「マスター起きて、朝だよ」
その一言で簡単に覚醒する俺の頭。
よし、今日も蒼星石の可愛さは異常。
「早く顔洗ってきてね」
ご飯冷めちゃうから、
そう言い残して部屋を出て行こうとする彼女の腕を掴む。勿論無意識に、だ。
「…マスター?」
「あ?…あぁいや、ごめん、何でもないよ」
いやいや、何やってるんだ俺は。
内心大慌てで腕から離し、そのまま下ろそうとした手を、
蒼星石が、…
「………ッちょ、そそそ蒼星石!?」
「なんかマスターかわいいからさ」
ちゅ、とキスされた左手が熱いのは気のせいではないと思う。
最終更新:2007年11月27日 19:52