千鍼@Wiki
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千鍼@Wiki
ja
2012-02-16T10:55:18+09:00
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肝
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/8.html
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**1.肝は魂を蔵し、判断力や計画性などに関係する。
肝が病むと冷静な判断ができなくなり、イライラしたり、おどおどしたりする。
**2.肝は血を蔵す
。
肝は、昼間各器官の血液量を調整し、夜間は血液を貯蔵して身体を休める働きがある。
**3.肝は筋を司る。
筋は腱と解釈されている。
**4.肝の栄は爪なり。
爪は筋のあまりとされる。
**5.肝は目に開竅する。
肝の機能は目に反映される。肝の働きが正常であれば目は良く物を判断し、見極めることができる。
**6.肝の液は涙である。
肝の働きが正常であれば涙は目を適度に潤す。働きが悪くなると目が乾いたり涙が流れすぎたりする。
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***1.肝血虚
主因 ①脾胃虚弱による気血の不足、出血が原因の血の消耗
②蔵血作用の低下
解説 蔵血能力が弱化することから血虚になり、筋脈を滋養できなくなる。
婦人科系では肝血が衝・任脈を養わない。
症状 ①筋・爪・目を養えなくなる:爪が淡色、目のかすみ、夜盲症、四肢の痺れ・震え
②顔の滋養の不足:顔色が蒼白
③神を養えない:多夢
④脳を滋養できなくなる:めまい、耳鳴り
⑤衝・任脈の失調:生理不順、閉経
舌診 :舌質・・・淡 舌苔・・・白
脈診 :弦・細・弱
治療原則 鍼灸・・・滋補肝血
漢方・・・養血柔肝
処方穴
膈兪―血会 和血理血の作用があり、血虚に用いる経穴とされている
三陰交―疏肝調脾(肝の疏泄を促して脾を調節する)の効果があり、血分の瘀滞を取り除いて気血を下降させ、活血通経を行う
太衝―肝経の原穴。肝経の経気の注ぐところで、疏肝理気、通経活血の効果がある
肝兪―疏肝利胆を行う
血海―理血調経と去風利湿を促し、特に女性の不正子宮出血等を防ぐことができる
2012-02-16T10:55:18+09:00
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トップページ
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/1.html
このページは管理人の鍼灸師チハリが自分の勉強の為に作成したものです。
鍼灸、気功などの東洋医学の勉強の日記や辞典として使用する予定です。
作成日時 平成18年4月27日
鍼灸治療院千鍼
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2012-01-31T10:34:40+09:00
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表裏弁証
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/25.html
<h2>1.表証</h2>
<p> </p>
<h4>・概念</h4>
<p> </p>
<p>六淫の邪が皮毛や口鼻から人体に侵入することによって生じる、外感病の初期段階にみられる症候。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<h4>・病因病機</h4>
<p> </p>
<p>六淫の邪(風・暑・湿・燥・寒・火)が人体を侵襲する。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<h4>・症状</h4>
<p> </p>
<p>発熱・悪寒(あるいは悪風)・苔薄白・浮脈+頭痛・身体痛・鼻塞・鼻水・咳嗽</p>
<p> </p>
<p> </p>
<h4>・分析</h4>
<p> </p>
<p>発熱…外邪が肌表を襲う為、肌表を守る衛気が邪気と抗争し、熱を発する</p>
<p> </p>
<p>悪寒(悪風)…風寒の邪の侵襲によって衛気(陽気)が閉じ込められ、悪寒を生じる。あるいは、風熱の邪の侵襲によってそう理(毛穴)が開き悪風を感じる。</p>
<p> </p>
<p>苔薄白…邪が体内深く侵入していない為、舌苔の変化も顕著には現れない</p>
<p> </p>
<p>脈浮…衛気と邪気が肌表で抗争していることを表す。</p>
<p> </p>
<p>頭痛、身体痛…邪が体表部位の経絡に鬱滞し、気血の運行を妨げる。</p>
<p> </p>
<p>鼻塞、鼻水、咳嗽…肺は皮毛をつかさどり、鼻に開竅する。外邪が肌表を襲うと、その影響で肺の宣発の機能が失調する。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<h4>・治法</h4>
<p> </p>
<p>辛散解表</p>
