C0004 【外伝2】謎の黒騎士


ミッション№
名前 特殊条件 人数 戦利品
上級
№C0004
10 / 09 / 01 ~ 10 / 09 / 30
【外伝2】謎の黒騎士
イベントポイント
100pt
4人 謎の騎士ファウスト
(謎の騎士ファウスト)
※ イベントポイントの溜め方は以下のとおり
  1. ロスファンのシングルモード(ストーリー対戦・ミッションどちらでも可)で戦闘に勝利する。
  2. その戦闘中に2回以上連続で先制攻撃をする。
  3. 同じ条件でも獲得ポイントはリーダーカードに依存する。詳しくは 公式サイト で。
  4. (注)例えば2連続と5連続した場合は大きいほうの5連続分だけポイントが加算される。

プロローグ
大陸一の誉れといわれる、聖ロンギヌス騎士団。
中でも、選ばれた12名の騎士のみが属する一番隊アポストロ隊長のライナーは、隊員たちの訓練を見届けていた。
ロン公国との戦いにひとまずの終止符が打たれたことにより、オルメカ帝国にも平穏が戻っていた。
だが、魔の島はいまだ海の彼方に存在している。国の守りを任される騎士を束ねる者として、自分が気を抜くわけにはいかない。

そんなライナーの目に、ガーター隊長イネスの姿が目に入った。

イネス
「ライナー。話がある」
ライナー
「どうした?」
イネス
「最近、騎士を狙って一騎打ちを挑む男がいるのを知っているか」
ライナー
「いや、初耳だ」
イネス
「アポストロは無事なのか。ガーターにもまだ被害はないが、グロオリアとインヘルノの何名かが完全にのされたらしい」
ライナー
「なんだって?」
イネス
「幸い、どの者も命に別状はない。だが、聖ロンギヌスの騎士ともあろうものが、何者ともわからぬものにあっさり負けたとあっては面目の丸潰れだ。バルトロなどに知られたら、それこそ殺されかねないだろう」

二番隊の隊長バルトロといえば、敵味方問わず巻き込む暴れ者だが、いくらなんでもその程度で隊員を殺しはすまい…ライナーは苦笑した。

ライナー
「わかった。放っておくわけにはいかないな。ロンギヌスの騎士を簡単に倒すほどの腕、というのも気になる」

こうして、ふたりは謎の剣士の手がかりを追い始めた。
危険度
★★★

LC0054
冷徹なビアンカ

2200 / 205 / 220
9/21/15/14/3
敵サポカ
風のリングLV1
風のリングLV1
風のリングLV2
ライナー「黒い大剣を持つ、謎の男か…」

とにかく、手がかりが少なすぎる。
ひとまず、騎士たちが襲われたという通りをひとり歩くライナーの前に、ソル魔導団に所属する魔導士ビアンカが通りかかった。

ビアンカ
「こんなところにアポストロの隊長が…なんの御用ですか?」

ライナーにとっては残念なことであったが、同じ帝国を守る者でありながら、ソル魔導団と聖ロンギヌス騎士団の間には根深い確執があった。冷たい視線で言い放つビアンカに、笑顔でライナーは答える。

ライナー
「人を探しているんだ。この辺りで、騎士が仕合っていたという話を聞いたことはないか?」
ビアンカ
「そういえば、先日この付近でロンギヌスの騎士が何者かにこてんぱんにやられていたような…」
ライナー
「その話、詳しく聞かせてもらえないか」
ビアンカ
「そうですね。お教えしないこともありませんが…」

しばし考え込むビアンカに、ライナーが言葉の先を待つ。

ビアンカ
「今、試してみたい魔導があるのです。腕の立つ方を探していました。私の実験に付き合って頂けるのであれば、知っていることをお話しましょう」

テレサ
「ライナー様に、そんなことはさせられないわ!」

ビアンカの言葉にライナーが答えるよりも早く、突然背後からガーター隊隊員であるテレサの声がした。

ライナー
「テレサ!? どうしてここに…」
テレサ
「あなたのお相手なら、私で十分でしょう?」
ビアンカ
「私はどちらでも構いません。…では、始めましょうか」

あっけにとられるライナーの前で、騎士と魔導士、女ふたりの戦いが始まった。
危険度
★★★

LC0146
アニマ諜報員テオバルド

2300 / 295 / 230
21/7/12/16/9
敵サポカ
水のリングLV2
水のリングLV2
一方、イネスはライナーとは別行動で謎の男の足取りを追っていた。
騎士達の話から、黒い不思議な形の剣を持つ細身の男、ということまでは掴んでいた。アポストロには及ばないとはいえ、グロオリアもインヘルノも誉れ高き聖ロンギヌスの騎士。それを簡単に倒すほどの手練れであれば、常人とは明らかに身にまとう空気が異なっているはず。街中に姿を現しているのなら、誰の目にも止まらぬままでいられるはずがない。

