ストーリーモードに書かれているストーリーをまとめたページです。

ネタバレ含みますので、純粋に攻略を愉しみたい人は見ないほうがいいです。




Episode 1

プロローグ

”剣の力”と”魔導の力”。
人も、魔族も、”力”でバランスをとり平和な時を過ごしている。
大陸にある小国、ロン公国のはずれにある
森の中から声が聞こえる。
兄弟らしい少年2人と、少女が1人座っている。
アンリ
「兄さまと、1歳しか違わないのに
”オルメカ帝国”の皇帝って・・・驚きだよね?」
ジャン
「大きなお世話だ!
アリシアだって、オレと同じ歳じゃねえか」
アリシア
「しかも新皇帝は、私と同じ女の子。
・・・どうでもいいけど」
”ゴッ”

少女は、硬い拳を、思い切り巨木に叩き込み
ジャンとアンリの兄弟は
少女から、ため息まじりに目をそらす。
人間の住む大陸は ”オルメカ帝国”と”ボルス連邦”
の2大強国が勢力を誇っていた。
そして先月、2大強国の1つ
”オルメカ帝国”に、新皇帝が即位。
”16歳の女性”皇帝は、大陸中の話題となった。
ジャンたちはまだ知らない。
話題の中心である、オルメカ帝国の新皇帝が
ロン公国へ向けて兵を侵攻させていることを。
こうして、この物語は動き出す



1人目 自信家イアン

【第一話 イアン】

ロン公国リベルテ騎士団の騎士ジャン。ジャンの弟で、近衛師団の魔導士アンリ。そして2人の幼馴染で近衛師団兵のアリシアは、いつものように3人1隊となり、国境を越えて侵入する魔族を追い払っていた。

ジャン
「まったく、たいしたことない魔物ばかり。
今日の仕事も楽勝だったなあ」

アンリ
「兄さま…。危うく後ろからやられるところだったけど?」

アリシア
「あのまま"殺られれば"よかったのに。
アンリも助けるなんて、優しいわよねぇ」

ジャン
「何言ってんだよ!オレだって気がついてたって!」


そんな3人の後ろ、誰も気づかず魔族が現れ、話しかける。

イアン
「お前ら、ロン公国の人間か?」

ジャン
「な、なんだ。…魔族?」

イアン
「でっかい軍隊が、この国に向かっていくのを見たもんでね」

アリシア
「…え、何の話?」

アンリ
「"軍隊がこの国に"ってどういうことですか?」

イアン
「そうだな、オレに勝てたら教えてやるよ。
最近、戦う相手がいなくてな。腕試しに付き合ってくれよ。
そうそう、初めての戦いなら【リーダーカードのセット】
【バトルカードのセット】【サポートカード】あたりは
しっかりと調べた方が身のためだぞ」



