ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №A0088 |
09 / 04 / 15 ~ 09 / 05 / 11 魔導省の攻防 |
外伝Epi 1 | 3人 | 水LV3 土LV3 機LV2 機LV3 (?ポイント) |
プロローグ |
10英雄の活躍により魔王が封印されてから10年。 封印直後、人々はこれで魔物がいなくなると安堵していたが、実際に魔物の数が減ることがなかった。 そして闇に隠れるように魔族が再び活動を再開させ始めていた。 魔王復活へ向けて・・・。 |
危険度 ★★★★ ES0019 闇の魔導師 ルードヤード 500 / 150 / 150 8/6/8/6/8 敵サポカ 機Lv1×2 |
機械国カルマル。 剣と魔術が主流の時代において、この機械国は特異な存在といっても過言ではない。 だが、遺跡から発掘される旧文明の機械を扱う機械士が多く存在するカルマルでは、魔術こそ特異な存在であり、機械士の理解を超えるものなのだ。 ルードヤード「はっはっはっは。この魔術の素晴らしさを理解できぬ凡人共め。その蔑む眼差しを恐怖に引きつらせてくれる。」 力に溺れ、暴走する者はどの国でも後を絶たない。 暴走する者が魔術師であれば、その国の魔術を管理する者たちが討伐に乗り出す。 カルマルでは、魔導省がこの国に住む魔術師の管理を行っている。 インフィニティ「もうあんたみたいなのがいるから、うちは肩身が狭いのよ。」 彼女こそが魔術師の管理を担う魔導省の元老である。 インフィニティ「悪いけどあんたの魔力は封じさせてもらうわ。それがお互いのためなんだからね。」 カルマルの魔術師の地位を確立する。 それがインフィニティの目標なのだ。 そのためには魔術を悪用する者を見逃すわけにはいかない。 |
危険度 ★★★★★ ES0016 自由人 アルマ 1000 / 235 / 245 10/10/10/10/2 敵サポカ 機Lv2 疾Lv3 重Lv3 |
アルマ「あんた魔導省の人だよね?10英雄の。」 その声は、街中を歩くインフィニティよりも高い位置から聞こえてきた。 インフィニティ「そうだけど、あなた誰?見た感じ、良い人にはあまり見えないけど・・・。」 アルマ「あんたにとっては悪い人だと思うよ。間違いなくね。」 インフィニティ「それで悪い人は、あたしに何の用?」 アルマ「あんたが邪魔なんだって。だから死んでもらうね。」 まるで街中で立ち話をしているような緊張感のないふたりだったが、話の内容は穏やかではなかった。 インフィニティ「死んでって言われて、いいわよ、って答えるほど優しくないわよ。」 アルマ「別に逃げてもいいよ。鬼ごっこは好きなんだ。」 インフィニティ「どこまでも余裕なのね。私ってそんなに弱く見えるかしら。」 穏やかな雰囲気のまま、気の抜けない鬼ごっこが始まった。 |
危険度 ★★★★★★ ES0040 アシュリン 堕ちた天空人 1200 / 245 / 250 12/12/12/12/4 敵サポカ 水Lv2 泡Lv2 鞭Lv1 嵐Lv2 |
インフィニティ「もう、今日は何なのよ。」 魔導省に着くなり、インフィニティは大きな溜息と悪態をついた。 インフィニティ「街の外で魔術師が暴れてるって言うから行って魔力を封じたら、今度はその帰りに命を狙われるなんて、この国ってこんなに危険な場所だったかしら。」 他の人に聞こえるように愚痴を言うインフィニティだったが、その言葉を聞く者はいなかった。 小さな省だが、人の気配がないのは奇妙だった。 奇妙な出来事は今日だけで2回起きている。 滅多に起きない魔術師の暴走と謎の襲撃。 二度あることは三度ある。 2回奇妙なことが起きているのだ。 3回目があってもおかしくはない。 なんとなくそんなことを考え、勝手に納得しそうになったインフィニティだったが、奇妙なことの被害を受けているのは自分自身だということを思い出し、3回目はないことを願った。 だが、こんな時は悪いことのほうが当たるらしい。 インフィニティが自室に戻ると、そこには見慣れた人影がいた。 彼女の補佐を務める魔術師アシュリンだ。 インフィニティ「良かった。誰もいないのかと思ったわ。お茶を入れようと思うんだけどアシュリンも飲む?」 だがアシュリンから返事は返ってこなかった。 インフィニティ「アシュリン?もしかして・・・。」 嫌な予感が当たってしまった。 それまで何も持っていなかったはずのアシュリンの手に、大きな斧が握られていたのだ。 インフィニティ「どうしちゃったの?まさか、ブレスレッ・・・。」 アシュリンはインフィニティの言葉をすべて聞くことなく襲いかかって来た。 だがインフィニティは冷静だった。 アシュリンの腕にあるはずのブレスレットがないことを確認し、最悪な事態が起きようとしていることに気づいたのだ。 |
エピローグ |
インフィニティ「私にあなたは倒せないわ。だって友達だもの。」 防戦一方のインフィニティだったが、余裕がないわけではなかった。 むしろ攻撃に転じたほうが楽な戦いだったが、魔気の影響により狂気にとりつかれたアシュリンと本気で戦う気にはならなかった。 インフィニティ「今日は何度も戦ったから魔力に余裕がない・・・。」 アシュリンのブレスレットは、彼女を魔気から守るためのものだったが、今は壊れている。 インフィニティの魔力で彼女を魔気から守れば、正気に戻るかもしれないが、それだけの魔力はもう残っていなかった。 インフィニティ「このままじゃ負ける・・・。」 狂気によるものなのか、斧を振り回すアシュリンが疲れたそぶりを見せることはなかった。 だが、避け続けているインフィニティは疲労により、明らかに動きが鈍くなっていた。 インフィニティ「きゃ!」 アシュリンの斧がインフィニティの腕をかすめた。 インフィニティ「逃げるしかないみたいね・・・。」 傷を受けたことよりも、アシュリンを助けられずに逃げなければいけないことを悔やみながら、インフィニティは魔導省を後にした。 その後、カルマルでインフィニティを見かけることができるのは5年の時が過ぎた後であった。 |