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蒼星石と初めてのドライブ。

「狭い車でゴメンな」と言うと、「大丈夫ですよ。僕は人形だから、ほら。」と両手を広げてみせる蒼星石。
それもそうかと笑いながら、その仕草があまりに可愛くていきなりエンストしてしまった。
ああ、今度こそ本当にゴメンな蒼星石。。。

パァーーーーーーッ!!!




激しいクラクションの音で目が覚めた。
気がつくと、目の前の信号はとうに青になっていた。後ろのタクシーのおっちゃんがすごい形相で睨んでいる。
いつもなら自分の事など棚に上げて腹を立てているところだが、今だけは不思議と安らかな気分でいられた。
蒼星石が心の樹のしがらみを刈り取ってくれたのだろうか?

「…ありがとな、蒼。」

無人の助手席に思いを馳せながら、いつもより少しだけゆとりあるドライブで帰路についた。