ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
中級 №A0087 |
09 / 04 / 15 ~ 09 / 05 / 11 土の加護 |
なし | 2人 | 土LV1 土LV2 (5ポイント) |
プロローグ |
ザック「この森のドラゴンはいなくなったか。」 南方の守護者ザックは、天空都市の南に生息するドラゴンの飛来に頭を悩ませていた。 これまではドラゴンから天空都市を守ってこれたが、これからも絶対に大丈夫だとは言い切れない。 だが、ドラゴンを駆逐するのでは身勝手すぎる。 苦悩しながらも、ザックは自分の役目をまっとうするために警戒を強めるのだった。 |
危険度 ★★ EC0533 土の聖獣 ブラン 1700 / 260 / 260 6/4/8/4/4 敵サポカ 風Lv3×4 |
ブラン「よいしょ、思ったよりもこの実重いなぁ。」 その声は木の根元から聞こえてきた。 ザックが声の主を探すとすぐに見つかった。 ブラン「あれ、人が何でいるの?もしかして僕の持ってる実を取りに来たとか?」 ザックはこれまでもこの森に入ったことはあったが、目の間にいる小動物のような生き物に出会ったことはなかった。 そのため、ブランの言葉にすぐに反応できなかった。 ブラン「僕の質問に答えないってことは図星かな?でも、あげないよ。僕が先に見つけたんだからね。」 食べ物に対する執着心が強い土の聖獣ブランは、集めた果物を守るためにザックに襲い掛かってきた。 |
危険度 ★★★ EC0559 ブラン 覚醒 1850 / 250 / 240 10/10/10/15/1 敵サポカ ??? |
ブラン「なんだ。食べ物を奪いに来たんじゃないのか。」 誤解と気づいたブランは、ほっとしたらお腹が空いたらしく、持っていた果物にかじりつき始めた。 ブラン「おっやっぱりこれおいしいよ。少し前までこの森にドラゴンが出たから、近づかないようにしてたんだ。今日は勇気を出して来てみてよかった。」 先ほどまで戦っていたときとは違う満面の笑顔でブランは食べ続けた。 ザック「しばらくはこの森にドラゴンは来ないと思うぞ。俺が追っ払ったからな。」 ブラン「ん?お前がドラゴンを倒したのか?」 ザック「倒してはいないさ。天空都市を襲うようなドラゴンには手加減はしないが、この森から追い出すのは俺たちの身勝手な話だからな。」 ブラン「なるほどね。だからこの森は悲しんではいないのか。ドラゴンでも人でも生きているものが死ぬのは森が悲しむんだ。」 森が悲しむ? ザックはその言葉を不思議そうに聞いていたが、ブランは話を続けた。 ブラン「お前、結構良い奴みたいだな。でも不安がってる。守れない時がくるかもしれないって。」 ザック「人の心を勝手に読めるのか?」 ブラン「読めるわけじゃないよ。なんとなく感じたんだ。」 確かにザックは自分の力が足りなくて、天空都市を守れない時が来ることを不安がっていた。 少しでも不安がなくなるように、毎日激しい鍛錬を続け、そしてこうした見回りを欠かさなかった。 ブラン「お前、僕と友達になるか?」 ザックを気に入った土の聖獣ブランは、ザックの力を今一度試すことにした。 |
エピローグ |
ブラン「僕とお前友達。友達が困ってたらおれも手伝うぞ。」 その言葉が何を意味するのかザックが理解するまで時間が必要だった。 とりあえずザックは、人の言葉を話す小さな生き物がじゃれてきて、友達と言ってきた、ぐらいにしか考えていなかった。 ザック「よし。それじゃお前と俺は友達だ。だから友達の言うことはよく聞けよ。この森は安全じゃないからもう来ちゃ駄目だ。」 ブラン「なんでだ?もしかしてお前、この果物を一人占めする気か?」 こうしてザックと土の聖獣ブランは契約を結んだのだった。 |