。

シェリー
「昼に侵入者がいたようなのですが……取り逃がしてしまいました。こんな私には愛は語れませんね」

零帝
「侵入者……」

仮面姿の零帝が呟く。
その声を聞いたグレイが何かに気づき、ハッとして息を飲み込む。

零帝
「デリオラの復活はまだなのか」

シェリー
「この調子だと今日か明日には、と」

紫色の月光、月の雫(ムーンドリップ)によってデリオラを封じている氷が完全に溶かされてしまうまで、もう時間が無い。
その儀式を邪魔されたくない零帝は、ガルナ島の村を消すよう、部下に指令を下した。

その命を受けて村へと向かう零帝の手下、ユウカ、トビー、シェリー。
そして、これを阻止するため急ぎ村に戻るナツたち。
二つの魔導士チームがガルナ島の村で激しくぶつかり合うこととなった。

ユウカ
「なんて凶暴な炎だ。まさか、噂に聞く妖精の尻尾(フェアリーテイル)のサラマンダーとは貴様の事か?」
ナツ
「おまえ等はフェアリーテイルの敵。戦う理由はそれで十分だ」

ユウカ
「……トビー、手を出すな。こいつはオレ一人で片づける」

波動の魔導士ユウカと炎の魔導士ナツの戦いが、今まさに始まろうとしている。

3人目 零帝一味の魔導士トビー

【第3戦 トビー】

ナツ
「まず一人」

波動の力を操る強敵・ユウカを必殺のパンチで吹っ飛ばしたナツ。
しかし、息つく間もなく次なる敵、トビーが襲い掛かってきた。

トビー
「おーん、オマエスゲーな」

ナツ
「次はオマエにスゲーのくらわすぞ」

トビー
「くらわねえよ。オレはユウカより強いんだぞ」

自信満々に言い放つトビーの両手から爪が不気味に伸びた。

トビー
「毒爪メガクラゲ!この爪にはある秘密が隠されている」

ナツ
「毒か?」

トビー
「ガーン! なぜわかった?……くそう、とんでもねえ魔導士だぜ」

ナツ
「うわ、どうしよう……バカだ」

トビー
「バカって言うんじゃねえよ!」

激昂しながらトビーはナツに向かって鋭い攻撃を繰り出してくる。

ヒュンヒュンと空を切り裂く凶悪な毒爪攻撃を何とかかわすナツ。
トビーは得意気な表情を浮かべて、爪の説明を続けた。

トビー
「この爪に触れたら最後、ビリビリにしびれて死を待つだけだーっ!」

両の爪に仕込まれている毒は、想像以上の威力を秘めているらしい。

ナツ
「かかってこい!」

トビー
「おーん」

蛇姫の鱗(ラミアスケイル)に所属していたという魔導士トビー。
毒爪を立てて向かってくる強敵に、ナツの炎が唸りを上げる。

4人目 木人形ウッドドール

【第4戦 ウッドドール】

強力な麻痺爪の持ち主トビーを倒したナツ。
村を襲撃しに来た零帝一味の中で残るのは、アンジェリカを溺愛する女魔導士のシェリーだけである。

一行は飛来するアンジェリカの奇襲に遭うも、ルーシィの機転で空から墜とすことに成功。
一方、アンジェリカを傷つけられ、涙を浮かべて逆上するシェリー。

シェリー
「よくもやってくれましたわね、これで零帝様のわたくしに対する信頼はガタ落ちです。もう愛されない!」

シェリーが流した涙があごを伝ってボロボロと流れ落ちる。

シェリー
「その上アンジェリカまで……。許しませんわ!」

ルーシィ
「上等! かかってきなさい!」

涙を拭ったシェリーが叫ぶと同時に何かの術を発動させる。
――その時、ミシミシと木が軋む音が響いた。

シェリー
「ウッドドール!」

ルーシィ
「えっ!?」

何とナツたちの前に人間のような顔と手足を持つ巨木が出現した。
ウッドドールはズシン、ズシンと足音を立てながら大きな声で唸っている。

シェリー
「サァ――ッ!」

