蒼星石とお話@Wiki内検索 / 「薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス三日目(伍)」で検索した結果

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    SS一覧その7 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス美人女将はアリスの夢を見るか(仮題) 好きなタイプは? ハロウィン テラ駄文(´・ω・`) 実体験 年に一度の日 Lの手記 ふと考える 七五三 蒼星石とお話したいんジャー 走れマスター マスターとラブレターと僕 ロシアにはロシアンティーなんてものは存在しない 蒼星石が責任を感じる必要はないのだわ まだ開けないで happy note~ビッグバードは黄色じゃなきゃ務まらない~ 続・happynote (一応18禁) マスターに甲斐性が無いんじゃなくて蒼星石が甲斐甲斐し過ぎるだけ 除夜の鐘 初詣 初夢 Little Flower 冬のキャンプ 歩こう 修学旅行in北海道 愛のエプロン 未来への遺産 鍋大会@薔薇乙女 スノーレジャー 一つになれたら 時の重み ~pool~ おひっこし 蒼星石の音楽日記 ババ抜き 腹筋スレ 導くから(若干鬱注意) 蒼の幸...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(伍)
    ←前回へ   ツアコンの黒崎さんの音頭で宴会が始まる。  黒「じゃ、じゃあ・・・皆さんお楽しみ下さい。あとは流れ解散で結構ですから。」   めいめい料理に舌鼓を打ったり楽しそうに話をしている。   しばらくして隣のみっちゃんさんから声をかけられた。  み「あら青木さん、あまり食が進んでませんね。お口に合いません?」  マ「いえいえ、美味しいですしボリュームもたっぷりで文句なしですよ。ただ・・・・・・」   そこで少し声のトーンを落とす。  み「・・・なるほどそういう事。じゃあ私もお付き合いするわね。」   小声で答えが返ってくる。  マ「ところでお聞きしたいんですが、ひょっとして今回の旅費って一部負担していただいたりしてませんか?」  み「あらそんな事ありませんよ。なんでそんな風に思ったんですか?」  マ「いえ、さっきここの料金表を目にしたんですが、二泊して...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス三日目(参)
    ←前回へ  蒼「桜花さんが男!?」  マ「ああ、たぶんね。」  真「なぜそう思うのかしら?」  翠「同好の士の嗅覚ですか?」  マ「別に趣味じゃない!・・・さっき翠星石が言ってくれたような事をさ、桜花さんにも言われたんだ。」  ジ「どういうことですか?」  マ「蒼星石と金糸雀も一緒に居たからもしかしたら覚えてるかもしれないね。    手当てしながら僕か蒼星石もエリザベスみたいにズタズタにされてたかもって感じの事を言ってたよね。」  金「そんな事もあったわね。」  蒼「うん、確かに言ってた。」  マ「でもさ、さっきのりちゃんが言ってたように刃物の事は知らないはずなんだ。」  蒼「あ!」  金「・・・?」  マ「つまりあの時点で刃物の存在を知っていたのは僕と蒼星石、みっちゃんさんと金糸雀、後は犯人だけだったって事さ。」  み「でもストーカーに悩まされていた...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス三日目(肆)
    ←前回へ   桜花さんは言葉に詰まってしまっている。  マ「桜花さん、もう観念してください。それなりに考えた嘘が破れたんです。即興で取り繕ってもボロが出るだけですよ。」  黒「じゃ、じゃあこの件はもう終わりという事で・・・」  マ「いいえ、違います。」  山「そうよ、あなたの疑惑だってまだ晴れていないんだから!」  黒「わ、私がそんな事をして何の得が・・・」  マ「昨日自分が襲われたのが桜花さんの狂言だという可能性に気付いて、桜花さんの人形を調べさせていただきました。    草笛さんの連れのジュンちゃんが直したのをお借りしてね。そうしたら、変なところがあったんです。」  黒「!!」  み「変なところ?」  マ「ズタズタに切り裂かれた体のうち、腹部には元々スペースがあったそうなんです。ちょうど何か収納できそうな。」  ジ「ボロボロになっていたんですが、そこだけ...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス三日目(壱)
    ←前回へ   「蒼星石、旅行ももう終わりだね。あっという間だったね。」   そんな事を言いながら部屋から出てきた。   ありがたい事にどうやら一人きりのようだ。   今回の参加者の中で可能性があるのはもはやあいつだけだ。   残された時間はごく僅かだが出来ればなんとかしておきたい。   バスに乗り込んでしまえばもうチャンスは無いのだ。   不思議な事に移動する先はフロントの方ではない。   とりあえずばれないように後をつける。   「ごめんねー、バスの中で喉が渇いた時用にジュースを買っておきたいんだ。」   何が楽しいのか、さっきから満面の笑みでしきりに物言わぬ人形に話しかけている。   「そうだね、水筒を用意しておけばお茶を入れられて安上がりだったのにね。」   まるで人形が何か受け答えでもしたかのような口ぶりで話す。   そんな事をする意味が分からない...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス三日目(弐)
