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「何する気なの?」
「なんでもない。気にしないでくれ」
「嘘吐いててもわかるんだから」
「奴らをどうにかする」
「どうにかって……」
「ここでじっとしてろ。俺がどうにかする」
無理やり鋏を奪い取って歩き出す
当てなんてなかったがかっこつけたかったのだ
まったくダメなマスターだよな
「僕も行く。出来る事は無いかもしれないけど……マスターの傍にいる」
言葉は返さない
閉じ込めてやりさえすればいい

小走りでドアへかけて行きドアを閉める
勢いよくしまるそれに何かが引っかかる
無理やり挟んだ手
関節などおかしな方向に曲がっているようだ
「僕はマスターといつも一緒だよ」
俺には蒼を傷つける事なんて出来ない
付いてこられる羽目になるなんて情けない
「ありがとう。蒼がいれば俺は頑張れる。何でも出来るんだ、きっと」
「それは僕じゃなくてマスターの力だよ。本当はマスターは凄いと思うよ」
そう言われても実感は湧かないが、なんとなく自信が持てた

一人じゃないってのは意外と心強かった
アドレナリンが出てるのか撃たれても痛くなかった
切れ味の鋭い鋏はよく切れ、肉を刻む
そんな姿は見せたくなくてなるべく後ろに下がらせた
蒼は声もなく叫びもなくただ震えていた
「ふふふ…はははは」
そんな声が漏れていた」
どんな心境の変化か楽しくなってきたらしい

「マスター、マスター、いつものマスターに戻ってよ」
「あぁ?俺はいつもの俺だろうが?」
テロリストは皆殺してしまったらしい
次は乗客へと刃を向ける
もう誰だって構わないのだ
「マスタァァァァァァ」
そう腕に飛び掛るのも振り払う
子供も大人も切りつけ自分を血に染め上げる
「ごめんね、マスター……」
そんな声が聞こえた気がした

「知らない天井だ……」
全身が痛む
もうどこが痛いのかもよく分からなくらいに
「俺は………」
「マスター、やっと起きてくれたんだね!」
「俺は、俺はどうしたんだ……」
飛行機での血の記憶
「マスター、無理しないで」
「お前も切ったんだな…?」
「気にしないで……マスターが生きてれば僕はいいから」
蒼は優しく抱きしめてくれる
まだ完全に戻らない記憶
犯してしまったであろう罪
でも、蒼さえあれば生きていける
「…………かぁずきぃ」
バーーーーローーーーwwwwww
コイツじじいじゃねーかwwww