佐藤愛美

(2010年6月17日)
今日で「結婚の社会学」の授業は終わりだそうです。これまでの授業で感じたことは、現代は自由な恋愛、結婚、離婚ができるようになったということ。個人の意見が尊重されるようになったことは良い変化だし、そんなときに生きている私たちは幸せだな~って感じた。けど、、私は離婚率が3割で、今も増えていると聞いて残念だと思った!喧嘩したカップルが別れるような感覚で、結婚した夫婦がすぐ離婚に行きつくようなものではあってはいけないような気がする。

◎興味のあるグループ活動◎

日本と各国での結婚観と離婚観。
妊娠率や出産方法も興味ある!

本: 結婚の科学 木下栄造(文春新書)
   「まだ結婚しないの?」に答える理論武装 伊田広行(光文社新書)




私はアミトゥーです。
1990年3月19日生まれのうお座! よくO型だろって言われるけどA型!

2009年9月から3月までカナダのバンクーバーに留学。




<研究ノート>


(2010年5月27日)

「私と静かな革命(人口編)」

少子高齢化社会という言葉が日本に浸透し始めてから長い時間が過ぎてきたが、私の中でこの問題は薄れつつある存在だった。「子供が減っていてお年寄りが増えている」というシンプルな理解で終わらせてしまっていたし、政府もこれに対して積極的に対策をしているように感じられなかった。しかし、「第二の人口転換論」と「タイナ十五歳の自分探し(主に9章)」は、どのようにこの現象が起こり、今後どうなっていく傾向にあるのかを私にはっきり理解させてくれた。離婚の加速、ベビーブームの終わり、避妊革命、女性の自己実現などの価値観の変容がヨーロッパに定着したことがヨーロッパ人口転換に影響したように、日本にもこれがたとえ原因や内容が全く同じでなくても、少なくとも日本の少子化に大きく重なる部分はあるように感じた。

私は時代が移り変わるごとに起きてきた変化、進化全てが悪いことだとは思わない。物質主義社会では衣食住を第一と考えて毎日生き抜くとこが精いっぱいだったがが、工業化が発展し、生活水準が上がった現代では人はより自由になった。テクノロジーの発達は人と直接会うことなくコミュニケーションを可能にさせ、海を越えた国外でも簡単に連絡を取ることを可能にさせた。やりたいことが何でもすぐにできる時代になった。また、避妊革命ではピルの服用や中絶手術によって望まない妊娠、出産が防げるようになった。個人的には、命を授かることはめでたいことだし奇跡といえるくらいスペシャルなことなのだから、中絶手術というのは本当に最後の選択肢として使われるものであってほしいと思うが。。。経済的な問題や環境を考えて育てられないと決心した女性が出産を辞退する選択肢を与えた中絶手術やピルは女性の人生を大きく変えた。このように、結果的に現在、人口減少や少子高齢化に悩まされているが、これまでに起こってきた様々な進化、発展、変化は現在の生活をより便利に快適にさせてきたように思える。

しかし、ただ便利になっただけではなく、その裏には欠点がいくつもあり人口減少をはじめとする、いくつもの地球問題をも生んできた。私たちが生きている間に静かに、気づかない間に起きている革命に、気づいてそれらの問題解決に取り組むことが必要だと感じた。それが便利で快適な生活を与えてくれた恩返しであり、また私たちは責任を持って未来の日本に住む子供たちに快適な環境のまま受け渡していかなければならないと思う。

また、私は日本とまったくかけ離れたオランダの子供への教育政策、性教育がとても魅力的だと感じた。「主婦」の在り方も国それぞれであって、日本はいまだに女性が主婦であるべきであるという考えが根付いている一方で、夫と協力したり近所と協力したり、夫が家事の手伝いをする国もたくさんある。日本もいいお手本として少しは政策を真似てみてもいいと思う。教育を選ぶ権利を得た子供たちは、日本伝統的な詰め込み式授業を淡々と受けるだけでなく自分にあった楽しい授業を受けられる。義務教育の無償化がせっかくあっても選ぶ権利もないし、学区域が決められているほど日本の学校選びには選択肢がない。もしあったとしても、私は学校それぞれの個性が感じられないと思った。教育方針が同じで授業内容もそれほど変わらないのならどの学校へ行っても同じだ。シュタイナー教育やオルタネイティブ教育など教育法はたくさん存在するようだが、日本はこれを積極的に取り入れてもいいのではと感じた。時代の流れとともに、必要とする能力や人材も変わってきているし、そういう人材を育てることも重要になってくるはずだ。日本のゆとり教育は結果的にフリーターやニートを生み出しだ。日本の教育には改革が必要だと思う。それぞれの学校に個性があって、方針が違う学校が存在すべきであるし、それを子供や親が選ぶ権利があるべきだ。日本では学区域が決まっていてだいたい家の近くの学校に行くことになっているが、そうではなくて選ぶ権利があるということを訴えていく必要もあると感じた。この本を読むまで私も、この考えがあったし、今でも大半の親は子供は学区域内の学校に行かせる。という考えしかもっていないように思える。でも実際そうであるべきではないし、私たちが変えていかなければならない。

人口転換論を読んで様々な原因や課程がわかった。時代とともに人の生活様式や結婚、性生活、価値観は変わっていて、それが年数をかけながら色々な影響を及ぼした結果、人口は減少に至った。日本はこれから人口が増えることがないといわれているが、日本の未来をそう簡単に変えられないとしても、変える努力をして働きかけることがわたしたちの今することだと思う。
最終更新:2010年06月17日 02:37
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