※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

 水銀燈のnのフィールドで対峙する蒼星石と水銀燈・・・。
蒼星石「このままではボクは君を倒せないようだね・・・。」
水銀燈「その大きな鋏は自分の力を集中できずにただ漂ってるような物。」
水銀燈「自分の実力の無さを露呈しているような物よ蒼星石ぃ~」
蒼星石「言ってくれるね・・・水銀燈。 でもこれがボクの実力だと思われたら困るな・・・。」
蒼星石「卍開っ!!!!!!!!!!」
蒼星石「発現っ!!!!!!パッチソードっ!!!!!!!!!!!!!」
水銀燈「なにっ!?下仁田ネギだとっ!!!!!!!!!!」
 下仁田ネギを片手に斬りかかる蒼星石
蒼星石「はぁぁぁぁああああ」
 ザシュッ
水銀燈「クッ・・・スピードも上がってるっ!?」
蒼星石「水銀燈・・・君も本気を出さないと一方的に負けちゃうよ?」
水銀燈「フフフッ、どうやら少し貴方を見くびってたようね・・・。」
水銀燈「フフフ・・・良いわ、私の本当の力を見せてあげる・・・。」

 懐からヤクルトを取り出す水銀燈・・・。
水銀燈「ドーピングヤクルトスープだっ!!!!!!!!!!!!」
 それを一気に飲み干す。
 飲み干した水銀燈の肉体は突如にして筋肉質になって行った。
 まるで戸愚露(弟)の100%の肉体の様に・・・
蒼星石「筋肉は付ければいいと言う物じゃないっ」
蒼星石「過剰に付いた筋肉はその者のスピードを殺す」
水銀燈「なら、あなた自身試してみたらぁ~」
蒼星石「言われなくてもっ」
 パッチソードを構え水銀燈に飛び掛る
蒼星石「てやぁぁぁぁあああああ」
 ガシッ!!!!!
蒼星石「なっ・・・そんな、馬鹿なっ」
 蒼星石の一撃は無残にも水銀燈の片手で止められた。
水銀燈「そろそろ終わりにしましょう・・・蒼星石・・・。」


 不敵に笑う水銀燈・・・。
水銀燈「真説・鼻毛真拳超奥義そぉぉぉおおおおおい!!!!!!!!」
ビュティ「筋肉質になった意味が無い奥義出ちゃった────っ!!!!!!!」
 巨大なヤクルトが蒼星石の頭から被される
 サッパーン
蒼星石「うわぁぁぁぁぁああああ」
翠星石「蒼星石ぃ──っ」
 空から力なく落ちてくる蒼星石を受け止める翠星石
翠星石「クソッ! 蒼星石が殺されるってどういう事だッ! ナメやがってクソッ! クソッ!」
翠星石「おい 水銀燈、もしもし? この借りは必ず返すですぅ」
蒼星石「翠星石・・・その気持ちは嬉しいけど勝手に殺さないで・・・。」
 それだけ言うと蒼星石は気を失った。


翠星石「取りあえず、水銀燈に見付らないように隠れるですぅ」
 プルル プルル
翠星石「こんな緊急事態に誰ですぅ まったく・・・。」
 チュイン
真紅「大丈夫かスネーク」
翠星石「大丈夫じゃねーですよ真紅。蒼星石が気をうしなって・・・」
真紅「ここでは私は真紅では無く大佐なのだわ。以後ちゃんと気をつけるのだわスネーク」
翠星石「はいはい、大佐判りましたですぅ・・・でどうしたら蒼星石は目を覚ますですか?」
真紅「センズよスネーク センスと言う豆を食べれば大丈夫よ。」
翠星石「センズ・・・聞いた事無い豆ですぅ・・・何処にあるですか?大佐」
 ザー
翠星石「・・・」
翠星石「肝心な部分を教えないなんて、役立たず大佐ですぅ」
翠星石「それにしても困ったですぅ・・・センズなんて聞いた事無いですぅ…。」
 何とか物陰に蒼星石を連れて隠れる翠星石。
 これで当分は水銀燈の目を欺けるだろう・・・。
 そう思っていると突然翠星石の名前を呼ぶ声が聞こえた。
雛苺「あーっ すぃせぃせきぃ~」
 何処からやって来たのだろうか、笑顔で雛苺が駆け寄ってくる。
翠星石「ちょっと 馬鹿苺っ!! 静かにしなさいっ!! 水銀燈に見付ったらどうするでぅ」
雛苺「うゅ~ 蒼星石どうしちゃったの?」
翠星石「体力を消耗しすぎて気絶してるんですぅ・・・。」
雛苺「そんな時はこれを食べるといいの~」
 そう言うと、見慣れた物を取り出す雛苺・・・。

