家に帰ると、部屋が綺麗に片付けられていた。

「お帰りなさい。マスター。」

蒼星石はひと段落着いて、ベッドの上で本を読んでいた。

「蒼星石…これ、蒼星石が全部一人でやったのか?」
「あ、ごめんなさい…その、ご迷惑でしたか…?」

迷惑なはずがない。今まで片付けたくても集中力が続かず、片付けられなかったのだ。
それをこの子は、その小さな身体であっさりとやってのけてしまったのだから。正直、感謝してやまない。

「いや、迷惑だなんてとんでもない!ありがとう。大変だったでしょ?」
「えへへ…マスターのお役に立てて、光栄です」

そう言ってニコッと微笑む彼女の顔は、本当に女神のようだった。



目が覚めた。
ゴミ屋敷のような自分の部屋を見回し、俺は一人、泣いた。