ローゼンメイデン第四ドールが我が家に来てから、まだ間もないある日。
蒼「マスター、お風呂が沸きました。」
マ「ごくろーさま。」
蒼「着替えやタオルここに置いておきます。ではごゆっくりどうぞ。」
堅いよこの子。
そういえば蒼星石って俺んちに来てから一度も風呂に入ってないな。
ふと疑問に思った俺は声をかけた。
マ「蒼星石は風呂入らないの?」
蒼「…僕は大丈夫ですよ……ドールですし………。」
蒼星石はあまり自分というものを出さない子だ。
しかしなんとかして親睦を深めたかった。
マ「別にいいじゃんドールでも。たまには風呂くらい入ろうよ。………一緒にw」
ついに言ってしまった。
蒼「そそんな!ほんとにだいじょぶですって!……しかも一緒にだなんて////」なにを想像したのか急に頬が紅潮し出す。
マ「(もう一押しだ!)…じゃあ背中を流してくれない?」
蒼「…………うぅ…そういうことなら…。」
マ「(っしゃあ!)じゃあ先に入ってるから。」
俺は声のトーンを必死に落とし平然を装った。


そして…。

マ「(昨日とかに比べればだいぶ打ち解けてきたな。いやぁ~よかったよかった。)」
ガチャ
蒼「……失礼します。」
蒼星石は裸体をタオルで覆い、恥じらいながら浴室に入ってきた。意外と乗り気みたいだからからかってみよう。
マ「背中流すだけなら脱がなくてもよかったんじゃない!?w」
蒼星石は顔を紅くし言葉に詰まってしまった。
マ「ハッハッハ!冗談だよ。」

蒼「……もう…ますたぁったら…」



その日の浴槽からは二人の笑い声が絶えなかったそうだ。
こうして裸のつきあいを経て、二人の絆はよりいっそう深まったのでした。


end

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最終更新:2006年09月07日 02:39