ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
中級 №B0002 |
09 / 12 / 08 ~ 09 / 12 / 28 サンタ?に願いを! |
特になし | 3人 | 愛情LV2 (1ポイント) |
プロローグ |
いきなり時は飛んで、今はクリスマス直前。 湾岸学園都市内にある学園では、こういったイベント事は大いに楽しむ傾向にあり、ここ桜ヶ浦学園も例に漏れずクリスマスパーティーの準備真っ只中であった。 そんな準備で忙しいであろう中、あることをお願いしに1年A組の教室へとやってきた。 中を覗くと、部屋の飾りつけやら出し物の準備やらで賑わっていた。 そして、目当ての人物を見つけ、声をかけた。 弥生 「ん? 誰かと思えば、お主か。 どうかしのか? 何か緊急事態でもあったか?」 少し周りを気にしながら、声のトーンを落として聞いてきたので、そうではないということと今回の目的を説明した。 弥生 「ふむ・・・。なるほど、ワシらのクリスマスカードが欲しいとな。お主の頼みとあっては断れるわけもなかろう。 じゃが、皆は見ての通り、今は準備で忙しくてのぅ・・・、皆でというわけにもいかんのじゃが、それでもよいかの?」 それでも構わない旨を伝えると、弥生がさらに続けて、 弥生 「そうじゃのぅ・・・。ただ単にプレゼントとして渡しただけでは、あまりありがたみもなかろう。少し遊んでもらえんかの」 忙しいんじゃなかったのかと突っ込むと、 弥生 「最近、準備ばかりで少し退屈してたのでの。 せっかく顔を出したんじゃし、な」 どうやらこちらが本音のようだ。 やれやれとは思いつつも、快諾するのだった。 |
危険度 ★★ 変身前 KC0005 神名 柚木 800 / 170 / 150 5/8/3/5/5 5ターン終了後 変身後 *** / 185 / 160 10/20/6/10/10 敵サポカ 学力のカードLV1×2 |
弥生 「さて、では1人目は・・・」 弥生が教室をぐるりと見渡した、ある娘のところで止まる。 弥生 「お~い! 柚木~! ちょっとこっちへ来てくれんかの!」 柚木 「あ、はーい」 教室の飾りつけの作業を中断して向かってくる柚木。 こちらをチラリと伺ってから、弥生に 柚木 「どうしたの?」 と聞いている。 そんな柚木に対して、弥生がなにやら耳打ちをした。 大体、どんな内容なのか察しは付く・・・。 柚木 「おっけー!そういうことなら任せて!!」 と、やる気満々になっている。 やれやれと思いつつも、柚木は相当気合が入っているようだ。 これは油断しているとちょっと危ないかもしれない、そんなことを思っていると、弥生がすれ違いざまに 弥生 「大丈夫じゃ。柚木もここの所の準備やら作業やらで疲れておる。 そう力まんでもお主なら大丈夫じゃろうし、他の者の迷惑にもならん」 なるほど、そこまで計算づくってことか。 柚木 「さぁ、行くわよ! あなたには悪いけど勝たせてもらうわよ!」 というわけで、戦いが始まったのだった…。 |
危険度 ★★ 変身前 KC0004 涼風 美春 850 / 180 / 155 5/3/3/2/3 5ターン終了後 変身後 *** / 190 / 160 20/10/15/13/15 敵サポカ 愛情のカードLV1×2 |
柚木 「くっ・・・、この程度で・・・諦める・・・わけには・・・」 弥生 「はいはい、そこまでじゃ。まったく・・・、美春の事となると・・・。 あとで柚木にも渡すから、少し休んでくるんじゃ」 柚木 「あ、本当!? ふぅ、骨折り損のくたびれ儲けになるかと思った」 なんだか急に元気になったみたいで、こちらにも軽く会釈をしてから戻っていった。 弥生 「さて、次はと・・・」 まだやるのか、という突っ込みはなし。 このぐらいは予想の範囲内、それに次の対戦相手は恐らく・・・。 弥生 「美春~! ちょっとこっちに来てくれんかの!」 と、予想通りの名前を呼んでいた。 美春 「弥生ちゃん、どしたのー?」 弥生 「うむ、ちょっと美春に頼みたい事があっての・・・」 と、何やらまた耳打ちでごにょごにょ言っている。 別に隠す事でもないと思うが・・・。 弥生 「ま、なんとなくじゃ」 突然こちらを向いてそんな事を言ってくる。 本当に相手の心を見透かすアビリティでも持ってるんじゃないかと思ってしまう。 美春 「よーし、その約束忘れないでよ! ってことで、私のケーキちゃんのために相手になってもらうよ!」 なるほど、美春はケーキで買収されたようである。 そして、戦いが始まった・・・。 |
危険度 ★★★ 変身前 KC0025 紫苑路 弥生 950 / 180 / 150 10/5/4/5/10 敵サポカ 学力のカードLV1×2 5ターン終了後 変身後 *** / 200 / 160 20/20/20/10/30 敵サポカ |
美春 「うぅ・・・。私のケーキぃ・・・」 弥生 「ほれほれ、そうしょげるでない。 ケーキはあげるから、の?」 とたんに美春の顔が明るくなる。 なんだか、子供をあやすおばあ・・・もといお姉さんのようだ。 美春 「やったー! ありがとね、弥生ちゃん」 弥生 「こちらこそ、準備中にすまなんだの」 こちらにも軽く手を振ってから、柚木達が居る所へと戻っていった。 弥生 「ま、訂正したので許してやるかの・・・。 それじゃ、そろそろ・・・」 これはもう迂闊な事は考えられないな、と思いつつも その後に何を言い出すか、予想は出来ていたのでこちらも準備は出来ていた。 弥生 「ほぅ、お主も中々に分かってたようじゃな。 あまり遊んでばかりもおられんので、これで最後じゃよ」 とは言うものの、この人をあまり相手にしたくないのが正直なところである。 弥生 「心配せんでも大丈夫じゃ。こんな所で本気なぞ出すわけなかろう、安心せい」 この人には勝てる気がしない・・・。 とはいえ、クリスマスカードのためやるしかなかった。 弥生 「では、いくかのぅ」 そして、戦いが始まった・・・。 |
エピローグ |
ちょ、ちょっとそのカードは!? と、こちらが驚いていると、 弥生 「ふふふ、こんなこともあろうかと思ってな。 準備してあったんじゃよ」 全くこの人は・・・。 弥生 「まぁまぁ、中々に楽しかったぞ。いい暇つぶしにもなったしの。 ほれ、約束通りクリスマスカードもあげるからの、そんな顔はするものではない。 ただ、皆に配れる数が用意できておらん。 用意が出来次第、こちらから送るので少し待っておれ」 全ては彼女の思い通りのまま、という事だったみたいである。 弥生 「さてと、あまり遊んでばかりもおれんので、ここらで終いじゃな。 外は寒い、お主も気をつけてな。 それじゃあの! よいお年を・・・」 皆様もよいお年を・・・。 |