    ←前回へ   とりあえずここまではクリアーだ。   いろいろと不安の多いお芝居ではあったが、レンピカ達が見張ってくれ合図を送ってくれたおかげでうまく動けた。   蒼星石を囮にして犯人をおびき出すことにはなんとか成功したのだ。   さてと、ここからが本番だ。   今回の事は警察が犯人捜しに積極的になってくれるような類の事件ではないのだ。   しらばっくれられたりうやむやにされたら終わりだ。   そして決定的な証拠というものが無い以上、これからのやり取りでボロを出してもらうしかない。   それには相手が精神的に立ち直る前に、動揺しているところを一気に畳み掛けるのが一番だろう。  マ「昨日この場所であんな所業に及んだのもあなただったんですね。」   些細な問いかけだがそれでも慎重に言葉を選ぶ。   いろんな可能性を想定し、それこそ何百回と繰り返しシミュレートしてきた...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス・見出し
    ※とりあえず作ってみましたがもっと良いレイアウトが思いついたら変えちゃって下さい 一日目   壱   弐(マスター視点・蒼星石視点)   参   肆   伍   陸   漆(マスター視点・蒼星石視点) 二日目   壱   弐   参   肆   伍(マスター視点・蒼星石視点)   陸   漆   捌 三日目   壱   弐   参   肆   伍   陸   漆   捌   玖
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス~:蒼星石視点
     蒼「こんにちは、遅くなっちゃって・・・あれ、マスターは?」   食事の下ごしらえを済ませて大急ぎでフィールド経由でみっちゃんさん宅に駆けつけるもマスターの姿は無い。   その代わりといってはなんだが見慣れぬ女性がいた。比較的長身でロングスカートをはいた長い黒髪の人だ。  真「彼女が蒼星石よ。」   「蒼・・・星石。」   初対面だけどみっちゃんさんの同僚とかだろうか?  蒼「あ、こんにちは。はじめまして。」   「こんにちは・・・。」   しかしそれにしてはごくごく普通に僕ら薔薇乙女の存在を受け入れているようなのが気になるが。  翠「あいつならもう話が済んだから帰ったですよ。」  蒼「ええっ、薄情だなあ・・・。」   「いえ、それは・・・。」   さっきの女の人が手を後ろに回してもじもじとしながら何か言いたげにしている。  金「きっと一秒でも早く蒼星石のところへ...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(伍)蒼星石視点
    ←前回へ   大急ぎでマスターのところへと向かう。   ここの浴場は露天風呂だそうだから他に人が居なければ話くらい出来るはずだ。   宿泊客の数から言っても今の時間にそうそう利用者が居るとは思えない。   とにかく今は一刻も早くマスターのもとへと行かなくては。   やっと浴場に着いた。   誰かに見つからないように注意しつつ上空から様子を窺う。   湯煙のせいであまり視界が利かないのが厄介だ。  蒼「洗い場の方は誰もいないみたいだな・・・。」   次に湯船の方へと目を移す。   思ったとおりほとんど誰もいない。  蒼「おかしいな、誰もいないみたいだ。うーん・・・ひょっとしたらもう上がっちゃったのかな?」   もう一度だけ一通り確認して帰ろうと思っていたら端っこの方に人影を見つけた。  蒼「あんな隅の方で・・・そんなに滅入ってるのかな。」   だ...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(弐)
    ←前回へ  マ「ただいま。」   マスターを先頭に皆が帰ってきた。  翠「一体どういうことですか!誰がこんな事をしでかしやがったですか?」  真「昨夜の時点で既に事件は起こっていたのよね。なんで黙っていたのかしら?」  雛「これからどうなるのー?」   それを姉妹達が質問攻めにする。   簡単に事情を聞かされ、僕らは部屋に待機していることになった。   皆その話題には触れずにいたがやはり気になっていたのだろう。   それらの質問を受け、マスターが代表で説明をする。   簡単に言うとこんな感じだった。   昨夜、何者かによって桜花さんの人形であるエリザベスがズタズタにされた事   そして今朝、山田さんの人形のキャサリンも同様の被害に遭った事   桜花さんは最近ストーカーに悩まされており、昨日の件は置き引きも含めそれと関係があるかもしれない...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(漆)
    ←前回へ  マ「お待たせ。」   脱衣所の隅の方に隠れていた蒼星石のところに浴衣を着たマスターがやって来た。   マスターが屈み込んで蒼星石と目線の高さを合わせる。  マ「それでさっきの話だけど・・・。」  蒼「マスターは自分がそばに居ても迷惑なだけだなんて、本気で言ったの?」   蒼星石が三度目の質問をする。  マ「・・・ああ、そうだよ。」  蒼「なぜ?」  マ「だってこんな事が起きているのに僕は皆のために何も出来ない・・・。    ジュン君のように被害に遭った人形を治す事も、皆の不安を軽減する事も、犯人を捕まえる事も出来なかった!    僕には・・・何一つ出来やしないんだ。」  蒼「どうしてそんなになんでもかんでもしょいこんじゃうのさ、マスターは別に完璧な存在ではないのに。」  マ「確かに・・・僕じゃあ完璧とは程遠いね。」  蒼「ううん、完璧な存在な...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(参)
    ←前回(マスター視点)へ ←前回(蒼星石視点)へ   車を降りて辺りをうろついてみる。   建物の裏手の方に休憩用の椅子とテーブルが設置されていた。   見晴らしも良い場所なのに穴場なのか人気もない、理想的なロケーションだった。  マ「ここがいいね。」   二人で食べるために朝一緒に作ったお弁当を開く。  マ「はい、おしぼりをどうぞ。」   紙のおしぼりを取り出して手を拭く。  蒼「マスター、いくらなんでもさっきのさ・・・。」  マ「あ・・・ごめん、あんな風にムキになっちゃって。    恥ずかしながら・・・なんでか分からないけど絶対に渡したくないって気持ちになっちゃって。」  蒼「・・・それはむしろ嬉しいんだけどさ、手だけでなくおで・・・。」   ガサッ・・・  マ「しっ!誰か来た。話は後でね。」  梅「あ・・・青木さん。奇遇ですね。」  マ「桜花さ...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(肆)
