「口を開ける」(2006/11/14 (火) 15:54:08) の最新版変更点
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#blogentry(口を開ける,beat's blog,2006年6月8日 ){
僕は口を開けようとする時、
物心ついて以来、まさに「くち」を開けていた。
食べるときも、話すときも、飲むときも、歌うときも、息も。
だけど、違ってた。
下あごの軸は、口よりずっと後ろにある。耳の裏あたり。
そこを支点にして、下あごをカパッと落としてみた。}
そしたら、開いた。
予想をはるかに超えて大きく開いた。
今まで僕が喉だと思っていたところは、舌の後ろ半分だった。
味わいが深くなった。
酒が染み渡る。
声帯と気管も開いた。
声帯は喉の上に向けるものではなくて、
まっすぐに口に向けて開くもんだった。
声が綺麗になった。
今までなんと力んでいたのかと思うと同時に、
数十年変わることのなかったイメージを、遥かに超えるこの世の豊かさを感じ、
これからが嬉しくなってきた。
*コメント
#comment()
#blogentry(口を開ける,獣の身体 -ケモノのカラダ-,2006年6月8日 ){
僕は口を開けようとする時、
物心ついて以来、まさに「くち」を開けていた。
食べるときも、話すときも、飲むときも、歌うときも、息も。
だけど、違ってた。
下あごの軸は、口よりずっと後ろにある。耳の裏あたり。
そこを支点にして、下あごをカパッと落としてみた。}
そしたら、開いた。
予想をはるかに超えて大きく開いた。
今まで僕が喉だと思っていたところは、舌の後ろ半分だった。
味わいが深くなった。
酒が染み渡る。
声帯と気管も開いた。
声帯は喉の上に向けるものではなくて、
まっすぐに口に向けて開くもんだった。
声が綺麗になった。
今までなんと力んでいたのかと思うと同時に、
数十年変わることのなかったイメージを、遥かに超えるこの世の豊かさを感じ、
これからが嬉しくなってきた。
*コメント
#comment()
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