千鍼@Wiki
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千鍼@Wiki
ja
2008-01-10T15:42:29+09:00
1199947349
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表裏弁証
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/25.html
<h2>1.表証</h2>
<p> </p>
<h4>・概念</h4>
<p> </p>
<p>六淫の邪が皮毛や口鼻から人体に侵入することによって生じる、外感病の初期段階にみられる症候。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<h4>・病因病機</h4>
<p> </p>
<p>六淫の邪(風・暑・湿・燥・寒・火)が人体を侵襲する。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<h4>・症状</h4>
<p> </p>
<p>発熱・悪寒(あるいは悪風)・苔薄白・浮脈+頭痛・身体痛・鼻塞・鼻水・咳嗽</p>
<p> </p>
<p> </p>
<h4>・分析</h4>
<p> </p>
<p>発熱…外邪が肌表を襲う為、肌表を守る衛気が邪気と抗争し、熱を発する</p>
<p> </p>
<p>悪寒(悪風)…風寒の邪の侵襲によって衛気(陽気)が閉じ込められ、悪寒を生じる。あるいは、風熱の邪の侵襲によってそう理(毛穴)が開き悪風を感じる。</p>
<p> </p>
<p>苔薄白…邪が体内深く侵入していない為、舌苔の変化も顕著には現れない</p>
<p> </p>
<p>脈浮…衛気と邪気が肌表で抗争していることを表す。</p>
<p> </p>
<p>頭痛、身体痛…邪が体表部位の経絡に鬱滞し、気血の運行を妨げる。</p>
<p> </p>
<p>鼻塞、鼻水、咳嗽…肺は皮毛をつかさどり、鼻に開竅する。外邪が肌表を襲うと、その影響で肺の宣発の機能が失調する。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<h4>・治法</h4>
<p> </p>
<p>辛散解表</p>
<p> </p>
<h2>2.裏症</h2>
<h4>・概念</h4>
<p>人体深部(臓腑・気血・骨髄)の病変を反映する症候。</p>
<h4> </h4>
<h4>・病因病機</h4>
<p><strong>外感病</strong> 表邪が裏に侵入</p>
<p> 外邪が直接臓腑を侵襲・・・『直中(じきちゅう)』</p>
<p><strong>内感病</strong> ストレス、飲食の不節制、肉体疲労</p>
<p>それによって臓腑の機能が失調する。</p>
<p> </p>
<h4>・症状</h4>
<p>省略</p>
<h4>・治法</h4>
<p>省略</p>
<p> </p>
<p>
2008-01-10T15:42:29+09:00
1199947349
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八綱弁証
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/24.html
<p>四診で得られた情報を分析し、陰・陽・表・裏・寒・熱・虚・実の八つの症候に分けることによって病位、病性、生気と邪気の力関係等を判断する弁証方法。</p>
<p align="left"> </p>
<h2 align="left">八綱の概念</h2>
<p> </p>
<p><strong>陰・陽・表・裏・寒・熱・虚・実</strong>を指す。</p>
<p> </p>
<p>表裏は疾病の部位を、寒熱は疾病の性質を、虚実は生気と邪気の力関係を表す。陰陽はこれらを概括して疾病の類型を表す。</p>
<p> </p>
<p>
陰陽は他の六綱を概括するため八綱の総綱と言われる。すなわち、<strong>表・熱・実証は陽</strong>に、<strong>裏・寒・虚証は陰</strong>に属す。</p>
<p> </p>
<h2>八綱の相互関係</h2>
<p> </p>
<p>
八綱は相互に関連しあっており一つ一つを切り離して考えることはできない。この為、表裏を弁別するときは寒熱虚実と、寒熱を弁別するときは表裏虚実を、虚実を弁別するときは表裏寒熱と結びつけて考える必要がある。</p>
<p> </p>
<p>
また、疾病の変化は複雑なため、表裏、寒熱、虚実が同時に出現したり、転化がみられたり、疾病の本質とは異なる仮の現象が出現するなど、様々な状況が生じる。弁証の際はこれらの点にも注意を要する。</p>
2007-12-27T10:34:21+09:00
1198719261
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脈診
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/22.html
**脈診の順序
①全体の脈状を察する。
②身体の各部(左右・上中下〔三焦〕)を察する。
③経絡の証を察する。
**1.全体の脈状を察する。
①軽病、難病、不治の判定。
②陰陽虚実の四証を察する。
③遅数、滑濇 、長短、結代に注意する。
**1)軽病、難病、不治の判定
軽病
・浮沈、虚実、遅数が中等なもの。
・六部定位が全体的に虚実差の少ないもの。
・左右の虚実差が少ないもの。
・緩気(中脈の胃気)が十分にあるもの。
・脈状と病状が一致しているもの。
・病が相生病で、脈状も相生脈のもの。
難病
・浮沈、虚実、遅数が過度のもの。
・六部定位の全体的虚実差が過度のもの。
・左右の虚実差が過度のもの。
・緩気を失って過度に硬いもの。
・逆に、緩気がまったく硬さを失って、雲煙のように脈形が霧散してさだまりにくいもの。
・脈状と病状が相反するもの。
・覆溢の傾向があるもの(脈位の上方か下方かの一方に極端に脈拍が偏向して強いもので、上方(先)に脈勢が強く偏向したものを溢といい、下方(後)して強いものを覆という)
・結代のはなはだしいもの
・腹部の腎間の動悸(臍から気海丹田にかけて拍動する動悸)がはなはだしく、六部定位の虚実が過度のもの
不治-死脈
・胃気の緩気(中脈の緩気)が絶して、極度に硬化したもの(弦脈、石脈が極端になったもの)。これは陽気が絶え、独陰となったものである。
・胃気の緩気が絶して、脈形が霧散し、まったく定まらないもの。これは陰気が絶して、独陽となったもので、煙に触れるように形のない脈である(散脈が極端になったもので、陰絶独陽になったもの)