そう思い、市内を歩き回るイネスであったが、予想に反して、一向に有力な情報を掴めずにいた。

イネス
(市中に身を潜めているのではないのか…? いったい何処に…)

その時、イネスの前にソル魔道団団長メルの養い子で、異端審問会諜報部アニマに所属するテオバルドが通りかかった。

テオバルド
「あれぇ? 珍しいね。騎士団の隊長様がこんなところをうろつくなんてさ。お偉いさんは、こんな騒がしいところはお嫌いなんじゃないの?」

日頃より、魔導の力を「かくし芸」と揶揄し、快く思わないイネスは、魔導士とは折り合いが悪い。
無視して歩き去ろうとするイネスに、さらにテオバルドが話しかける。

テオバルド
「あんた、ちょっと気に入らないんだよねぇ。何様か知らないけど、そうやっていつも魔導士を見下してさ。魔法も使えない騎士の何がそんなに偉いんだよ?」
イネス
「貴様の相手をしている暇はない」

冷たく言い放つイネスの横を、光る糸がかすめて飛んだ。

テオバルド
「そう言わないで、少しくらい遊んでいきなよ。僕に勝てたら、騎士さん達には到底掴めないような、面白い話を教えてあげてもいいからさ」
危険度
★★★★

LC0142
エリート魔導士ユーイン

2500 / 290 / 250
10/25/19/18/19
敵サポカ
機のリングLV1
機のリングLV2
機のリングLV3
ライナー
「宮廷に、黒い剣を持つ剣士を見かけた者がいると…?」

ビアンカとテオバルドから得た情報を合わせ、ライナーとイネスは、帝国城内に戻っていた。ふたりの後に、ビアンカから情報を得た手柄と称して、テレサもついていく。

イネス
「それにしてもテレサ。どうしてお前がここに…」
テレサ
「隊長、騎士団のことなら私にも関係があります!」

自分の部下である彼女がライナーを慕い、常に彼に付き従っているのはイネスも知っている。自分がライナーに話を持ちかけたのを心配してついてきたのか…と半ば呆れながら、そんな彼女の一途な気持ちにある種の好感をも感じているイネスは、テレサの真剣な表情に思わず笑みをこぼした。

テレサ
「何がおかしいんですか、隊長!」
イネス
「いや…すまない。それにしても、まさか城内にそのような剣士がいたとは…」
ライナー
「騎士団ではまったく聞いたこともない話だが、魔導士たちは何か知っているかもしれないな」

ビアンカやテオバルドが有用な情報を持っていたことから考え、3人は積極的には気がすすまないながらも、ひとまず魔導士にあたってみることにした。ちょうど研究室にいたユーインに、心当たりがないかと尋ねてみる。

ユーイン「謎の騎士…ね。そうだな、知らないこともないけどね。」

ユーインの眼鏡がきらりと光ったのを見て、瞬時にライナーもイネスも次に出てくるだろう言葉を予測した。

ユーイン「今、複数の人間相手の魔導を開発中なんだけど、ちょうど手が足りなくてどうしようかと思ってたんだよね。僕に協力する気があるのなら、知っていることを教えてあげてもいいよ」

魔導団の奴らはどうしてどいつもこいつもこうなのか。
苦虫を噛み潰したような顔のイネスと、すでに臨戦態勢のテレサを横に、ライナーはやれやれと苦笑した。
危険度
★★★★★

LC0319
謎の騎士ファウスト

2950 / 320 / 230
24/28/34/27/28
敵サポカ
風のリングLV1
風のリングLV2
風のリングLV3
皇帝の側に、常に付き従う謎の騎士の姿がある。
決して表には現れない、黒い大剣の恐るべき使い手…ユーインの言葉から、3人はついに謎の男の正体に繋がる有力な手がかりを手に入れた。