ウッドドール
「ウオオオオン」

憤怒の表情でシェリーが叫ぶと、ウッドドールがナツたち目掛けて太い枝を振り下ろした。
まるでパンチのような動きで地面を派手に殴りつける。

シェリー
「やっておしまいなさい、ウッドドール!」

ウッドドール
「オオオォン」

主人に命じられたまま標的を襲う、巨大な木人形ウッドドール。
後に控えるシェリーを倒すため、ルーシィはこの敵に挑むのだった。

5人目 零帝一味の魔導士シェリー

【第5戦 シェリー】

ルーシィ
「ナイス、タウロス!」

タウロス
「モオー! ルーシィさんのナイスバディ最高ー!」

星霊魔法でウッドドールを撃破したルーシィ。
しかし、ウッドドールが倒されたにも関わらず、シェリーは逆に勝利を確信したような態度を見せる。

シェリー
「けど……星霊魔導士はわたくしと相性が悪すぎますわ」

ニヤリと微笑むシェリー。
すると、シェリーに向かって行ったかと思われたタウロスが、何故かクルリと振り返った。

ルーシィ
「え?」

タウロス
「モオオオッ!」

そのままタウロスが巨大斧を振りかざしてルーシィを襲った。

シェリー
「わたくしの魔法、人形撃は人間以外のものを操る魔法。それは星霊だって同じ、人間ではないのですもの」

タウロスはシェリーの魔法・人形撃で操られていたのだ。

ルーシィ
「そ、そんな」

タウロス
「モオオし訳ありません。ルーシィさん、自分の意思では体がどうにも」

ルーシィはタウロスの強制閉門を試みるが、上手くいかない。
互いの同意が得られる状態でなければ門(ゲート)の開閉が出来ないからだ。

シェリー「所詮、フェアリーテイルの魔導士といってもこの程度ですのね」

高みから一行を見下ろして、余裕の台詞を吐き捨てるシェリー。
ルーシィ、万事休すか……!?
果たしてルーシィは、このピンチを乗り切ることが出来るのか。

6人目 零帝一味の魔導士ザルティ

【第6戦 ザルティ】

ルーシィ
「こ、これが、フェアリーテイルの魔導士の実力よ……!」

シェリー
「くうっ……。こ、このわたくしが、負けるなんて……」

どうにかシェリーを倒したルーシィ。
だが、その不意をついてアンジェリカが襲い掛かってきた。
先程の戦闘で消耗したルーシィはその場を動けずにいたが、間一髪のところで駆けつけたエルザによって助けられる。

エルザはナツたちを探して連れ戻すために、ガルナ島までやってきたのだった。

エルザ
「私はギルドの掟を破った者を連れ戻しにきた。それ以外には一切興味がない」

その後ルーシィ達とともに村に赴いたエルザはそこでグレイにS級クエストの中止を言い渡す。だが、グレイはエルザの制止も聞かず、デリオラの復活を阻止するため遺跡を進んでいってしまう。
一方、デリオラ復活の儀式を妨げるために単独行動をとっていたナツは、遺跡下層の支柱を破壊して建物全体を大きく傾ける。
これでムーンドリップはデリオラの氷に当たらない。ナツのアイデアは大成功したかのように見えた。
しかし、そこに現れたのは謎の魔導士ザルティだった。

ハッピー
「か、傾いてた遺跡が元に戻ってるよ!」

ナツ
「ど、どーなってんだ?」

ザルティ
「ホッホッホッ、そろそろ夕月が出ますので元に戻させてもらいましたぞ」

なんと大破したはずの遺跡を、このザルティが元通りにしたと言うのだ。

ザルティ
「私は物体の『時』を操れます」

ナツ
「時!? ありえねえ!」

ザルティ
「時のアークは失われた魔法、すなわちロストマジックの一種ですからね……」

未だかつて見たことの無い魔法を駆使するザルティに、ナツはどう挑むのか……!?

