今日は節分だということで俺はとりあえず豆を買ってから家路に着いた。
それがよもや、あんなことになろうとは――。

「ただいま、蒼星石」
「おかえりなさい、マスター」
帰るや否や、蒼星石がとことこと玄関まで走ってきて出迎えてくれる。
毎日こんな風に帰りを待っていてくれるからか、疲れて帰ってきても元気が沸いてくる。
「あれ?それは何?」
早速、俺の持っている袋に気付いたようだ。
「ああ、これは豆だよ。今日は節分の日だからね」
「節分?」
「日本では年に一度、節分の日に豆を撒くんだよ。家の中に幸せがやってきて、災いが外に出るようにっていうおまじないみたいなものでね。鬼は外、福は内、って言いながらね」
「へぇ・・・そうなんだ。僕もやりたいよ、マスター」
「そう言うと思って買ってきたんだ。それじゃ夕食の後に撒こうか」
蒼星石はそれを聞いて、嬉しそうに夕食の支度を始めた。
夕食が出来るまでの間に俺はシャワーを済ませておくことにした。

「はぁ・・・さっぱりした」
「あ、マスター。お風呂上がったんだね。夕食、もう出来てるよ」
「うん、それじゃ着替えたら食べようか」
夕食は蒼星石が作ってくれたロールキャベツだった。
「今日も美味いな」
「そう?美味しいって言って貰えて嬉しいよ」
二人で他愛ない会話をしながら食事を取る。それでも俺たちにとっては楽しい時間。

夕食を終え、俺たちはいよいよ豆撒きをすることにした。
「それじゃ、今日は特別に蒼星石のために俺が鬼の役をやってやろう!」
「え?」
「つまり、蒼星石は俺に豆をぶつければいいんだよ」
「そんなこと出来ないよ・・・」
「どうして?」
「だって・・・マスターに豆をぶつけるなんて・・・」
「蒼星石は優しいな、でも遊びだと思ってさ。ほら」
そう言うと、俺は蒼星石に豆の入った袋を渡す。
「う、うん・・・」
気兼ねしながらも蒼星石は同意したのか、袋を受け取った。
「鬼はー・・・外ー・・・」
謙虚な声を出しながら、蒼星石は弱々しく俺に豆を投げつける。
「そんなんじゃ駄目だよ。もっと強く投げつけるんだ!じゃないと鬼は出て行かないぞ?」
「う、うん・・・鬼は外!」
今度は思い切り投げつけられた。
「そう、それでいいんだ!ほら、もっと!」
また蒼星石が俺に向かって豆を投げつける。
そんなことが何度か続いて――。

やがて、蒼星石の中で何かが弾けた。
「マスター、僕なんだか楽しくなってきたよ」
蒼星石はにこにこと笑いながら、俺に豆をぶつける。
「そりゃ良かった。でも、なんかさっきから段々と容赦なく・・・」
「だってマスターが全力で投げつけろって言ったんだよ?」
そう言い、蒼星石はまた俺に豆をぶつける。
「ちょ・・・ちょっと・・・蒼星石・・・?」
豆を投げる手は休まることなく、最初は楽しかった鬼役もいつの間にか痛いものへと変わっていった。
「そ、蒼星石・・・痛いっ・・・・」
「マスター、ちゃんと鬼は外に追い出さなきゃ!ほら、鬼は外でしょ?」
豆のつぶてが飛んでくる。俺は両手で頭を守るようにしながら、逃げようとする。
「あっ・・・」
やがて豆を全部投げきったのか、蒼星石の持っている袋は空っぽになっていた。
「ふぅ・・・全部投げ終わったみたいだな・・・」
「マスター、まだ終わってないよ?」
笑顔のまま、蒼星石は安堵する俺へと近づいてくる。
「ねぇ、マスター。鬼はやっぱり徹底的に懲らしめなきゃいけないと思うんだ」
蒼星石はいつの間にか鞭を手にしていた。
「この状況は・・・・」