イネス
「ナタリアやイサベルの他にも、そのような騎士がいると…?」
双子の近衛騎士以外にも、ベルティーユの側近として付き従う者がいる。自分がその事実を知らなかったことに衝撃を受けるイネスに対して、ライナーは沈黙したまま別のことを考えていた。

ライナー
(その話が本当であれば、その男はなんのために騎士たちと一騎打ちを…? まさか、この件は…)

そこまで思い当たったところで、気配もなくいつの間にか前方に立っていたひとりの男にライナーの目が止まる。
奇妙な形の黒い大剣。音も無く、気配もなく、確かにそこにいるのに、恐ろしいほどに静かなその姿。だが、その身に隠された強烈な存在感を、ライナーも、イネスも、瞬時に感じとっていた。

ファウスト
「遅かったな。待ちくたびれたぞ」
イネス
「貴様か…!」
前に進み出ようとするイネスを制して、ライナーがファウストの前へと歩み出る。ゆっくりと剣を抜き、ライナーはファウストに向けて白刃を掲げた。

ライナー
「聖ロンギヌス騎士団、アポストロ隊長ライナー。貴殿に一騎打ちを申し込む」
ファウスト
「アポストロの蒼き獅子か。相手に不足はないな。…どれほどの腕か、見せてもらおう」

ゆっくりと静かに、ファウストが黒い大剣を抜き払う。

ライナー
「名を、聞こうか」
ファウスト
「名乗る必要はない。…そうだな、お前が俺に勝てたら聞かせてやろう」
エピローグ
黒き光を放つ剣と、蒼き閃光を放つ剣が、激しくぶつかりあう。
双方一歩もひかぬままに、息もつけぬほどの緊迫した攻防が続いていた。

テレサ
「ライナー様にひけをとらないなんて…何者なの?」

一番隊長のライナーを上回る腕といえば、団長のバッカスだけだ。それもその実力はほぼ拮抗し、勝率でバッカスがライナーをより上回る…という具合だ。
そのライナーと互角に渡り合うのであれば、この男の腕前も、団長にほぼ匹敵するほどだと思ってよいだろう。

イネス
「並の騎士では、歯が立たないはずだ…」

その時、突然聞き覚えのある声が響き渡った。

バッカス
「両者、それまで!」
振り向けば、バッカスとともにベルティーユが立っていた。

イネス
「団長! それに、陛下も…!」
ライナー
「やはりな。…そういうことか」

上司であり親友でもあるバッカスの顔を認め、ライナーが苦笑まじりに剣をひく。
無表情に佇むファウストに、ベルティーユが語りかけた。

ベルティーユ
「ご苦労だった。剣をひいてよいぞ」
テレサ
「え? いったい…?」
ベルティーユ
「すべては私の企みだ。あの者を悪く思わないでやってくれ」

すでに剣を仕舞い、その場を立ち去ろうとするファウストの背に、ライナーが声をかける。

ライナー
「待て。 決着はついていない」
ファウスト
「……。 俺の名は、ファウストだ」

それだけを短く告げ、立ち去るファウストの背をテレサがあっけにとられて見送る。

テレサ
「今のは…」
イネス
「自分の負けだ、ということだろうな」

バッカス
「黙っていてすまなかった。彼もまた、陛下に忠誠を誓ったこの国の騎士だ。陛下のご意向で、最近の平穏に騎士たちの気持ちがたるまぬように、力を貸してくれていたのだ」

バッカスの言葉を聞きながら、ライナーは謎の騎士の立ち去った後を見つめていた。
あれほどの腕を持ちながら、決して表に現れない謎の騎士。彼は何を思い、剣を振るっているのだろうか。

ふとベルティーユと視線が合い、ああ、そうか…とライナーはすべてを理解した。
厳しい態度ながら、常に臣下のことを思うこの若き皇帝は、おそらく彼をこのままただ日陰の身に甘んじさせたくはなかったのだろう。

また会う時には、もう少し違う話もしてみようか。そう思い、ライナーは、ファウストの消えた後を見やった。

■攻略法募集中■
  • 参考:ファウスト戦のデッキ
サポ
風Lv3

風Lv2

風Lv1
属性
攻撃 820 820 820 820 820 810 810 810 875 875
防御 375 375 375 375 375 365 365 365 400 400
■最終更新■(2011-03-27)

本日 -
昨日 -
総計 -

最終更新:2011年03月27日 15:16