      ドライブインで休憩を取ってからさらに走ること一時間程度、ついに今回の旅行での宿泊地に着いた。   露天風呂つきの温泉宿だそうだがなかなか綺麗な建物だ。  黒「わ、私はここの付近で必要な手続き等をしておりますので何かありましたら、お・・・お気楽にお声掛け下さい!!」   ・・・とてもじゃないが気楽に話しかけられる様子じゃあないな。   部屋割りは全員に個室が割り当てられた。   個室といっても一人用の狭っ苦しいものではなく、家族連れでも使えるような大部屋らしい。   これもひとえに閑期ならではの恩恵である。   ちなみにかつてこの宿は今は離れになっている建物で旅館を営んでいたそうである。   それを最近建て増ししてホテルにしたのだとか。   うらぶれた旅館の味わいも捨てがたいと思うのだが近代化とか地域おこしってやつだろうか。   その離れの方が人気も少なく蒼星...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(伍)マスター視点
    ←前回へ   浴場へとやって来た。   今日は脱衣所に誰も居なかった。   さっさと汚れを流すと湯船に入る。   なんとなく誰にも会いたくなくて端っこの方へ歩いていたら声をかけられた。   「あらあら、お久し振りじゃないの。」   周囲には他に誰もいないし、どうやらこんなタイミングと場所で知り合いに鉢合わせてしまったようだ。  マ「あ、どうもお久し振りで・・・す!?」   適当な返事を返したところで凍りつく。  銀「なーによ、その反応。失礼しちゃうわぁ。」   水銀燈が森を背負い、露天風呂を囲う岩場に腰掛けていた。  マ「いや、ちょっと驚いて・・・。」  銀「何そんなに距離を取って警戒してんのよ。話し相手も欲しかったしこっちに来なさぁい。」  マ「いや・・・警戒してるんじゃないけどさ。」   半ば仕方なくお呼びに答える。  マ「二人とも何でこんなところ...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(陸)
    ←前回(マスター視点)へ ←前回(蒼星石視点)へ   蒼々たる森の中、蒼星石と水銀燈が対峙している。  蒼「ふうん、奇遇だね。君とこんなところで『偶然』会うなんてね。」  銀「ちょっと湯治に来たのよぉ。」  蒼「だから?」  銀「カリカリしちゃってまあ怖いこと、カルピスでも飲んだらぁ?」  蒼「・・・どういうつもりだい?」  銀「カルシウムと同時に乳酸菌も摂れてお得よぉ♪」  蒼「違う!何が目的で姿を現した?」  銀「ひどいわぁ、妹を見つけたから遊びに来ただけなのに。傷ついちゃう。」  蒼「いいだろう。遊びとやらに付き合ってあげるよ。」   蒼星石がそっと差し上げた手に鋏が現れる。  銀「いいわぁ、ちょっとだけ遊びましょ。でも大丈夫なのかしら、あなた一人で。」  蒼「君も構えなくていいのかい?随分と余裕のおしゃべりが続くじゃないか。」  銀「ふふふ、と...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(壱)
    前回へ   さて、今日はいよいよ出発の日か・・・。   出かける準備、しないと駄目かな・・・駄目だよな。  蒼「マスター出かける準備できた?」  マ「はぁ・・・まだちょっと終わってない・・・。」  蒼「もう・・・ちゃんとやらないと遅れちゃうよ?」  マ「一つどデカイ心の準備があるんだよ・・・。」  蒼「あっそうか、マスターの準備はみっちゃんさん家に行くまで終わらないんだっけね。」   蒼星石がなにやらニヤニヤしている気がする。  マ「蒼星石まで笑わないでよ。ますます気が進まなくなる・・・。」  蒼「ごめんごめん、でも実際問題そろそろ時間が無くなっちゃうよ?」  マ「そうなんだけどさ・・・。」  蒼「中途半端にしか準備する時間が無いとバレバレでイタイと思うよ?」  マ「う・・・!分かった、もう行こう。蒼星石さん、お願いします。」  蒼「うふふ、OKだよ。...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(陸)
    ←前回へ  マ「あの・・・これは一体?」  山「私にも・・・分かりません。ただ帰ってきたら入り口のところに・・・。」   どうやらかなりのショックを受けているようだった。   会ったばかりだが同好の士がこんな目に遭ったのだから当然だろう。   近くでうずくまっている桜花さんの方に目を向ける。  梅「私の・・・エリザベスが・・・。」   どこか呆けたようにそう言った。   無理もない、大切にしていたはずの人形がこんな無残な姿で発見されたのだから。   布製のかわいらしい人形は今や綿を撒き散らしぼろくずの様になってしまっている。  み「ひどい、なぜこんな事・・・。」  マ「その子はさっき連れてきてませんでしたよね。部屋に置いておいたんですか?」  梅「ええ。」  み「じゃあ空き巣に入られたって事!?」  梅「そうでしょうね。ただ、部屋の鍵は忘れ物をして慌てて...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(肆)
    ←前回へ   蒼星石を抱いたマスターが草履で懸命に走っている。   それをナイフを持った暴漢が追いかける。   しかしやはり走りにくいのだろう、徐々に差を詰められている。  マ「蒼星石、しっかりとつかまっていて!」   まるでアメフト選手のように蒼星石をがっしり抱え直して速度を上げた。   だがそれでも振り切れない。むしろ差が縮まる一方だ。  マ「うわぁ!」   足を何かに取られたのかマスターの体がタッチダウンするかのように倒れこむ。   ついに暴漢に追いつかれた。  蒼「レ・・・!」  マ「くっ!!」   蒼星石が動こうとした瞬間、マスターに覆いかぶさられて身動きが取れなくなってしまった。   しかし一方の暴漢もようやく追いついたというのになぜか何もしようとしない。  マ「・・・?」   疑問に思ったマスターが振り向いたその瞬間だった。   マスタ...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(壱)
