マ「大丈夫?あんまり気を落とさないでね。君達はまだまだ長く生きられるんだからいつかは仲良くなれるよ。」
 薔「・・・はあ。」
 マ「みんな今はどう接していいのか良く分からないんだよ、きっと。
   あの水銀燈だって最初はみんなともっと険悪だったっていうし、君も大丈夫さ。」
  そう励まして薔薇水晶の頭を撫でる。
 薔「・・・ありがとうございます。お父様以外の人に・・・優しくされるのは・・・・・・初めてです。」
 槐「うおおおーー!!ばらしーが僕以外の人間に!
   でもばらしーは喜んでいる・・・悔しいけど、悔しいけど!良かったね、ばらしー!!」
 マ「だから落ち着いてくださいよ。・・・じゃあさ、薔薇水晶ちゃんはここのお野菜を切ってもらえるかな?」
 薔「はい・・・頑張ります。」
 翠「いくです!見るも無残な野菜のジャンクで山を築いてやるです!!」
 真「静かになさい、ばれたらまずいでしょ!」
 薔「では・・・・・・・・・哈っ!!」
   スパパパパ・・・・
 マ「こ、これはお見事!!」
 槐「流石だよ、ばらしー!!」
 薔「ありがとう・・・ございます。」
  薔薇水晶がぺこりと頭を下げる。
 銀「あの子・・・普通に料理しちゃってない?」
 真「まさか約束を反故にする気じゃあ・・・。」
 蒼「さっきなんて言ったんだっけ?」
 翠「えーと、確か『あいつのチームに潜入してお前の好き放題、勝手気ままに料理してやれですっ!!』と言いつけましたよ。」
 銀「もしかして・・・本気で好きなように料理してるだけなんじゃ・・・。」
 雛「あうー、結構お上手みたいなのー。」
 金「意外な伏兵かしらー!!」
 槐「すごい、すごいよばらしー。流石は僕の最高傑作にして最愛の娘!!」
 マ「確かに・・・これはすごいや。こんな風に可愛くて料理の上手なお嫁さんがいたらさぞ幸せだろうね。」
  さらに元気付けようと、再び薔薇水晶の頭を撫で回す。
 槐「くっ、いくら君にでもばらしーはやらんぞ!!」
 マ「定型の誉め言葉にムキになって噛み付かないでください。」
 薔「お嫁さん・・・もっと誉めていただけるよう・・・頑張りますね。」
  いつもはあまり感情をあらわにしない薔薇水晶の顔にはにかんだ笑みが浮かんだ。
 マ「おっ、偉い偉い。じゃあこちらも薔薇水晶ちゃんに負けないように頑張るかな。」
 薔「ばらしーで・・・いいです。」
 マ「いや女の子をあだ名で呼ぶのって個人的に苦手で。」
 薔「呼んで・・・くれないのですか?」
 マ「えーと、じゃあ・・・この後もよろしくね、ばらしー。」
 薔「・・・はい。」
 マ「やっぱ・・・なんか照れくさいや。」
 薔「ふふ・・・そうですか。」
 翠「くっ、なんだかんだであのチームがパワーアップしてしまいましたよ!」
 真「このままじゃあ・・・」
   スパパパパパパパ・・・・
 金「こ、これは!」
 雛「薔薇水晶よりもすごいのーー!!」
 蒼「それがどうかしたのかい?だったらこっちはそれ以上でいけばいいだけ、だろ?」
 翠「そ、そうですよねっ!流石は蒼星石ですぅ。」
 蒼「ふふふふふ・・・。」
 銀「なんか・・・燃えちゃってるわね。」
 真「でもこれで勝負は分からなくなってきたのだわ。」