2人目 闇の精霊

【第二話 闇の精霊】

ロン公国・王都への道の途中。
イアンから"ロン公国へ侵攻する軍隊"の話を聞いたジャンたちは、イアンを倒し王都への道を急いでいた。

アンリ
「さっきの魔族、"でっかい軍隊"って言ってたけど
この辺りで大きい軍隊を持っている国なんて…」

ジャン
「そうだな、オルメカ帝国か、ボルス連邦か」

アリシア
「とにかく"何か"が起きているのよ。急ぎましょう」

しかし、王都へ急ぐ3人の前に精霊が現れ、行く手をさえぎる。

闇の精霊
「…イヤな臭い」

ジャン
「精霊!?
おい、どいてくれないか。急いでるんだ」

闇の精霊
「…どうせ、もう遅い。王都には…行かせない」

アンリ
「"もう遅い"って、どういうこと?」

アリシア
「どういうことも何も"王都へは行かせない"って
つまり、私たちの邪魔をしにきたってことでしょ」

ジャン
「上等だ!それなら押し通ってやるよ。
ロン公国騎士団の力、見せてやる!」



3人目 聖ロンギヌス騎士団エルバ

【第三話 聖ロンギヌス騎士団エルバ】

王都から轟音が聞こえる。

ジャン
「あの音…。やっぱり何かあったんだ!」

アンリ
「見て、煙が上がってる!…街が!?」

ジャンたちが到着した時、すでにオルメカ帝国軍は王都を包囲し、侵攻を開始していた。大陸最強を誇る帝国軍"聖ロンギヌス騎士団"の先頭で、騎士エルバが叫ぶ。

騎士エルバ
「騎士団は全軍進めっ!すべては皇帝陛下の御心のままに!」

ジャン
「おいっ!!何なんだお前ら!」

騎士エルバ
「見てわからぬか?オルメカ帝国"聖ロンギヌス騎士団"だ。
貴様ら…ロン公国の者か?
だが子供に用はない、さがれっ!」

アリシア
「帝国の兵がなんでロンに!?平和条約はどうしたの!」

騎士エルバ
「条約…?くだらんな。陛下の命だ、邪魔をするな。すすめっ!」

アリシア
「ふざけないで!…私たちの国には入れさせないっ!」

ジャン
「そうだ、ロン公国リベルテ騎士団の騎士として命じてやる。
今すぐ兵を下がらせろ!」

ジャンが"リベルテ騎士団"を名乗った直後、
エルバの剣がジャンに向けられる。

騎士エルバ
「そうか、貴様もリベルテの騎士か?
リベルテを名乗る以上は見過ごせぬ、剣を抜けっ!」



4人目 黒のスライム

【第四話 黒のスライム】

聖ロンギヌス騎士団エルバを退けたジャンたち。オルメカ帝国の侵攻は疑う余地はなく、一刻も早く城で皆と合流するために急ぐ3人。しかし、突然アンリが足を止める。

アンリ
「兄さま、僕たち囲まれてるみたいだ…」

ジャン
「え、俺には何も見えないぞ?」

アリシア
「妙な気配を感じる…なに?」

異様な気配を感じ、互いの背を守るように円状に展開する3人。そして、数え切れないほどの"黒いスライム"が3人を囲むように姿を現した。

黒のスライム
「……」

ジャン
「な、なんだこいつら。いつの間に!?」

スライムは横にいるスライムを喰らい、巨大化をはじめる。
そして3人の前に"巨大な黒いスライム"が立ちはだかった。

アンリ
「まさか、この魔物も帝国が!?」

アリシア
「…だとしたら、最悪の趣味ね」

ジャン
「とにかく急がないと…ロン公国が危ないんだ!
こんなところで止まるわけにはいかない!」



5人目 ソル魔導団ビアンカ

【第五話 ソル魔導団ビアンカ】

ようやくロン公国城にたどり着いた3人。しかし、すでにオルメカ帝国軍の軍勢は城壁近くにまで押し寄せていた。そして城壁の前に、仮面をかぶった魔導士が一人立っていた。仮面の魔導士はジャンたちの気配を感じ、振り返りつぶやく。

仮面の魔導士ビアンカ
「…敵?」

アリシア
「何、この女。まさか…帝国の魔導士!」

仮面の魔導士の無防備な様子にアリシアは油断した。仮面の魔導士ビアンカは攻撃呪文を詠唱する。

アンリ
「下がって、アリシアっ!」

直後、ビアンカの"攻撃魔法"がアリシアを襲い、アンリはアリシアの前に飛び出す。轟音と衝撃が入り混じり、巻き上がった砂煙が消える中、アンリは両手を前に突き出し立っていた。そして、魔導士ビアンカの口元には軽い驚きが広がる。