翠星石「それって・・・」
雛苺「うにゅーなのーっ うにゅー食べれば元気になるのー」
 そう言う雛苺の手には苺大福と思われる物が握られていた。
翠星石「馬鹿苺っ!! そんな物で蒼星石が目を覚ますわけが無いですぅ」
雛苺「でもでも~ このうにゅーはお豆入りで物凄くレアなんだよ~?」
翠星石「豆っ?! ちょっと貸しやがれですぅ」
 そう言うと雛苺の手の中にあった苺大福を奪い取る。
翠星石「原材料・・・あんこ、小麦粉、苺、豆(センズ)」
翠星石「・・・!? まさに灯台下暗しとはこの事ですぅっ」
翠星石「でかしたですぅ、雛苺っ!!早速蒼星石に食べさせるですぅ」
雛苺「雛も雛も、蒼星石に食べさせるの~」
 うにゅーを少しちぎり蒼星石に食べさせる2人
雛苺「うゅ~ 蒼星石目を覚まさないの~」
翠星石「早く目を覚ますですぅ蒼星石・・・。」
 蒼星石が気を失ってから翠星石の目に溜まっていた涙が今にも零れ落ちそうだった。
水銀燈「フフフ・・・みぃーつけたぁ~」
 思わず上空を見上げる2人・・・そこには不気味な笑みを浮かべる水銀燈の姿が有った。
水銀燈「2人で何をこそこそやってるのかしらぁ~?」
翠星石「まっ不味いですぅ 見付ったですぅ…。」
 慌ててうにゅーを隠す翠星石。
 隠した先は蒼星石の口の中・・・。
翠星石&雛苺「あっ!!」
水銀燈『?』

雛苺『ど、如何し様、翠星石ぃ~』
翠星石『しゃーないですぅ、もう蒼星石の口の中に全部入れちゃったですぅ』
水銀燈「・・・よく判らないけどどうやらチャンスのようね・・・」
 急降下して2人に襲い掛かる水銀燈
翠星石「キャァァァアアアア」
 ガキィ──ン
 翠星石の頭上で大きな音が鳴り、翠星石に水銀燈の攻撃が来る事は無かった。
雛苺「蒼星石が起きたのーっ」
 そこには水銀燈の攻撃を受け止める蒼星石の姿があった。
翠星石「そ・・・蒼星石ぃ・・・。」
蒼星石「二人共、心配をかけてごめん。 ボクはもう大丈夫だよ。」
 蒼星石が笑顔で振り返る…。
 その笑顔は2人が待ちに待っていた物だ・・・。
蒼星石「泣いているの?翠星石・・・。」
 翠星石の目からは我慢していた涙が止めど無く流れていた…。
翠星石「泣いてなんかねぇですぅ ちょっと目にゴミが入っただけですぅ」
蒼星石「フフッ 変わらないね翠星石」
水銀燈「あらあら、私を無視して雑談とは大した余裕ね・・・直にジャンクにしてあげるわ」
蒼星石「今度はそうは行かないさっ!!水銀燈っ」
水銀燈「死にぞこないが・・・いきがっても結果は同じよ・・・貴方の戦闘力はたかが知れているわ」
 そう言うと水銀燈は耳から目かけて付けている装置のような物を弄り始めた。
 ピピピピピ ボンッ
水銀燈「キャッ」
 その装置らしき物は爆発した。
水銀燈「馬鹿なっ!!スカウターが壊れただとっ?!奴の戦闘力が測りきれないって事かっ!?」
蒼星石「行くよっ 水銀燈っ!!」
 鋏を構える蒼星石
水銀燈「クッ やるしかないようね・・・。」