<p> </p>
<h2>2.裏症</h2>
<h4>・概念</h4>
<p>人体深部(臓腑・気血・骨髄)の病変を反映する症候。</p>
<h4> </h4>
<h4>・病因病機</h4>
<p><strong>外感病</strong> 表邪が裏に侵入</p>
<p> 外邪が直接臓腑を侵襲・・・『直中(じきちゅう)』</p>
<p><strong>内感病</strong> ストレス、飲食の不節制、肉体疲労</p>
<p>それによって臓腑の機能が失調する。</p>
<p> </p>
<h4>・症状</h4>
<p>省略</p>
<h4>・治法</h4>
<p>省略</p>
<p> </p>
<p>裏症の範囲は非常に広い。具体的な症状と治法については、虚実弁証および臓腑弁証を参照。</p>
<p> </p>
<p><strong>鑑別のポイント</strong></p>
<h3>表症</h3>
<p><strong>病程</strong> 急に発病し病程は短い</p>
<p><strong>寒熱</strong> 発熱と悪寒がともに出現</p>
<p><strong>舌苔</strong> 無変化※</p>
<p><strong>脈</strong> 浮</p>
<p>※ 風熱表証では舌尖、舌辺が紅くなる。</p>
<p> </p>
<h3>裏症</h3>
<p><strong>病程</strong> 久病で病程は長い</p>
<p><strong>寒熱</strong> 発熱のみ、あるいは畏寒のみ出現</p>
<p><strong>舌苔</strong> 多変化</p>
<p><strong>脈</strong> 沈</p>
2008-01-10T15:42:29+09:00
1199947349
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メニュー
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/2.html
メニュー
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-[[虚実弁証]]
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**-[[気功]]
-[[メニュー2]]
2007-12-27T10:36:33+09:00
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八綱弁証
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/24.html
<p>四診で得られた情報を分析し、陰・陽・表・裏・寒・熱・虚・実の八つの症候に分けることによって病位、病性、生気と邪気の力関係等を判断する弁証方法。</p>
<p align="left"> </p>
<h2 align="left">八綱の概念</h2>
<p> </p>
<p><strong>陰・陽・表・裏・寒・熱・虚・実</strong>を指す。</p>
<p> </p>
<p>表裏は疾病の部位を、寒熱は疾病の性質を、虚実は生気と邪気の力関係を表す。陰陽はこれらを概括して疾病の類型を表す。</p>
<p> </p>
<p>
陰陽は他の六綱を概括するため八綱の総綱と言われる。すなわち、<strong>表・熱・実証は陽</strong>に、<strong>裏・寒・虚証は陰</strong>に属す。</p>
<p> </p>
<h2>八綱の相互関係</h2>
<p> </p>
<p>
八綱は相互に関連しあっており一つ一つを切り離して考えることはできない。この為、表裏を弁別するときは寒熱虚実と、寒熱を弁別するときは表裏虚実を、虚実を弁別するときは表裏寒熱と結びつけて考える必要がある。</p>
<p> </p>
<p>
また、疾病の変化は複雑なため、表裏、寒熱、虚実が同時に出現したり、転化がみられたり、疾病の本質とは異なる仮の現象が出現するなど、様々な状況が生じる。弁証の際はこれらの点にも注意を要する。</p>
2007-12-27T10:34:21+09:00
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脈診
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/22.html
**脈診の順序
①全体の脈状を察する。
②身体の各部(左右・上中下〔三焦〕)を察する。
③経絡の証を察する。
**1.全体の脈状を察する。
①軽病、難病、不治の判定。
②陰陽虚実の四証を察する。
③遅数、滑濇 、長短、結代に注意する。
**1)軽病、難病、不治の判定
軽病
・浮沈、虚実、遅数が中等なもの。
・六部定位が全体的に虚実差の少ないもの。
・左右の虚実差が少ないもの。
・緩気(中脈の胃気)が十分にあるもの。
・脈状と病状が一致しているもの。
・病が相生病で、脈状も相生脈のもの。
難病
・浮沈、虚実、遅数が過度のもの。
・六部定位の全体的虚実差が過度のもの。
・左右の虚実差が過度のもの。
・緩気を失って過度に硬いもの。
・逆に、緩気がまったく硬さを失って、雲煙のように脈形が霧散してさだまりにくいもの。