    ←前回(マスター視点)へ ←前回(蒼星石視点)へ   目を覚ました瞬間、まだ腕の中にいた蒼星石と目が合う。   どうやら自分は寝ている間も離そうとはしなかったらしい。  マ「あ、おはよう。もう起きてたんだね。」  蒼「おはよう、マスター。」   そこで時計に目をやるといつもよりも一時間ほど遅い時間だった。   疲労のせいか飲酒のせいか、少し寝過ごしたようだ。  マ「蒼星石はいつ起きたの?」  蒼「大体いつも通りかな。」  マ「それでずっとこうしてたの?」  蒼「だってこんなにがっしりと抱きすくめられてたら抜け出せないよ、」  マ「ごめんね。起こしてくれれば良かったのに。」  蒼「疲れてるのを起こすのも悪いと思ってさ・・・それに楽しかったから。」  マ「え?」  蒼「マスターのね、寝顔を見てたんだ。」   その言葉に胸がドキリと高鳴る。   まだ抱い...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(捌)
    ←前回へ   蒼星石とともに部屋へ戻ってきた。  マ「あの・・・みなさんすみませんでした。」  蒼「勝手に飛び出たりしてごめんなさい。」   さっき話したように二人揃って頭を下げる。  真「その分だと頭は冷えたようね。」  マ「うん。自分が何から何まで出来るものとでも思っちゃってたみたいだ。    僕は僕にしかなれない。出来ない事も多いけどそれが僕なんだ。」  真「ふふっ、そうね。」  み「でも元気になってくれたようで本当に良かったわ。」  の「みんな心配してたんですよ。ねっ、翠星石ちゃん。」  翠「そうですね。まあ元気になったのは何よりです。でもまださっきの言葉を撤回する気はありませんからね。」  蒼「翠星石、いい加減に・・・!」   自分をかばおうとしてくれる蒼星石を手で制止する。  マ「まあ頑張りはするさ。大事な妹を預けてるんだもんね、なるべく心配...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(参)
    ←前回へ   買い物から帰ってくると部屋にいたのはジュン君、真紅、翠星石だけだった。  蒼「他の皆は?」  翠「金糸雀と雛苺はちょろちょろして邪魔になりますから追っ払ってやりました。」  真「みっちゃんさんとのりが二人を連れて出かけたのよ。近くの山に行くとか言ってたのだわ。」  マ「はいこれ注文の品。首尾はどう?」  ジ「多分こっちのビスクドールは何とかできると思います。」  真「手や顔の小さなヒビは私が直しておいたわ。あとは体の部分だけだからジュンなら大丈夫よ。」  マ「それは良かった。」  ジ「ただこっちの布製の人形・・・これはきついかも。」  翠「弱音を吐くなですよ。」  蒼「そうだよ。ジュン君だけが頼りなんだから頑張って!」  ジ「ああ、やれるだけやってやるさ。」  マ「ジュン君は本当にすごいな。僕なんかでも何か手伝える事があればいいんだけどね。」...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス~:マスター視点
     マ「温泉旅行、ですか?」   渡されたプリントに軽く目を通す。  み「そう、ネットの『人形同好会』のオフ会で旅行に行くのよ。」  マ「費用は安いみたいですけど・・・また変な時期にやるんですね。」  み「そうなのよ。せっかく新入りさんが小規模のツアーを利用して企画してくれたんだけど、    ツアーの日程が悪かったせいもあって思いのほか人が集まらなくって。参加者を集めたいのよ。」  マ「はあ、そういう事ですか。」   呼び出されて来てみると、既に真紅に翠星石も来ていた。  翠「ところで蒼星石はどうしたですか?」  マ「なんか夕飯の仕度だか下ごしらえだかで手が離せないから少し遅れるってさ。」  翠「そうですか、それは好都ご・・・いや、お気の毒様・・・いやいや、残念ですねえ・・・くひひひ。」  マ「?まあ、もうすぐ来るとは思うからもうちょっと待っていてよ。」   翠星石の...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(弐)蒼星石視点
    前回へ   鞄の中、揺られながら僕たちの旅行が始まる。   こんな風にみんなで出かける事自体も珍しいし、マスターと一緒に遠出、それも泊りがけでというのなんて初めてだ。   暗闇の中、どんな事が待ってるのだろうと胸を膨らませていた。   すると鞄がそっと開けられて、なにやら知らない男の人に見せられた。   ちょっと恥ずかしいがどうやら人形を持っているかの確認が要るらしかった。  マ「あ、運転手さんこんにち・・・わっ!?」  白「おや、その人形?・・・って、あなた・・・」   運転席に座っていたのはラプラスだった。  マ「しーっ、しーっ!!」  白「何やら面白い事をやってるみたいッスね。」  蒼「まさか、今回の旅行も君が一枚噛んでるのかい?」   だとしたら、参加者が6名というのにも意味があるのかもしれない。   ・・・もしも持ち寄られる人形というのがすべてロ...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(漆)蒼星石視点
    ←前回へ   いよいよ宴会が始まった。   みんな楽しそうにはしゃいでいる。  雛「あーっ、それヒナの分なのー!!」  翠「知らねえですよ。早い者勝ちです。」  蒼「ちょっとは他の人の事も考えなきゃ駄目だよ。宴会は皆で楽しむものなんだから。」   こうしていつも通りのやり取りをしているとさっき見た事が嘘のようだ。  ジ「やっぱり連れてかなくて正解だったな。」  金「この卵焼きなかなか美味しいかしら!」  み「きゃーっ、浴衣ではしゃぐカナも可愛いわあ!ほらほら写すからこっち向いて。」  真「まったく、あなた達はもっと気品を持って行動しなさい。」  の「あら、みんな楽しそうでいいじゃない。はい雛苺ちゃんには私の分を上げるわね。」  雛「わー、ありがとなのー♪」   こうして楽しく過ごせる今には何の不満も無い。   ずっとこうしていられればいいのにとさえ思う。...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(弐)マスター視点