・陰陽二気が分散する結果、極端に関格覆溢をなしているもの(脈の上方または下方へ、拍動が極端に偏向したもので、上方へ強くなったものを溢、下方へ強くなったものを覆という)。
・過度の遅脈で、一息半に一動するもの(損脈の死脈)。
・極度の数脈で、一息に十動以上、すなわち一分間に一五〇動以上、平脈の倍以上のものである(至脈の死脈)。
・胃気の緩気がなくなり、四季の脈、すなわち弦脈、洪脈、毛脈、石脈が単独となったもの。
・七死脈
2006-05-07T08:57:21+09:00
1146959841
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精
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/21.html
**(1)先天の精
1.先天の精とは、両親より受け継いだ精のことである。先天の精は生命の素であり、人体の諸器官・組織を構成し、これを成長させていく素となるものである。
2.先天の精は、人が誕生した後、五臓の腎にしまわれ、発育・熟成および生殖という基本的な生命活動を起動させる。
3.先天の精は、後天の精によって補給され、生きている間は枯渇する事がない。この精が気に変化すると原気となり、臍下丹田にあつまり(三焦の原気)、人体の基礎活力として働く。
**(2)後天の精
1.後天の精とは、飲食物より得られる精をいい、脾胃(中焦)で作られる。
2.後天の精は、人体で活動する営気・衛気・宗気・津液・血の素となる。
3.後天の精は、先天の精を補給し、生命活動を支える基盤として働く。
若い人や、食事・呼吸・運動がきちんとしている人などは。この精(先天・後天あわせたもの)が盛んで生命力も旺盛であり、臓腑・筋骨も丈夫で気力も充実している。したがって活動的で、外邪や外傷に対する抵抗力も強く、疾病になりにくい。また、外傷や疾病になっても治りやすい。
これに対して、老人や過労・過房などにより精が不足すると、生命力は弱まり、全身の臓腑・器官も虚弱となり、筋骨も脆くなる。その結果、体温の低下、冷え、疾病にかかりやすい、老化が早まるなどを呈する。
精を充実させるには、腎を補う事はもちろんであるが、神気の不安定などの障害となるものを除き、気血のめぐりをよくするために適度の運動と、正しい呼吸をし、適切な食事をすることである。
2006-04-29T22:14:18+09:00
1146316458
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気血津液
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/20.html
(1)気の生成と種類
気・血・津液は臓腑・器官・経絡などの生理活動を営む源となるものである。
気は活力があり、休むことなく活動する精微な物質である。
気には
・すべての臓腑・器官・組織の新陳代謝などを推し進める働き(推動作用)
・体熱を生産・保持する働き(温煦(おんく)作用)
・疾病の原因から生体を守る働き(防御作用)
などの作用がある。
血は血液を指す。津液は、体内の正常な水分の総称である。
・血と津液はともに液状物質で濡養・滋潤作用などがある。
臓腑・経絡などが生理活動を営むためには、気・血・津液に頼らねばならず、また、気・血・津液の生成と代謝は臓腑・経絡などの生理活動に頼っている。
気・血・津液は、精が精製変化したものである。両親より受けついだ先天の精と、水穀から得た後天の精から『原気』が作られ、天の陽気(呼吸)、地の陰気(水穀)からは『宗気』『営気』『衛気』『血』『津液』が作られる。
そのうち、『原気』『宗気』はそれぞれ一定の所に集まって働き、『営気』『衛気』は経絡を介して人体を巡って活動する。
2006-04-29T21:36:24+09:00
1146314184
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心包
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/19.html
心包とは君主たる心が最も信頼する器官で、心を包んで保護し、心に代わって邪を受ける。また、喜怒哀楽などの感情を発露する。
心が内外の邪によって損傷されると、神が去って死となる。そのため心包は心が滅多なことでは損傷されることがないように、外衛となって守っている。心包はまた、心包絡、あるいは膻中ともいわれる。
東洋医学では虚血性心疾患など、現代医学で心臓病としているものの多くを心包絡の病と考える。
・膻中は臣使の官、喜楽これより出づ
・膻中は、心主の宮城なり。(『霊枢』:脹論篇)
2006-04-29T21:16:09+09:00
1146312969
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三焦
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/18.html
特定の器官ではない。
体幹を上焦・中焦・下焦に分け、それら体幹の臓器の働きをすべて指す。
2006-04-29T12:54:43+09:00
1146282883
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膀胱
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/17.html
人体内に取り入れられた水分は、肺・脾・腎・三焦の働きにより全身を巡った後、膀胱に集められ、尿となって排泄される。
2006-04-29T12:52:26+09:00
1146282746
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大腸
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/16.html
小腸から送られてきた糟粕を転送しながら変化させ、糞便として肛門から排泄する。
2006-04-29T12:51:06+09:00
1146282666
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胃
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/15.html
胃は、脘と同義。脾とともに飲食物を消化吸収し、気を全身に送り出す。
2006-04-29T12:50:15+09:00
1146282615