・脈状と病状が相反するもの。
・覆溢の傾向があるもの(脈位の上方か下方かの一方に極端に脈拍が偏向して強いもので、上方(先)に脈勢が強く偏向したものを溢といい、下方(後)して強いものを覆という)
・結代のはなはだしいもの
・腹部の腎間の動悸(臍から気海丹田にかけて拍動する動悸)がはなはだしく、六部定位の虚実が過度のもの
不治-死脈
・胃気の緩気(中脈の緩気)が絶して、極度に硬化したもの(弦脈、石脈が極端になったもの)。これは陽気が絶え、独陰となったものである。
・胃気の緩気が絶して、脈形が霧散し、まったく定まらないもの。これは陰気が絶して、独陽となったもので、煙に触れるように形のない脈である(散脈が極端になったもので、陰絶独陽になったもの)
・陰陽二気が分散する結果、極端に関格覆溢をなしているもの(脈の上方または下方へ、拍動が極端に偏向したもので、上方へ強くなったものを溢、下方へ強くなったものを覆という)。
・過度の遅脈で、一息半に一動するもの(損脈の死脈)。
・極度の数脈で、一息に十動以上、すなわち一分間に一五〇動以上、平脈の倍以上のものである(至脈の死脈)。
・胃気の緩気がなくなり、四季の脈、すなわち弦脈、洪脈、毛脈、石脈が単独となったもの。
・七死脈
2006-05-07T08:57:21+09:00
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陰陽五行論
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/5.html
**(1)天人合一思想
人間は社会を形成する以前、森の中や草原で生活をしていたときは四季の移り変わりや一日の太陽の変化に合わせた生活を営んでいた。自然界から食物を得、大気を呼吸していた。自然に養われ、育てられていたといっても良かろう。人間は大自然の一部であり、自然の法則に従った生活を送っていたのである。
このような考え方に則って人間を小宇宙、自然を大宇宙とみなして人間が生存する法則は自然の法則と同じとする考えが『天人合一説』である。
**(2)気の思想
古代中国では『気』を空間と時間の具体的な事象として解釈した。
◇天地万物の生成について(『列子』:天瑞篇 『淮南子』:天文訓)
宇宙の始まり・・・まだ形もなく、混沌とした広がりがあるのみ(太易)。
気の始まり・・・・混沌とした広がりの中から気が生じる(太初)。
陰陽気の始まり・・気が分化して清軽な気(陽気)と重濁な気(陰気)とになる。
天地の始まり・・・清軽な気は上って天となり、重濁な気は下って地となる。
万物の始まり・・・転地の陰陽の二気から四季が生じ、さらにそれによって人を含めて万物が生じる。
◇人の生命の生成と活動について(『荘子』:知北游篇 『素問』:六節蔵象論篇 『霊枢』:決気篇)
生命の始まり・・・両親から陰(母)と陽(父)の精気を受けて、これが合して一個の生命が始まる。
生後の活動・・・天の陽気(空気中の活動源)と地の陰気(飲食物中の活動源)を取り入れて生命活動を維持する。
生・病・死について・・・体内の陰陽の気が調和していれば健康であり、陰陽の気が不調和になると疾病になり、気が散逸すると死ぬ。
**(3)陰陽論
古代中国の思想家たちは、万物が形をとって現れる状態、すなわち、一切の現象はすべて正と反の二つの面を持っていると考えた。正と反、すなわち陰と陽の対立や消長などの相互関係を、自然界の全ての現象を解釈する上での基本的な観点としたのである。『老子』はこれを「万物は陰を負うて、陽を抱く」といい、『易経』では「一陽一陰、之を道と謂う」という。
『易経』:繫辞(けいじ)伝
「易に太極あり、これ両儀を生ず。両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。」
両儀・・・陰陽
四象・・・少陰・老陰・少陽・老陽
八卦・・・乾・兌・離・震・巽・韓・坎・艮・坤
--・・・の爻・・・陰・・・牝
―・・・の爻・・・陽・・・牡
陰陽学説では、世界の本質は気であり、陰陽の二気の対立と統一によるものであるとみる。『素問』:陰陽応象大論篇は、「清陽は天と為り、濁陰は地と為る。地気は上りて雲と為り、天気は下りて雨と為る。」とのべ、宇宙間の全ての事象は陰陽相互の対立と統一によっており、この矛盾した運動が宇宙間の一切の事物に内在する固有の性質であるとする。つまり、一切の発生、発展はみな陰と陽の対立と統一という矛盾運動の結果である。
陰と陽は、相互に対立し、また相互に関連する事物の属性を代表している。
陽=積極的に動くもの、外向的、上昇的、温熱的、明瞭なもの
陰=相対的に静止したもの、内向的、下降的、寒冷的、あるいは暗いもの
水と火の関係で言えば「水を陰となし、火を陽となす」とし、水は寒で潤下するから陰に属し、火の性質は熱して炎上するから陽に属す。動と静では『静かなる者を陰、動く者は陽」とし、相対的に静止した事物は陰に属し、陽は動を主るから、積極的な運動は陽に属す。
事物の陰陽属性は絶対的なものではなく、相対的なものである。このような相対性は一定の条件下で相互に転化する。すなわち、陰は転化して対立物の陽になることがあるし、陽もまた、転化して陰になることがある。