    前回へ   人の目が全て自分に向いているのではないかという錯覚と戦いながら集合場所へと赴く。   既にマイクロバスが待機していた。良かった、これでもう人目を意識せずにすみそうだ。   「あ、あ・・・あの!こんにちわ・・・。私今回のツアーを担当いたします黒崎です。よ、よろしくお願いします。」   ごくごく簡単な割にやけにたどたどしい自己紹介の後、今回のツアーの案内と説明が始まる。   どうやら自分たちが一番早く着いたらしい。車に乗り込む前に簡単な手続きを行う。   なんでも人形が参加証の代わりらしい。なるべく目立たぬように蒼星石を外へ出して見せると名前を申告する。   しかし、少人数だしまず外部の人は紛れ込まないだろうが何とも言えない不安は残る。   名前もさっき自己申告しただけだし、なんともアバウトなツアーだ。  マ「あ、運転手さんこんにち・・・わっ!?」  白...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(漆)マスター視点
    ←前回へ   ささやかではあるが皆で準備した宴会が始まる。   なんだかんだで楽しそうにしてくれているのを見ると嫌な事を忘れられる気がする。  雛「あーっ、それヒナの分なのー!!」  翠「知らねえですよ。早い者勝ちです。」  蒼「ちょっとは他の人の事も考えなきゃ駄目だよ。宴会は皆で楽しむものなんだから。」  ジ「やっぱり連れてかなくて正解だったな。」  金「この卵焼きなかなか美味しいかしら!」  み「きゃーっ、浴衣ではしゃぐカナも可愛いわあ!ほらほら写すからこっち向いて。」  真「まったく、あなた達はもっと気品を持って行動しなさい。」  の「あら、みんな楽しそうでいいじゃない。はい雛苺ちゃんには私の分を上げるわね。」  雛「わー、ありがとなのー♪」   そんなわいわいとしたやり取りを見ているとなんだかほっとする。  み「あらあら、お酒空いてますよ。ささ、ど...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(肆)・蒼星石の気持ち
    戻る   ドアをノックする音が響く。  マ「みっちゃんさんたちかな?」   そう言ってマスターはドアの方へ行った。  マ「桜花さん!?」   マスターが大声を出して想定外の来客を教えてくれる。   大急ぎで僕がお茶を飲んでいた痕跡を消すと部屋の隅になるべく普通のお人形らしく座る。  梅「お邪魔だったかしら?」   少しばかり。  マ「いえ別に・・・でも随分と元気になったみたいで安心しました。」  梅「上がっていい?」   お引取り願えませんか?  マ「え!あのー・・・。」   願いも空しくマスターが言いあぐねているうちに桜花さんは勝手に入ってきた。  梅「あらお茶が入ってる。いただいちゃっていいかしら?」   さっきまで僕が持っていたお湯飲みに手を伸ばす。どうやら僕が飲んだ事はばれていないようだ。  マ「あ、そっちは飲みかけなのでもう一つの湯呑を!」...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス美人女将はアリスの夢を見るか(仮題)
      電話が鳴った。  マ「はい、はいはい・・・ええ、構いませんけど。今から?・・・いや、大丈夫ですよ。」   手短に話が済まされ電話が切られる。  蒼「なんだったの?」  マ「みっちゃんさんが二人で来てくれって。なんかみんなでやりたい事があるとかでその相談だとか。」  蒼「今からって言ってたよね。」  マ「うん、そう言われた。」  蒼「じゃあマスターは先に行ってて。僕はまだお夕飯の下ごしらえがあるから。」  マ「少し遅くなるって連絡を入れておいて、後から二人でフィールドで行く?」  蒼「うーん、たぶんマスターが一人で行ってくれた方が早いし・・・急ぎの用みたいだしね。」  マ「それもそうか。じゃあ先に行っているよ。」  蒼「うん、たぶん三十分くらい遅れて僕も着くから。」 蒼星石視点 (以下、時系列上では先だがネタバレ要素あり) ...
  • 薔薇乙女たちが運動会2 開会式
     白「   全選手入場!!   アリスは私のもの 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり斬るだけよぉ!!   ローゼン・メイデン第一ドール 水銀燈   超一流策士の超一流の作戦だ!! 生で拝んでオドロクかしらッ   楽してズルしていただきだ!! 金糸雀!!!   庭師の仕事はどーしたッ ジュンへのツン 未だ消えずッ!!   伸ばすも枯らすも思いのまま!! 翠星石ですぅ!!!   接近戦だったらこの人を外せない!! 超A級庭師 蒼星石だ!!!   紅茶の本場は未だイギリスにある!! 私を驚かせる人間はいないのだわ!!   第五ドール真紅だ!!!   仲良くなりしだい登りまくってやるのー!!   うにゅー大好き代表 雛苺だァッ!!!   加えて能力使用に備え超豪華なミーディアムを4名御用意致しました!   引...
  • 薔薇乙女たちが運動会1 ご招待
      ある日テーブルの上に葉書くらいの大きさの紙が置かれていた。   それには一言こう書かれていた。   『 いきますか?  いきますか? 』  マ「どっちも行くやんけ!」   相手もいないのに突っ込みを入れる。   そもそも何に行くのかを聞かれているのかも分からないし。  蒼「マスターどうしたの?」  マ「ああ、こんなものがテーブルの上に・・・」   その時、テーブルの上に光と共にさっきの物よりも大きめの紙が現れた。  マ「・・・招待状?」        道化師からのお誘い   今度の体育の日、薔薇乙女の皆さんで運動会で競ってもらいます。   素敵な贈り物も用意してお待ちしているのでぜひお越し下さい。   当日はミーディアムの方と一緒に来て下さいね。お弁当も忘れずに。         集合時間は朝の10時、場所は―――――― ...