 2人が対峙したままどれくらいの時が流れたのだろうか・・・。
 ほんの数分の筈なのに何時間・・・何日も過ぎたようにすら感じた。
雛苺「うゅ~ 二人共全然動かないの~」
翠星石「お馬鹿苺っ 二人は既に戦ってるのですぅ」
雛苺「でもでもぉ~全然動かないのぉ~」
翠星石「アレは御互いに行動パターンを読んで脳内で御互いの動きをシミュレートしてるんですぅ」
雛苺「ほぇ~ なんだか凄いのぉ~」
翠星石「だから、勝負は一瞬できまるですぅ~」
雛苺「すごーい 翠星石物知りなのー」
水銀燈「フフフ・・・。」
 緊迫した空気の中突然笑い出す水銀燈。
水銀燈「今のままじゃダメね・・・。」
蒼星石「そう思うなら負けを認めてこの場を去るんだ水銀燈っ!!」
水銀燈「そうは言われてもそう簡単にこっちも引くことが出来ないのよね・・・。」
 そう言うと胸の谷間から何やらカプセルを取り出す。
蒼星石「君の胸の谷間は・・・まるで四次元ポケットのようだね・・・。」
水銀燈「フフフ・・・そう余裕をかましてるのも今のうちだけよ・・・。」
 そう言うとそのカプセルを飲み込んだ。
   潤   悪  !!!!!!!!!(オーバーヒート)
翠星石「な、な、な、な、何なんでぅこの禍々しいチャクラは・・・。」
蒼星石「下がって、翠星石」
翠星石「わ、判ったですぅ、ほらっ急いで逃げるですよっお馬鹿苺っ」
雛苺「うゅ~」


水銀燈「晴れやかな気分だ・・・クク」
 水銀燈の周りを黒いオーラが包み込む。
水銀燈「中々いい判断ね蒼星石、誉めてあげるわ。」
蒼星石「水銀燈・・・君は一体・・・」
水銀燈「冥土の土産に教えてあげるわ蒼星石。今飲んだのは"善滅丸"」
水銀燈「自分の中の善意が消えて悪の本能が目覚め、真の力が発動するのよぉ~」
蒼星石「・・・禁魔法律」
水銀燈「フフフ・・・そう言う人も居るわね・・・。」
水銀燈「お喋りはこの辺までにしましょうか。行くわよっ蒼星石っ!!」
 その体からは想像も出来ないスピードで蒼星石に襲い掛かる
 ガキッ
蒼星石「この程度のスピードならまだ終える。」
 ギッ・・・ギシッ・・・
水銀燈「あらぁ~今のが本気だと思ったの~? それじゃぁ徐々にスピード上げていくわよぉ~」
蒼星石「なら・・・今トドメを刺すっ」
蒼星石「 月 牙 天 衝 っ!!」
 蒼星石のパッチソードから蒼白く光る閃光が走る
 ゴォォォォォオオオオオオオオ
水銀燈「へぇ~こんな事も出来るのね~ 器用な物だわ~」
 バチンッ!!
 水銀燈の振り上げた片腕によって月牙天衝は雲散した。
蒼星石『片手でっ─・・・。』 
水銀燈「フフッ・・・お楽しみはこれからよ・・・蒼星石ぃ~」

 水銀燈の動くスピードは蒼星石の目にはしっかり追えていた。
 ドーピングヤクルトスープで強化された肉体から繰り出される一撃一撃は重たく、
 それでいてそのスピードは速く、攻撃を完全に防ぐ事は出来ていなかった。
水銀燈「どうしたの~? そんな防戦一方じゃいくら経っても私には勝てないわよ~」
蒼星石「クッ」
 蒼星石にもそれは判っていた。
水銀燈「ほらほら、どうせ私には勝てないんだし、もう諦めたらどうなの~?」
 誰の目にも着衣がボロボロになっている蒼星石の姿やその表情を見れば
 一目瞭然で体力を消耗しているのが目に見えた…。
蒼星石「確かに今のボクでは勝てないかもしれない…。それでもボクは諦めないっ」
蒼星石「てやぁぁぁああああ」
 振り下ろすパッチソードは空しく空を切る。
水銀燈「そんな、がむしゃらに振ったところで当たるわけ無いわ。」
蒼星石「それでもボクは戦うっ!!」
水銀燈「お馬鹿さんねぇ・・・」
 ゴスッ
 今までとは違う、重たい一撃が蒼星石に直撃する。
 ドォーン
水銀燈「今のままの貴方と戦っても面白くないわ・・・これで少しは頭が冷えると良いのだけど・・・。」
 崩れ落ちた家のガレキの中から体を起こす蒼星石。
 ドクン
蒼星石『?』
 ドクン ドクン ドクン
蒼星石『な・・・何だ?』


