[ Rance - 光を求めて - ]
Ver 1.05(Windows)
(注釈、Rance - 光を求めて -のみ黄色、Windowsは緑色、他は白)
(注釈、キースの文章内のみ黄色、ランスは緑色、シィルはピンク、他は白)
(注釈、5行目まで文章がある場合、Push表示がある時とない時の2パターン存在する)
プロローグ
キース「今回はこの仕事を引き受けて貰いたい。」
Push
ギルドビルの一室にある部屋に俺はキースから仕事を
もらうためキースに会いに来た。
部屋に入ると大きな事務用のテーブルにふかぶかと腰を
掛けているキースがいた。
Push
歳は40才後半から50才というところだろうか、体中あぶら
きってぶたの様な体格は回りにいる人を不愉快にさせる。
Push
俺はこの男が大嫌いだが、仕事のためにしかたなしに会っている。
キースは引出しからはまきを取り出すと、のろのろとした動作で
火を付けた。
Push
キース「そろそろ、お前も結婚したらどうだ。
なんなら俺がいい女を紹介してやってもいいぜ。」
いやらしい面構えでキースは、ねちねちと話した。
Push
ランス「さっさと仕事の話をしてくれないか。」
キース「せっかちな野郎だな。まあいい。」
Push
そう言うと白い封筒の中から一枚の写真を取り出し、それを
机の前に置いた。
Push
キース「この写真を見てくれ。」
俺は机の上の写真を取って見た。写真には笑顔の白いドレスを着た
赤い髪の美しい娘が写っていた。
Push
ランス「ほー、なかなかかわいいじゃないか。」
キース「この娘を見つけ出して保護して貰いたい。」
Push
ランス「なんだ、人捜しか。
で、この娘 なに者なんだ。」
Push
キース「ブラン家の次女だ。
名前は、ヒカリという。
3週間前パリス学園に通っていて行方不明になった
そうだ。」
Push
ランス「パリス学園ってあのお金持ちのお嬢様学校か。
逃げ出したんじゃないのか」
Push
キース「彼女のルームメイトの話によると深夜、二人の女忍者が
現われて彼女をさらっていったそうだ。」
女忍者ね・・まだそんなのが生きているのかよ。
Push
キース「いまだ、身代金の要求とかは無いようだ。」
ランス「営利誘拐では無いのか、じゃなんのために?」
Push
キース「さあな、とにかくお前はこの娘を助け出せばいい。」
ランス「まあ、いいだろう。
で報酬は?」
Push
キース「20000!」
ランス「破格値じゃないか。どうしたんだ。」
Push
キース「それだけブラン家では、大事な娘なんだろう。」
ランス「まかしときな、俺がすぐに解決してやるさ。」
・
・
Push
俺は、アジトに帰ると今回の仕事の計画を立てることにした。
封筒の中には写真1枚と数枚のレポート・・・
Push
シィル「ランス様、お茶が入りました。 」
部屋の奥からお茶を持ってシィルが現われた。
Push
シィル・プラインは、俺が某悪徳魔法使いから15000
GOLDで買い取った魔法使いだ。
特殊な魔法が彼女には掛けられており俺の命令には絶対服従だ。
魔法を使えない戦士の俺にとってレベル13の魔法使いシィルは、
とてもやくにたつ相棒だ。
シィル「あの・・次のお仕事、決まったのですか?」
ランス「人捜しをする事になった。」
Push
簡単に今回の仕事のことを説明した。
俺は、頭の中で今回の作戦を考えた。
Push
とにかく街に行って調べてみなくてはならないし。
パリス学園の方も気になるな。でもあそこは女子学校だから・・
Push
ランス「お前、パリス学園に入学して情報を集めろ。」
シィル「えっ、学校に行かせてもらえるのですか?」
Push
ランス「ばか、情報を集めるんだよ、情報を。
特にさらわれた娘と親しかった友達などを調べろ。」
シィル「はい、わかりました。」
Push
優秀なシィルは、パリス学園の途中入学の審査にやすやすと
うかると潜入に成功した。
さすが魔法を使うだけはあって頭がいい。
俺はシィルから遅れること1週間、目的の街に向かった。
Push
・・・・しまった、サイフも武器もみんな忘れてしまった。
俺とした事が、取りに帰る時間もないし・・
いいか・・なんとかなるだろう・・・
ここは、酒場の前です。