  • 薔薇乙女も楽じゃない 2
    「ギャにィィィーッ!?」 嬉しい気もするけど、これは結構マズい状況だぞ!? 他の薔薇乙女やミーディアムがいると仮定して、俺が出会ってしまったら立ち振る舞いとかですぐに異変に気づかれるだろうし、アリスゲームなんかに巻き込まれたらまず勝ち目はない! だいたいここはどこなんだ!? 「かあぁぁぁじゅきぃぃぃぃ!」 ん!誰か来る!この声は……柴崎のじいさんの方か! ということは、ミーディアムもアニメ準拠で全員いる可能性があるってことだ。 やっぱり気持ちとしては全員と接触してみたいが……。 あ、じじいが来た。 「カズキ、今日はやけに起きるのが遅かったじゃないか、心配したぞい。」 とりあえず、このじいさんと外に出るための交渉をしなくっちゃなあ……。 「G3……、じゃなかった、マスター、ちょっと用事があるから出かけてもいいかい?」 「ん!? ダメじゃ! ダメじゃ! お前がいなくなったら、ワシは……。」 む...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その2
      蒼星石の呼びかけで薔薇乙女達が集まった。  マ「と、いう訳なんだけどさ、みんなで鍋をつっつかない?」  真「大人数で鍋を?」  マ「そう。みんなでどのお鍋が一番美味しいのか競争してさ。」  翠「そんな面倒なのはごめんですよ。」  マ「やだ?」  翠「なんでてめえのお遊びにつき合わされなきゃいかんですか。せめてご褒美くらい出すんですね。」  マ「ご褒美といわれてもなあ・・・。そういえばさ、みんなくんくんを好きだったよね。」   そう言って何かを取りに行った。  マ「でもこれじゃあちょっとしょぼいかな。」   ちゃら、と手にした物を見せる。  蒼「それは幻のくんくんストラップ!」  マ「これってそんなにすごいの?」  雛「それは昔お菓子を買うと抽選で貰えたの。」  真「でも愛好家からはデザインが首吊りにしか見えないと猛反発!」  金「それで速攻でお蔵入りにされ...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その14
    槐「それでは片付けも終わったし我々も失礼するよ。」  マ「手伝っていただきありがとうございました。おかげでかなり助かりました。」  槐「まあ陶器の取り扱いなら専門分野だからな。では楽しい時間をありがとう。受け取りたまえ!!」  マ「これは・・・人形用のアクセサリー!ありがとうございます。」  槐「なーに、ほんの気持ちだ。そこにいる君のドールにつけてやるがいいさ。さあばらしー帰ろうか。」  薔「今日は・・・楽しかったです・・・私も出来れば・・・お礼をしたかったのですが・・・。」  マ「うれしい事を言ってくれるね、ばらしーが楽しかったならそれだけでいいよ。」  薔「あなたは・・・どことなくお父様に似ている・・・。」  蒼「・・・僕のマスターを誉めてくれてるんだよね?」  槐「どういう意味だ!」  薔「無理もありませんが・・・誉めています・・・。    あなたは・・・人間で...
  • 薔薇乙女たちが運動会4 昼食
      第一種目の後はお昼休み。みんなでお弁当を食べる運びとなった。  白「はーい、それではまず皆さんのお弁当を拝見させていただきまーす。」  銀「ふん、ヤクルト3本よぉ。」  白「それだけで足りるんですか?」  銀「乳酸菌は十分よ。それに今回は特大サイズにしちゃったんだからぁ。ちょっとした贅沢ってやつね♪」  白「えーと、ミーディアムのかたは何を?」  め「今してるこの点滴・・・汚らわしいものなどいらないもの、ふふ・・・。」  白「はい、怖いので速攻で次行きまーす。」  白「こちらは何を?」  金「見て驚くがいいかしらー!!」   かぱっ、とお弁当箱が開けられる。  白「こ・・・これはっ!って、驚きましたけど・・・なぜ全面が真っ黄色なんですか?」  み「今日のお昼はカナの大好きな卵焼きなんですよ。」  白「こんなにたくさん・・・しかもそれにも関わらず卵焼き1...
  • 蒼星石派閥表
    蒼星石にブツは ついてないよ派(公式派) ├薔薇乙女についてるはずが無いよ派(一般派) │ ├誤解は多いけど絶対に無いよ派(絶対信念派) │ │ ├外見こそらしくないけどしっかり女の子だよ(外観派) │ │ └実は薔薇乙女一の良妻賢母だよ派(内面派) │ ├JUMとくっつくから女の子だよ派(ヒロイン無視次元彎曲派) │ ├自分とレズるから女の子であるべきだよ派(蒼星石とレズりたい派) │ └確認したら自分で無いって言ってたよ派(確実派) │   └蒼は俺の嫁だからある筈無いよ派(大衆的妄信派) │     └きちんと確認したから分かるよ派(エロス派) │       └毎晩可愛がってるから分かってるよ派(絶倫過激派) └付いてようが付いていまいが蒼は大好きだよ派(覚醒派) 付いてるよ派(脱線暴走派) ├付いてるけどその蒼い子は本物かどうか疑わしいよ派(疑惑...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その5
     マスターと槐が台所に入るとドールズチームの方でなにやら騒いでいる。   心配したマスターが様子を見に行く。  マ「蒼星石から聞いたと思うんだけどさ、薔薇水晶はみんなのところでいいよね?」  翠「そいつと組むですかぁ?」  金「ちょっとしたトラウマが蘇るかしら。」  銀「なんでか分からないけど背中が痛くなりそう。」  薔「あの節は・・・ごめんなさい・・・。」  雛「この子だーれ?」  真「私を不意打ちで刺してくれたドールよ。」  蒼「姉妹面をしていたけど姉妹じゃなかったんだよね。」  薔「・・・うっ・・・ひぐ・・・。」  槐「ばらしーーー!!ごめんよ、ゴメンよ、御免よー!僕のせいでーー!!」  マ「落ち着いてください。・・・じゃあとりあえず僕と一緒に作ろっか。こっちにおいで。」   マスターが薔薇水晶の手を引くと彼女もそれに従った。  槐「うぉぉぉおおーー!あり...