『あんな・・・に・・・・・・・・・・・・・困るな・・・。』
蒼星石「な・・・何?」
水銀燈「?」
『あんな奴に手こずってもらっては困るな・・・。』
『力の使い方を教えてやろう。』
 バシュッ
 蒼星石が蒼白い光に一瞬包まれる。
雛苺「うゅ~ 蒼星石が何か凄い事になってるの~」
翠星石「蒼星石・・・」
水銀燈「この精錬されたオーラ・・・すばらしい・・・。」
 ゴスッ
 水銀燈にパッチソードがクリーンヒットする。
水銀燈「ぐっ」
 追い討ちをかけるように次々と繰り出される攻撃に水銀燈はなす術が無かった。
 そして水銀燈の喉元を掴み持ち上げる。
蒼星石「とどめだ」
 そう一言だけ言うと水銀燈を投げ飛ばし月牙天衝を放つ
 バシュ!!
蒼星石「・・・?! 水銀燈避けてぇぇぇえええええ」
水銀燈「フッ」
 月牙天衝が当たる直前水銀燈は笑ったように見えた。
蒼星石「水銀燈ぉぉぉぉおおおおおおおお」
 ドゴォォォォオオオオン


蒼星石「ちくしょぉぉぉおおお────っ!!」
 水銀燈の飛ばされていった方向に走る蒼星石
雛苺「蒼星石の様子が変なの~ 翠星石~どうしてだか判る~?」
翠星石「わ、判らないですぅ 取りあえず蒼星石を追うですぅ~」
雛苺「まってぇ~翠星石ぃ~」
翠星石「早く来るですぅお馬鹿苺っ」
 仰向けになって水銀燈は倒れていた。
翠星石「あそこですぅ」
 既に蒼星石は水銀燈の横に居た。
蒼星石「目を覚ましてっ水銀燈!!今のは無し、もう一回アリスゲームをやり直しっ!!」
翠星石「何を言ってるんですか蒼星石ぃ~ 蒼星石は水銀燈に勝ったんですよ?」
蒼星石「確かに・・・結果的にボクが勝ったかもしれないけど、アレはボクじゃないんだ。」
翠星石「言ってる意味が判らんです。でも蒼星石は水銀燈に圧勝したのは間違いないですぅ」
蒼星石「だから倒したのはボクじゃないんだよ・・・翠星石。」
蒼星石「ボクが気が付いた時にはもう既に水銀燈を倒していたんだ・・・。」
水銀燈「ゴフッ」
蒼星石「水銀燈っ!!」

水銀燈「相変わらずお馬鹿さんね・・・蒼星石ぃ」
水銀燈「最後の貴方の放った力は今までの中で一番凄かったわ・・・。」
蒼星石「アレは僕の力じゃないっ!あの時ボクは意識が無かったんだっ!!」
水銀燈「無意識のうちに放ってたのかも知れないけど間違いなくアレは貴方の力よ・・・。」
蒼星石「水銀燈・・・それでもボクは・・・」
 蒼星石の目には涙が溢れていた。
水銀燈「あらあら・・・私なんかの為に泣いてるの?」
水銀燈「私は常に好敵手を探していたわ・・・。」
水銀燈「でもね、何処かで圧倒的な力によって負ける事を望んでいたのかも知れない・・・。」
蒼星石「水銀燈・・・」
水銀燈「貴方と戦えて本当に良かったわ・・・ありがとう・・・。」
 水銀燈の体から力が抜けていくのが判った。
 蒼星石は水銀燈のまぶたを優しくなでおろすと立ち上がった。
翠星石「蒼星石っ 何処へ行くですか?」
蒼星石「ごめんね翠星石・・・。ボクは家へ戻らない・・・。」
翠星石「どうしてですぅ」
蒼星石「ボクは・・・ボクを操った声の主を探すよ」
翠星石「蒼星石・・・。」
 蒼星石のその瞳には一変の迷いも無かった・・・。