事物は、陰陽の両側面に無限に分けることが出来る。例えば、昼は陽で、夜は陰であるが、午前と午後に分けて言えば午前は陽中の陽で、午後は陽中の陰である、また、夜中の前半と後半でいえば、前半は陰中の陽で後半は陰中の陰である。このように見れば、宇宙のどのような事もすべて陰と陽の二つに分類する事が出来る。この種の相互対立や相互連携の現象は、自然界のいたるところで見ることが出来る。このことを『素問』:陰陽離合論篇は「陰陽はこれを数えて十とすべく、これを推して百とすべく、これを数えて万とすべし。万の大なるは勝げて数うべからず。しかりその要は一なり。」と述べている。
2006-04-29T22:30:55+09:00
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腎
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/12.html
**1.腎は精を蔵し、生命力の根源である元気をもたらす
。
腎は生命力と成長、生殖力の根源である。また、根気がいる細かい作業をやり抜き通す力もわいてくる。そこで「作強の官、技巧これより出ず」といわれる。
腎精が衰えると元気がなくなり、活動が低下し、身体が冷える。また、生殖能力も低下し、疾病にかかりやすく治りにくくなり、さまざまの老化現象を呈する。
**2.腎は津液を主り、全身の水分代謝を調節する。
脾が胃において、水穀から分離して上に送り、肺が全身に散布した津液は、不要となった後を腎が、これを集めて処理する。津液全体を調節しているのが腎である。
この水分調節がうまくいかなくなると、浮腫・尿閉や頻尿・下痢などの症状が現れる。
**3.腎は骨を主り、その状態は髪に反映する。
腎精は髄を育成する。髄は骨の中にあり骨に栄養を与えている。腎が正常であれば精が十分あり、髄が充実するので骨も歯も丈夫である。また、髪も黒くつやつやかでよくのびる。
腎精が不足したり、老化により衰えると発育不良や老化に伴う歯牙の異常、骨がもろい、腰が曲がる、白髪、脱毛などの症状が現れる。
**4.腎は耳と二陰に開竅する。
腎は耳を通して外界と交流している。腎精がしっかりしていれば、耳はよく音声を聞き分けて判断できる。
老化などにより腎が衰えると、難聴、耳鳴りなどの症状が現れる。
腎はまた、水分を調節し調節した結果が大小便となって体外に排泄される。大小便口が二陰(前陰=小便口 後陰=大便口)である。大小便の異常は腎の異常でもある。
**5.腎の液は唾である。
腎は歯牙を支配している。歯牙の生えているところから湧き出る液が唾である。
2006-04-29T22:17:50+09:00
1146316670
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肺
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/11.html
**1.肺は気を司り、心を助けて臓腑や器官の働きを調整する。
肺は、呼吸を通じて天の陽気を体内に取り入れる。この天の陽気と、脾胃の働きによって飲食物から得た地の陰気が合して、宗気・衛気・営気・津液・血となる。このうち営気と血は脈中を行き、衛気と津液は、肺の働きにより全身に散布される。これらに臍下にあつまる原気が加わり、混然一体となって気を体内の隅々にまで行きわたらせる。心が血を、肺が気を、すなわち、心肺あいまって気血を全身にめぐらせることにより、全ての臓腑・器官・組織の生理活動が営まれる。
そこで肺は「気の本」「相傅の官」といわれるのである。
**2.肺は皮毛を司る。
肺の働きが正常であれば、皮膚は潤い環境の変化に素早く対応できる。
**3.肺は鼻に開竅し、その液は涕(鼻水)である。
肺は天の陽気(清気)を取り入れ、古くなった気(濁気)を排出する(吐古納新)。
肺の働きが正常でなくなると涕の分泌異常が起こり、鼻が詰まったり乾いたり、臭いもわからなくなる。
2006-04-29T22:17:09+09:00
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脾
https://w.atwiki.jp/chihari/pages/10.html
**1.脾は意を蔵す。また、脾は営を蔵し、後天の気の源となる。
脾は胃とともに水穀を消化し、吸収し、水穀から後天の精を取り出す。
そして肺で気・血・津液に変えて、全身にそれらを運ぶ。
脾がうまく働かなくなると、腹痛、下痢、消化・吸収異常が生じ、元気がなくなり、全身倦怠感、出血傾向などが現れる。
**2.脾は肌肉を司る。
肌肉は皮下の筋肉を意味する。脾が衰えると痩せて、四肢が無力となる。
**3.脾は口に開竅し、その栄は唇にある。
口と唇は脾胃と関係が深い。唇の厚い薄いは脾の強弱を示す。脾の働きが正常でなくなると、食欲の異常や減退が起き、食べても美味しくなく唇が荒れたり、口内炎ができたりする。
**4.脾は津液をつくる。
脾の働きが良くないと、津液の不足や停滞が生じる。
**5.脾の液は涎である。
脾の働きが順調であれば、適度に唾液が出て消化を助けるが、そうでなければ口中が乾いたり、唾液が溢れすぎたりする。
2006-04-29T22:16:45+09:00
1146316605