  • 薔薇乙女と過ごす雷の夜
    漆黒の天空を切り裂くかのごとく迸る紫電。 その閃光によって照らし出される、禍々しき色合いの空模様。 雷鳴は地を鳴らし、雨音は静寂を掻き消す。 停電によって「現代人的生活」という名の自由を束縛されてしまったオレにはたった一本の懐中電灯だけが頼りだ。 …だがその明かりも大して意味は無く、オレは完全に束縛されていた。 それは当然精神的にではなく、肉体的な問題で。 「ひあぁ!助けてですぅ!」 頭には翠星石がしがみ付いている。 「速く電気を点けて頂戴…。何も見えなくて…安心出来ないのだわ…」 正面にはオレの腰に手を巻きつける真紅が。 「ちょっとぉ、何なのよ…。何でこんな天気に……いやぁっ!また落ちたぁ!」 背後にはオレのシャツの裾を掴んで身を振るわせる水銀燈が。 「暗いよ…」 「怖いよ…」 右には雪華綺晶が、左には薔薇水...
  • SS3
    SS一覧その3 深夜バイト明け 第4ドール蒼星石の退屈 父の日 命を失った夜 忘却の彼方 二人の関係 交換日記 梅雨の中休みに お買い物 赤ワイン 蒼星石ネコになる ローゼン風桃太郎 コードネーム 洗髪 泥棒 夜のレッスン 雨の週末 赤ちゃんと蒼星石 翠星石に気をつけて 浅慮の代償 マスターの先見 ドーピングコンソメ蒼星石 ハッピーバースデー 紫陽花と午後 未来から来た薔薇乙女人形 向日葵の季節 双子と高原 寂しさの雨 抹茶宇治金時の約束 お留守番
  • SS4
    SS一覧その4 はじめての… 雷と蒼い子 マッドサイエンティスト翠 契約 消えた蒼星石 聖杯戦争風ローゼン 恐怖の霧 (鬱?注意) 球技大会 VS 翠星石(翠好き注意) 遠慮時の夕食 翠星石襲来 七夕 蒼のイメージ 白雪姫 マスターの一番長い日 選択肢 さくらんぼ結べた? アラシのよるに 薔薇乙女と過ごす雷の夜 ヒメタルアオイコ 手料理 ある暑い日の話 蒼星石が消えた日(※鬱注意) After the 梅岡 寒い夏の日 自作自演 お天道様 訪問者 上り坂と下り坂 サマーヒート 土用の丑の日 いらない子 蒼星石の怖いこと 雨の日は
  • SS6
    SS一覧その6 君の声 夢デ逢エタラ 夢が覚めたら 出会ってから一ヶ月 お風呂への誘い 重陽の節句 雨宿り マスターのパソコン教室 バイトの後! 夏の名残 甘いひと時 求めるもの (お茶の入れ方付き) 夢の中 操  (若干鬱注意) お泊り - 涙 - お泊り - 笑 - シスターズ 『今』という時間 野球しようよ! 蒼星石の異常な日常 僕の炎(鬱注意) 人形(序盤鬱気味注意) 十五夜・陽 回転寿司 回転寿司アフター 回転寿司ピリオド 薔薇乙女たちが運動会 蒼星石とチューインガム おれおれ詐欺にご用心 おばあちゃん シリアス注意 誰がために 鬱? ソウデレラ DVD お酒注意報 M蒼 L蒼
  • ゲーム
    ゲーム一覧 Rozen Maiden Lapislazuli 作成 濃縮蒼汁氏 プレイ画像 料金 フリー ダウンロード 作者ページでダウンロード可 濃縮蒼汁 http //nousyukuaojiru.soregashi.com/ 待ちぼうけ・Hな蒼い子 作成 South*east*east!他 ジャンル 耐久放置プレイ 内容 蒼星石を放置して観察する ちなみに3種類ある プレイ画像 料金 フリー ダウンロード Hな蒼い子は作者のHPで入手可能 他は不明*一番左は『ふたばら』にて落とせます 蒼い子パズル 作成 不明 ジャンル パズル(魔方陣) 内容 蒼星石をクリックすると 同x軸上とy軸上の絵が入れ替わるので 全てドレスにすればクリア プレイ画像 料金 フリー ダウンロード ...
  • SS5
    SS一覧その5 Let s have a Pick-Me-Up. 甘えんぼ joy もしもシリーズ お姉さんみたいな存在 にぎやかな病室 クーラーの番人 羊羹より抱っこ 指ちゅぱ蒼星石の可愛さは異常 夏休み突入 母親代わり? 映画見に行こうよ 本能の開放 記念日 という夢を見たんだ お菓子作り ☆ローゼンメイデン運動会☆ ジュン君の力 人という字 DCS 祭りにいこうよ 帰省の理由は… 深夜に帰宅 声が出ない 或るマスターの愉快な日常 大切なお人形(※鬱注意) 夢のヒーロー 幸福な契約 昔話・薔薇乙女物語 長い夢(※鬱注意) 何かの為に 八月三十一日(晴れ) 九月一日(雨) 百物語 お気に入りの中身 待ち焦がれ 正しい味わい方 駄文(※鬱注意)
  • 昔話・薔薇乙女物語
    ※当時の時代背景、言葉等の知識が不足しており、  現代語を多用している事をお許し下さい。 ――プロローグ―― 時代は江戸。文明開花どころか、未だ帯刀した人間が我が物顔で町を闊歩しています。 その中で、武士というより農民と言った方がしっくりくる優しい顔立ちの男が 母屋の離れにある豌豆の栽培に勤しんでいました。 腰に差している簡素な装飾が施された一振りの日本刀に桜の花弁が舞い降りてきました。 黒光りする鞘が淡い月明かりに照らされ、妖艶な雰囲気を醸し出しています。 「ふぅ……」 男は溜息をつき腰を下ろしました。 「……いい月だ」 今宵は新月なので月は出ていません。 阿片でもやっているのでしょうか。 「さて、豌豆の世話もやり終えたし、床につくとするかな」 やけに独り言の多い男は立ち上がり歩き始めました。...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その6
    マ「大丈夫?あんまり気を落とさないでね。君達はまだまだ長く生きられるんだからいつかは仲良くなれるよ。」  薔「・・・はあ。」  マ「みんな今はどう接していいのか良く分からないんだよ、きっと。    あの水銀燈だって最初はみんなともっと険悪だったっていうし、君も大丈夫さ。」   そう励まして薔薇水晶の頭を撫でる。  薔「・・・ありがとうございます。お父様以外の人に・・・優しくされるのは・・・・・・初めてです。」  槐「うおおおーー!!ばらしーが僕以外の人間に!    でもばらしーは喜んでいる・・・悔しいけど、悔しいけど!良かったね、ばらしー!!」  マ「だから落ち着いてくださいよ。・・・じゃあさ、薔薇水晶ちゃんはここのお野菜を切ってもらえるかな?」  薔「はい・・・頑張ります。」  翠「いくです!見るも無残な野菜のジャンクで山を築いてやるです!!」  真「静かになさい、...