「・・・蒼星石・・・どうしたんだ?」
「マスターが痛がる顔、とっても可愛いんだもん・・・」
蒼星石はそう言うや否や、俺に鞭を振るう。
ピシィッという音と共に左腕に痛みが走る。
「つぅ・・・・っ」
「そう、その顔・・・。マスターのその顔、もっと見たいなぁ・・・」
蒼星石はまた鞭を振るう。
「あぅっ・・・・」
今度は胸の辺りに激痛が走る。
「やめ・・・蒼星石・・・っ!」
「もっとその顔を見せてよ」
いきなり蒼星石は俺の肩を掴み、そのまま押し倒してくる。
「うわっ・・・・」
「マスター、大好き・・・・」
蒼星石の恍惚とした表情に一瞬、我を忘れてドキリとしてしまう――が、それがいけなかった。
「ねぇマスター、なんか太ももに変なものが当たってるんだけど。これってマスターの・・・だよね?」
目の前に蒼星石を意識して感じたせいか、思わず俺の股間の"それ"は大きくテントを張っていた。
「鞭で叩かれたのに大きくなってるなんておかしいよね?それともマスターは変態なのかな?」
蒼星石は遠まわしに罵りながら、俺のズボンを下げていく。

「あはは、やっぱり大きくなってる」
蒼星石は笑うと、俺の"それ"を軽く指で弾いてみせる。
「っ・・・・」
その衝撃で、更に"それ"は大きく膨張した。
「でこぴんしたらまた大きくなったよ?これ、どこまで大きくなるのかな?」
蒼星石はそのまま俺のパンツまで脱がせると、露になった"それ"を見て表情を嬉々とさせる。
「マスター、自分が今どんな状況かわかる?女の子に虐められて興奮してるんだよ?それって変態だよね?」
蒼星石は笑いながら、俺の"それ"を足で踏み出す。
ムギュムギュと踏まれ、"それ"は限界まで膨張し、今や完全に硬くなっていた。
「足で踏んでるのに大きくなった。変なの」
更に蒼星石は足で踏み続ける。
「う・・・ぁ・・・・」
その痛さと気持ち良さに思わず声が漏れ、その直後に俺は射精してしまった。
力なくビュルビュルと白い液体が"それ"から発射されていく。
「あー・・・僕の足、汚れちゃった・・・」
蒼星石は汚い物を見るように吐き捨て、今度は俺の眼前に足を持ってくる。
「ほら、マスターのせいで汚れたんだから舐めて綺麗にしてよ」
「え・・・?」
俺の精液でベトベトになった蒼星石の足。
「で、でも・・・」
「誰のせいでこうなったの?」
「そ、それは蒼星石が・・・」
「でも我慢出来なかったのは変態のマスターだよね?ああ、こんな人がマスターだなんて・・・」
蒼星石は既に俺のことを汚物か何かのように蔑んだ目で見ながら言う。

「ほら、舐めて綺麗にしてよ」
足を突き出し、蒼星石はもう一度俺に命令する。
俺は仕方なく、蒼星石の足の根元から裏に渡って舌を這わせる。
自分の精液を舐めるという屈辱、しかしながら蒼星石の足の裏を舐めているというもう一つの事実。
それにより、俺は再び興奮していた。
「ねぇ変態さん。また大きくなってるけど、自分の出した汚い液体を舐めながら興奮するだなんて人間の屑じゃない?」
チュパチュパと蒼星石の足の指をしゃぶっていた俺は、蒼星石に罵られることで更に興奮した。
「違う・・・これは・・・」
「もしかして、僕の足に興奮してたの?へぇ、今までそういう風に性的な目で僕を見てたんだ?」
「そ、それは・・・・」
否定出来ない――かもしれない。確かに蒼星石は可愛いし、とてもよく尽くしてくれていた。何より一緒にいて楽しかったし――。
「やっぱりそうなんだ。人形に欲情するだなんて・・・気持ち悪い」
蒼星石は憐れむような目で俺を見、それから俺の口の中へと足を思い切り突っ込んだ。
「むぐっ・・・・・」
思わず吐きそうになる。
「ほら、休まずにちゃんと舐めてよ。あ、それから大きくなってるそれだけど・・・別に自分でしごいてもいいよ?ほら、人形の足を舐めながら自慰に耽れば?」
それから俺は右手で自分の"それ"をしごきながら、蒼星石の足の裏を満遍なく舐め尽くした。
その間にも、俺は幾度となく蒼星石の前で射精した。しかし、最早恥辱だとか屈辱を感じることはなく――それは単なる快楽でしかなかった。

「もう二度と僕に近寄らないでね。あと僕の名前を呼んだりしないでね、貴方に呼ばれると反吐が出そうだから。その代わり、これからは僕の事を"ご主人様"って呼んでね」
「はい・・・ご主人様・・・」
俺はいつの間にか蒼星石の言いなりになっていた。けれど、そんなことは既にどうでもよかった。だって彼女は俺にとって最高の主人なのだから――。