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 蒼星石は今現在風呂掃除をしております



「ね、ねぇマスター…」
 ドアの向こうで蒼星石が話しかける
「何ー?」
「その……マスターのシャツを持ってきてくれないかな…」
「ん……いいけど、何で急に?」
「いいから早く持ってきてよ!」
 蒼星石のお願いに答えるべく、マスターは自分の部屋に向かった

~1分後~

「蒼星石ー、持って来たぞー」
「あ ありがとう、じゃあこっちを見ないようにドアを開けて服を渡してくれないかな?」
「………どうしたの?」
「な、なんでもないから! こっち見ないで!」

 その声にマスターはニヤリと笑う
「…フフ・・・分かってしまったぞ」
「え、あ……」
「さてはノラ猫を拾ってきたんだな!その為にフロへ…」
「ち、違うよ!絶対違うから!」
「そんなに否定しなくても…ぬこの一匹や二匹…」
 そう言って浴室のドアに手をかける
「ダメだって!入って来ちゃあ…」

 ガラガラと浴室のドアを開ける。するとそこには思いも寄らない世界が。


 見知らぬ女性が一人、局部を押さえながらこちらを見てる
「あ、あの……」

「………」

「どちらさま……」
「早く出てってよ!!」

「は、はい!ただいま!」




In the Living room.....




「その……薔薇乙女はお湯につけると40倍になったりするのか?」
「そんなことはないと思うけど…」
 机をはさんで対峙する女性、この人こそニュー蒼星石なのだ。
 左右で違う瞳、髪の色、顔立ち、男物のTシャツとズボンを拝借しながらも胸やお尻の部分が窮屈になることもないフラットな体形。
 間違いなく蒼星石だ。

「…間接もなくなってるんだね」
「うん……」

原因は不明、しかし事実上蒼星石は人間になっている

「…どうしようか」
 マスターが口を開く。

 すると蒼星石がポツリと言った。
「…僕はこのままでもいいけど・・・」
「え?」
「だってこの姿ならマスターと一緒にデートもできるじゃない」
 蒼星石のテンションが上がっていくのが分かる。
 蒼星石は立ち上がると、マスターの腕を引っ張りあげた。
「ね、せっかく人間になれたんだし、外に行ってみようよ!」
「いや… でもまずは状況整理を…」
「……僕とじゃ…いや?」
 蒼星石が涙ぐむ
「そ、そんなわけないじゃないか!」
「でしょ?じゃあ早く行こう♪」
 蒼星石はマスターの腕を引っ張って外へ向かった







 駅前に来た、流石に男服のまんまじゃアレなのでみっちゃんから服を借りて。


「ねぇマスター、一緒にアイス食べようよ!」
 そう言いいながらサーティワンアイスクリームの看板を指差す蒼星石、やけにイキイキとしている。
 抹茶とラムレーズンを買って、二人で分け合って食べた。

「どう?マスター、おいしい?」
「うん、それでさ…そのマスターって言うのやめない? 他の人に変な印象が着くし…」
「でも、マスターはマスターだから…」
「う~ん……」
「マスターはマスターなんだから気にしないで」
 蒼星石はアイスを食べ終わると、マスターの腕を抱えるように抱きつきキスをした。
 マスターの顔がみるみる赤くなる。

「そそそそ蒼星石さん!?」
 にんまりと蒼星石が笑みを浮かべる。
「人間同士だとこんなこともできるんだね…」
 口にアイスの味が残る。蒼星石の体は暖かかった




―――数時間後―――




「蒼星石、もう帰ろうよ…」
 辺りは暗くなり始め、段々マスターの息も切れてきた
「マスター…もっと体力つけないとダメだよ?」
「うむ…分かってはいるんだが……そんなに若くは…」
 段々歩くスピードも落ちていく
「…しょうがないなあ、じゃあ休もうか」


 蒼星石に連られるままに夜の街を歩く。
 腹は減らないが、足がもう棒のようだ。

「あった!マスター、ここに入ろう」
蒼星石の弾むような声。
そして、マスターも蒼星石の指すものを見る、
そこに見えたのは―――――


どうみてもラブホテルです本当に(ry

「…………」
「…………」
「………蒼星石…その…ここが何処だか分かってる?」
「………コクリ」

 二人の間に沈黙が流れる

「その……せっかくマスターと同じになったんだから…」
「…………」
「……僕とじゃ…いや?」
 今日二回目の言葉、必然返事も同じものになる
「そ、そんなわけないじゃないか!」
 二人の顔が赤く染まる。
 マスターは蒼星石の肩を強く抱き、ホテルに入っていった












って言う夢を見た