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腕は前に付いている

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肩関節の図、など。

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腕というのは真横についていて、前後に対象に動くもんだと思ってた訳なんですよ。でも肩をちゃんとした位置に落ち着けようとすると(「[[胸を張って生きない。肩を落として生きる。]]」参照)、どうやっても真横よりすこし前の方が収まりが好いんです。腕というのは四つん這いの動物の前脚だった訳ですから、考えてみれば当然です。犬が「チンチン」する時に、腕はちゃーんと前にぶら下がってます。きっと後ろから見たら肩しか見えないはず。いやひょっとしたら肩ごと前に行ってるから肩も見えないかもしれない。


四つん這い起源説を採ると、腕は人間で言えば上から下、つまり四つん這いの状態で前後に動くのが基本であって、我々が後ろに腕を触れるのはオマケと言えるかも知れない。


チーターさんとか、四つん這いの仲間でも重心を低くして早く走る肉食の皆さんは、確か走ってるとき肘が背中側に行くから、正しくは拳の位置が胴体より後ろに行く必要がない、って感じかな。何より肩の位置そのものがグリグリ円運動してるのは何かと見習ってみたい。


以下、図は「医療法人 蜂友会 はちや整形外科病院」から転載
http://www.hachiya.or.jp/katakansetsu_page.htm

  図を見る限りでは、腕は横に付いてるんだけど何故か後ろ方向への動きが肩甲骨で制限されていると言った方が正確なのかもしれない。そうじゃないと四つん這いになった時に肩がすっぽ抜けちゃうもんね。
  ちなみにこれが腕が抜けた状態。肩関節脱臼というやつです。ね、前に外れるでしょ。横と斜め後ろから肩甲骨、斜め前から鎖骨で三点支持になってるのは流石ですな。ドイツ人の得意なマルチジョイントになってます。
  さらにちなみにですが、これは肩鎖関節(けんさかんせつ)脱臼というもので、これも肩関節脱臼のひとつです。私は自転車で落車してこの状態になりました。痛かったよまったく。

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