最終決戦! 仮面の零帝

【第7戦 零帝】

辛うじてザルティを退かせた一行は、零帝の元に辿りついた。
そして零帝と対峙するグレイ。

グレイ
「……」

零帝
「……」

お互い様子を探り合うように、二人は黙って相手を見つめている。
先に動いたのはグレイだった。

グレイは氷の造形魔法(アイスメイク)を発動させる。
しかしその瞬間――
零帝もおもむろに左手を地面にあて、アイスメイクを発動させた。

ハッピー
「こいつも氷!?」

二人の氷魔導士が放った鋭利な氷塊は、真正面から衝突し粉砕された。

グレイ
「リオン……。リオンなのか!?」

ナツ
「え?」

ルーシィ
「リオン?」

初めて聞く名前に戸惑うナツとルーシィ。
事情は飲み込めないが、グレイは零帝が自分の知り合いなのではないかと疑念を抱いているようだ。

グレイ
「てめえ、自分が何やってるかわかってんのか!?」

目の前の仮面の男に向かって怒鳴るグレイ。
だが零帝はグレイの声に反応することなく、左手を真横にかざした。
ナツ&ルーシィ
「ぐわあああ!」「きゃあああ!?」

その攻撃はナツやルーシィを襲った。

グレイ
「てめえぇぇぇ!」

激昂したグレイは、零帝目掛けて渾身のアイスメイクを放つ。

零帝の正体は果たしてグレイの言う「リオン」なのか!?
全てを明らかにするため、グレイは事件の黒幕・零帝との決戦に挑むのだった。

エピローグ (1周目)


最終決戦! 零帝リオン

【第8戦 リオン】

グレイ
「助けてやりたかったが、もう限界だ」

リオン
「な……! バカな! そのキズでなぜ動ける?」

リオンからの奇襲に遭い、大ダメージを負っていたはずのグレイの拳を受け、リオンは驚愕する。

リオン
「兄弟子であるオレとやろうってのか?」

グレイは無言でリオンを睨む。

リオン
「オレにはデリオラとの一戦が控えている。無駄な魔力は使いたくないんだがな」

あくまでデリオラとの戦いに執着するリオンに向かって、グレイは右拳をグッと突き出した。

グレイ
「こいつでケリをつける」

素手での殴り合いで決着を付けようと言うのだ。

そして二人は魔法抜きの一騎打ちでぶつかり合う。
だが、勝負は一方的だった。

グレイ
「ぐはっ!」

リオンの鋭い蹴りがグレイの負傷した腹部にめり込む。

リオン
「戦う時は相手の弱点をつく。それがウルの教えだろ?」

ニヤリと勝ち誇った笑みを浮かべたリオンが、更にグレイに追い討ちをかける。

グレイ
「その名前をお前が……口にするなーっ!」

激昂するグレイだが、その攻撃はいずれもリオンに避けられてしまう。
さらなる反撃を受け意識朦朧とする中、グレイはふと懐かしい過去を思い出す。

グレイ
「そういや昔、こんな風に殴りあった野郎がいたな」

回想の中で幼いグレイとナツが殴り合っている。
倒されても倒されても向かってくるナツ。
グレイの頭の中に懐かしいその声が響いた。

少年ナツ
「まだ終わっちゃいねえぞ」

グレイ
「……ナツ!」

ナツの声に奮い立たせられたように、グレイが闘志を取り戻す。

グレイ
「負けるわけにはいかねえんだよ! オレと互角に戦った、あいつの為にも」

リオンとグレイ、最終的に勝つのはどちらなのか。
互いの執念を賭けた最終決戦の火蓋が今、切って落とされた。

エピローグ (2周目)


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最終更新:2011年02月15日 01:57