仮面の魔導士ビアンカ
「あの短時間で"防御魔法"を?…興味深い」

アリシア
「ア、アンリ!」

アンリ
「僕なら大丈夫。2人とも油断しないで!この人…危険だ」

ジャン
「こいつ、いきなりふざけた真似をっ!」

アンリ
「兄さま…僕たち3人の手に負える相手じゃないかもしれない」

ジャン
「じゃあ、なおさらだろ。
城の前でウロウロしてる敵を野放しにできるか!
2人とも訓練どおりだ、やるぞ!」

アリシア・アンリ
「…了解!」

仮面の魔導士ビアンカ
「戦うのなら仕方がない。
私も皇帝陛下の命により、あなた達を"潰し"ましょう」



6人目 聖ロンギヌス騎士団ロレス

【第六話 聖ロンギヌス騎士団ロレス】

魔導士ビアンカを倒した3人。しかしビアンカとの戦いは長引き、帝国軍の先陣は城内にまで侵攻していた。城内では、帝国軍の先遣隊隊長ロレスが声を荒げている。


騎士ロレス
「探せっ!徹底的に調べるのだ!」

ジャン
「お前ら、他国の城内で勝手なことを…何してるんだ!」

ロレスはジャンを振り返るが、まるで気にせず、すぐに視線を先遣隊の騎士たちに戻す。

騎士ロレス
「必ずどこかにある、探すのだっ!」

無視されたジャンは、ロレスに向けて剣を抜く。

ジャン
「人の話を聞け!大陸最強といわれる騎士団
"聖ロンギヌス"がこんなこと…正気なのか?」

アリシア
「この国が…私たちが一体何をしたっていうの!?」

ロレスはジャンの剣など気にもせず、騎士たちに指示を続ける。

騎士ロレス
「貴様らには関係のないこと。
さあ、ゆくぞ。2番隊は大公を捕まえろっ!」

アンリ
「レジム様を!?」

ジャン
「ふざけんな…お前ら、ふざけんなよっ!」

ジャンは"雄たけび"をあげ、アリシアが止める間もなくロレスに斬りかかるが、ロレスの剣先は"一瞬"のうちにジャンの喉元に当てられていた。

ロレス
「騎士として剣を抜いた以上、あとには引けぬ。
我が名はロレス・ラウーヤ。
小僧、貴様の名を聞いておこう」

そして、ロレスとの死闘がはじまった。



最終決戦! 聖ロンギヌス騎士団ガルデル

【第七話 聖ロンギヌス騎士団ガルデル】

帝国軍の先遣隊隊長ロレスを退け、大公レジムがいる"王の間"へ急ぐ。しかし、王の間はすでに"聖ロンギヌス騎士団"によって制圧されていた。

騎士団ガルデル
「大公レジムか…さすがに"魔女の大陸遠征隊"
ただ一人の生還者だけのことはある。
改めて聞こう。"天空の娘"、そして"聖杯"はどこだ?」

聖ロンギヌス騎士団ガルデルたちに包囲される中、大公レジムは平然と立っている。その横にはジョゼとテレーズが控えている。そして、ジャンたちが"王の間"に飛び込んでくる。

アンリ
「レジム様っ!」

アリシア
「ここは私たちが!はやくお逃げください!」

大公レジム
「…アリシア」

騎士団ガルデル
「邪魔が増えたが、まあいい。
久しぶりの戦だからな、楽しませろよっ!」

大公レジム
「"魔族崩れ"が"楽しませろ"とな。…ここは私とジョゼで十分だ。
テレーズ、アリシアを連れボルスへ行け」

近衛師団長テレーズ
「レ、レジム様?」

騎士団ガルデル
「レジム、貴様…今"魔族崩れ"と言ったのかっ!」

聖ロンギヌス騎士団三番隊を率いるガルデルは
レジムの言葉に怒り狂うが、レジムは動じない。

大公レジム
「聞こえぬか、テレーズ?
アリシア、ジャン、アンリを連れボルスへ行け。
援軍を請うのだ」

騎士団ガルデル
「レジムーっ!」

"ズン"

ガルデルの怒りに任せた"剛斧"を受け止めるレジム。足元の床は砕け"剛斧"の衝撃が部屋全体に伝わる。
そんな中、ジョゼは落ち着いたままテレーズに告げる。

近衛師団ジョゼ
「テレーズさん、僕が残ります。ご安心を」

大公レジム
「テレーズ、いけ!3人もだ、早くっ!」

近衛師団長テレーズ
「し、しかし」

大公レジム
「枢機卿もいるが、援軍が遅れると危ないのだよ…急げっ!」

近衛師団長テレーズ
「…わかりました。ジョゼ、あとは頼みます!」

ジャン、アンリ、アリシアも大公レジムの怒号を受け、テレーズと城外へ急いだ。そして、レジムとジョゼは帝国軍と対峙した。



エピローグ (1周目)




最終決戦! ソル魔導長メル

【第八話 ソル魔導団長メル】

ロン公国の城内。怒声が飛び交う中、ソル魔導団を率いるメルが歩いていく。

魔導団長メル
「私が出ることになるとは。
"騎士"など曲芸師と同じ…役に立たぬか」

誰にでもなく皮肉をこぼすメルは、魔導士たちを連れ"王の間”へと続く階段をあがろうとする。しかし、そこにはロン公国教皇庁に存在する13人枢機卿の1人、クレールが立っていた。

枢機卿クレール
「…これより先、行かせるわけにはいかんな」

魔導団長メル
「くだらん。平和ぼけしたロンに何ができる」

枢機卿クレール
「それはどうかな?」

2人は互いの力量をはかるように、その手に"ルーン"を浮かばせたまま動かない。そこへ、ボルス連邦に向かうジャンたちが現れる。

ジャン
「クレールさん!」

アンリ
「僕たちも戦います!」

枢機卿クレール
「ジャン、アンリ。お前たちは"すべきこと"があるはずだが?」

アリシア
「で、でも」

枢機卿クレール
「テレーズ、こいつらを連れ一国も早くボルスへ!」

魔導団長メル
「ロン公国も悲しいものだな。こんな小娘に仕切られるとは」

枢機卿クレール
「ふん、私の若さが妬ましいか?年は取りたくないものだ」

2人の魔導士は舌戦を繰り広げる中で一分の隙も与えない。相手の動きを見極め、攻撃の機会をジッと探している。そしてテレーズが動く。

近衛師団長テレーズ
「クレール、この場はお任せします!」

叫ぶが早いか、テレーズはアリシアの腕を取り走り出す。
そして、メルに一瞬の隙が生まれた。

"ギュン"

クレールの放つルーンがメルを直撃、周囲が爆煙で見えなくなる。クレールとテレーズの連携は成功し、ジャンたちは無事に城外へと走り出た。爆煙が消える中、メルは平然と立っている。

魔導団長メル
「私を怒らせたようだな、小娘…いますぐ死ねっ!」

ついに帝国が誇るソル魔導団の団長メルと、ロン公国が誇る13人枢機卿の1人クレールの死闘がはじまった。



エピローグ (2周目)


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最終更新:2011年03月07日 19:12