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(1)先天の精



1.先天の精とは、両親より受け継いだ精のことである。先天の精は生命の素であり、人体の諸器官・組織を構成し、これを成長させていく素となるものである。

2.先天の精は、人が誕生した後、五臓の腎にしまわれ、発育・熟成および生殖という基本的な生命活動を起動させる。

3.先天の精は、後天の精によって補給され、生きている間は枯渇する事がない。この精が気に変化すると原気となり、臍下丹田にあつまり(三焦の原気)、人体の基礎活力として働く。


(2)後天の精




1.後天の精とは、飲食物より得られる精をいい、脾胃(中焦)で作られる。

2.後天の精は、人体で活動する営気・衛気・宗気・津液・血の素となる。

3.後天の精は、先天の精を補給し、生命活動を支える基盤として働く。

若い人や、食事・呼吸・運動がきちんとしている人などは。この精(先天・後天あわせたもの)が盛んで生命力も旺盛であり、臓腑・筋骨も丈夫で気力も充実している。したがって活動的で、外邪や外傷に対する抵抗力も強く、疾病になりにくい。また、外傷や疾病になっても治りやすい。

これに対して、老人や過労・過房などにより精が不足すると、生命力は弱まり、全身の臓腑・器官も虚弱となり、筋骨も脆くなる。その結果、体温の低下、冷え、疾病にかかりやすい、老化が早まるなどを呈する。

精を充実させるには、腎を補う事はもちろんであるが、神気の不安定などの障害となるものを除き、気血のめぐりをよくするために適度の運動と、正しい呼吸をし、適切な食事をすることである。