  • 鍋大会@薔薇乙女
    その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11 その12 その13 その14(終り)
  • 鍋大会@薔薇乙女~その7
    マ「さーてと、ダシもとった、お肉も煮始めた、お次はお米をといで・・・」  蒼「マスター。」  マ「ん。蒼星石どうしたの?」  蒼「あのさ、みんなでご飯を食べるんなら炊かなきゃ足りないよね。」  マ「そうだよね。今から炊こうと思ってたんだ。」  蒼「それさ、僕らがやるよ。」  マ「いいって、いいって。ついでもあるしさ。」  蒼「でもうちはマスター達の倍の人数だし、マスターの負担を少しでも減らしたいんだ。」  マ「えーっと・・・。」  蒼「僕じゃ駄目?頼りなくって任せられない?」  マ「いや、そんな訳ないけど。・・・じゃあお任せしたよ。頼むね。」  蒼「うん!」   蒼星石が嬉しそうに去っていった。  マ「さてと、蒼星石のおかげで仕事が一つ減ったしその分肉団子でも作るかな。」   生地をこねていたところ肩をちょんちょんとつっつかれた。  マ「はい、なんでしょうか?...
  • 未来から来た薔薇乙女人形
     その日は真夏の面影を思い出させるひどく晴れた日だった。セミの鳴き声こそしないものの、前日の雨の影響で 不快指数はかなりの高ポイントをマークしていた。俺はそんな暑さにうんざりし、書いていた途中の履歴書を力任せに 丸め、ゴミ箱に放った。  そう、俺は高校もまともに卒業をしなかった職業を持たない若本、もとい若者。世間ではNEETと銘打たれ、社会のゴミだとか 言われている。かの有名人が言ったように人間にクズはいないと思い、育ってきた俺だがまさか自分がそれになるとは思いも しなかっただろうな。今では親にも見離され、借家で暮らしバイトをしながら青春を無駄にしている。青い鳥がいるとしたら MY青い鳥はどこにいるのだろうか。  最も暑い時間帯、2時を回るころ、俺はテレビを点ける気力すらなく、扇風機の生ぬるい風を全身に受けながら放心していた。 こんな日に汗を一滴もかかないやつがいたら俺がそ...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その4
    銀「さあて全員の持ち寄ったものを放り込んでやったわぁ。」 真「さしずめ絆鍋ってところかしら。」 金「アリス鍋でもいいんじゃないかしら?」 蒼「本当にみんな入れちゃったんだね。」 翠「蒼星石は何を入れましたか?」 蒼「お鍋だから変なものを入れてもね。だし汁を入れておいたよ。」 マ(それはそれで味の崩壊に寄与するだけな気がするんだけど・・・)  その様子を遠目に眺めていたマスターは心の中で突っ込みを入れて自分の作業に戻った。 翠「煮えてきましたよ。誰か味見してみるです。」 銀「あんたが食べればいいじゃない。」 真「長女のあなたが先でいいわよ?」 雛「カナどうぞなのー。」 金「一番下の妹に譲るべきじゃないかしら?」 銀「それもそうね。」 翠「たまにはいい事も言いますね。」 蒼「・・・とりあえず僕は遠慮しておくよ。」 真「じゃあ雛苺に譲ってあげるわ。」 雛「ヒ、ヒ...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その3
    マ「さてと、どうやってチームを分けようか。」   集まったのは声を掛けたドール達のほかにはみっちゃんとのりが来た。   ジュンは腹痛を理由に欠席だそうだ。今腹痛なのか未来で腹痛になるのを危惧してなのかは分からない。   あと巴は残念ながら部活の関係で都合がつかなかったそうだ。   土鍋やらカセットコンロやらはみんなの家からかき集めたのを合わせれば十分に足りそうだ。  真「私達は姉妹で組むわ!」  マ「ドール達だけでって事?」  真「そうよ、別に問題は無いわよね?」  マ「・・・そうだね、それがいいかもしれないしね。」  銀「どういうことかしらぁ?」  マ「まあ・・・姉妹の親睦を深めてくれれば周りとしても結構ってとこかな。」  真「と、いう訳で話は通ったわよ。」  金「ここまではカナの策どおりね!」  真「これで後は自分達が食べられる物さえ作れば勝ちよ!!」...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その11
      蒼星石から貰った分を完食したマスターがもう一度お替わりに立とうとする。   そこに薔薇水晶が声をかけてきた。  薔「あの・・・よそいました・・・食べて下さい。」  マ「え?ああ、ありがとう。」  薔「今日は・・・とても・・・楽しかったです。」  マ「そうだよね、料理っていざ本格的にやってみると楽しいよね。」  薔「いえ・・・あなたと作ったから・・・。」  マ「分かる分かる。誰かと一緒に作るって滅多に無いから面白いよね。」  槐「ばらしー、僕の存在は?」  薔「・・・ふぅ・・・味は・・・どうですか?・・・だんな様。」  マ「だんな様ぁ?」  薔「すみません・・・お父様に言わされていたせいで・・・つい・・・。」  槐「自業自得だけど心がキリキリするよー!」  マ「さっきも言った気がしますが、ばらしーに一体何を教えてるんですか。」  薔「とんだそそうを・・・気分を...
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