※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

 今日は休日、蒼星石の入れてくれた紅茶を飲みながら、ソファーの上でくつろぐ自分。
 そんな折、蒼星石が話しかけてきてくれた。

「ねぇマスター」
「何?」
「マスターって好きな人っているの?」
「ぶっ」
 予想外な質問に、思わず紅茶を噴出す俺。
「ど、どうしたの?急に…」
「答えてよマスター」
 蒼星石がまっすぐな目で見つめてくる。
「………コホン」
「俺は蒼星石の事が世界で一番好き…」
「そうじゃなくて、人間の方で」
 めっちゃ恥ずかしい。
「マスターって今まで女の人と付き合ったことあるの?」
「ん、も もちろん、恋人の一人や二人……」
 蒼星石は目線をそらさず聞いている。
「ふぅん……ねぇ、マスターはその人達の何処が好きだったの?」
「へ?」
「だーかーら、マスターはどうしてその人たちの事が好きだったの!?」
 やや怒ったように繰り返す蒼星石。
「どうしてって……好きだったからじゃないのかな?」
「むー…そうじゃなくて、もっと具体的なことで、何か無い?」
 蒼星石が顔を近づけてくる。
 しかし、あらためて言われると理由なんてものが思いつかない。
「……やっぱり、好きだったからかなぁ…」
「だから…その、もっと具体的に…」
「具体的に好きだったんだよ、そりゃあ形の無いものだけど、相手の事を好きだって思う気持ちは間違いないものだったからね」
 ちょっとカッコつけて言ってみたが、蒼星石にはあんまり伝わっていなかったようだった。
「じゃ じゃあ、マスターの好きなタイプってどんな人?」
 立て続けに蒼星石が質問してくる
「……どうしたの?」
「どうしたのって…?」
「いや、なんか急に色々聞いてくるもんだから… どうかしたの?」
 なんとなく言ってみた、しかしその問いが急に蒼星石を追い詰めたらしい。

「うん、と…あの…その……ね?」
 明らかにうろたえる蒼星石。
「まさか、蒼星石……!」
「?」
「好きな人でも出来たのか!」
「え?」
 そ、そうか、いやそうに違いない、そうかだから男の好きな女性のタイプを聞いてきたんだな、
まぁ蒼星石はこんなに可愛いんだから恋の一つや二つしたっておかしくないだろうしもしかしたら
ローゼンさんは男性型ドールなんてものも作ってるやもしれん、しかし同じドールだからと言って
俺の心のオアシスであり体のオアシスでありこの世の全てである蒼星石に声をかけるなんて21世紀早いんだよドールさん、
俺の娘的であり俺の嫁的であり俺の妹的であり俺のメイドさん的であり俺のご主人様的な蒼星石を奪うことなど誰にも出来ないのだよ明智君フハハハハ 
しかし最終決定件はやはり蒼星石にあるわけだし?自分も蒼星石の決めたことならどんなことでも協力したい、
いやしかしお付き合いとなると話は別なんだよ、
うん、だってあれでしょ?俺が父親役になって「お父さん!僕に蒼星石さんをください!」「君にお父さんと呼ばれる筋合いは無い!」とか言う流れがあるんだろ?
ちょっとまてよ、そうだとしたら俺がもし蒼星石を嫁に貰うとしたらやっぱりローゼンさんのところに挨拶に行ったりするべきなのか?
いや、こんな可愛い子を戦い合わせるなんて奴をお父さんと呼んでたまるかよ、なぁ蒼星石。
俺だったらアリスゲームとか抜きで蒼星石とかもう間違いなくアリスだよ、もう完璧、アリス完成してますよおとうさん。
ヤベェ、ノリでお父さんとか言っちゃったよ、まぁ俺達は結婚を前提に契約させていただいてますなんてこともあるのかな?
あったら契約するときにそう言うべきだったのか?まぁいいや、とにかくまぁこんなに可愛い蒼星石は俺の嫁ってことだ。
「つまり蒼星石の可愛さは異常ってことなんだよ!」

「どうしたのさマスター!!」
 蒼星石の声ではっと目が覚める
「…スマン、なんかトリップしてた……」
 さっき理性を爆発させたせいで、今ならスラスラと言える
「それで?好きなドールでも出来たの?」

「ちょ、誤解だよマスター!!」
 蒼星石が強く否定する。
「ん?違うの?」
「えとっ…まぁ…好きな人は…いるんだけどさ…」

 *リピート
「つまり蒼星石の
「大丈夫なの!?マスター!!」

「落ち着いてよマスター、それでさ…その…好きな人っていうのは…ま、まま」
「ま?」
「………マスターの事なんだ…」
 蒼星石が顔を下に向け、必死で顔を隠そうとする。
 しかしそうしていても耳の先まで顔が真っ赤に染まっているのが分かる。

「……俺?」
 自分を指差し、蒼星石に聞き返す。
 蒼星石はうつむいたまま頷く。
「…だから…マスターの好きな女性になりたくて…」
 蒼星石がポツリと言う。
「ま、マスター…それで…その…好きなタイプ…教えてくれるよね?」
 蒼星石が少しだけ顔を上げ、上目遣いでこちらを見る。
 俺は蒼星石を持ち上げ、自分のひざの上に乗せた。
「好きなタイプは…蒼星石みたいな頑張り屋さんかな」
 蒼星石の頭を優しく撫でる。
「え…じゃ、じゃあ、理想の女性に求める条件はっ?!」
「蒼星石みたいに可愛くてカッコいい事かなー」
 蒼星石をしっかりと抱き寄せる。
「そ、そんな…じゃあ結婚相手の条件は!?」
「蒼星石みたいにクールなんだけど甘えてくれる子かなー♪」
「もうマスター!答えになってないよ!」
「イイーンダヨ!蒼星石はそんな事考えなくても俺の恋人さー!!」
 蒼星石に抱きつき、まさちゅーせっちゅを開始




 こうして休日の夜が過ぎていった……