蒼星石の呼びかけで薔薇乙女達が集まった。
 マ「と、いう訳なんだけどさ、みんなで鍋をつっつかない?」
 真「大人数で鍋を?」
 マ「そう。みんなでどのお鍋が一番美味しいのか競争してさ。」
 翠「そんな面倒なのはごめんですよ。」
 マ「やだ?」
 翠「なんでてめえのお遊びにつき合わされなきゃいかんですか。せめてご褒美くらい出すんですね。」
 マ「ご褒美といわれてもなあ・・・。そういえばさ、みんなくんくんを好きだったよね。」
  そう言って何かを取りに行った。
 マ「でもこれじゃあちょっとしょぼいかな。」
  ちゃら、と手にした物を見せる。
 蒼「それは幻のくんくんストラップ!」
 マ「これってそんなにすごいの?」
 雛「それは昔お菓子を買うと抽選で貰えたの。」
 真「でも愛好家からはデザインが首吊りにしか見えないと猛反発!」
 金「それで速攻でお蔵入りにされちゃったのかしら。」
 銀「その結果、超レアになって愛好家垂涎の的になったのよねぇ。」
 翠「ネットですら幻と呼ばれている逸品ですっ!!」
 マ「・・・マニアって勝手な人種だね。」
 翠「翠星石達が総出でお菓子を消費しまくっても当たらなかったというのに・・・。」
 蒼「意外にもこんな身近なところに・・・。」
 マ「へえー、食玩メーカーの友達がいらないからってくれたんだけどね。そんな貴重なものだったんだ。
   自分は今の今まで存在すら忘れちゃってたよ。なんか申し訳ない気がするなー。」
  手の上のストラップを面白そうにもてあそぶ。
 真「ちょっと、なんて事をするのよ。傷でもついたら大変なのだわ!」
 マ「あー、ごめんごめん。じゃあここにいるみんなだけが対象だけどご褒美はこれって事でいいね。」
 翠「一つ疑問があります!」
 マ「なあに?」
 翠「なんで水銀燈がちゃっかり混じってやがるですか!?」
 銀「別にいいじゃないのよぉ、そんなことぉ。ちょうど通りかかったのよ。」
 マ「まあいいんじゃない?とりあえず白菜と大根を食べてくれるんなら。」
 銀「それならキムチがいいんじゃない?ちなみに乳酸菌の発酵食品よぉ♪」
 マ「いや、今回は鍋だから。お土産に持ち帰ってくれるのなら作っておくけど。」
 銀「いらないわよ。ところでどうやって味で勝負つけるのよ?」
 マ「適当に分かれたチームごとに土鍋一杯の鍋を作って、みんなで自由に食べあう。最初に空になったら一番ってのでどう?」
 翠「まあ妥当ですかね。」
 真「具は?何を使ってもいいのかしら。」
 マ「とりあえず白菜と大根を食べなきゃだからそれは使ってもらうとして、あとは全て自由でいいんじゃない?」
 翠「じゃあ早くやるですよ。」
 マ「それじゃあさ、ジュン君達も呼んで来てよ。」
 真「分かったわ。」