親愛なる翠星石へ。

今回の事件の終焉におめでとう。君がこれを読むときは、
おそらく僕はもう動いてはいないだろう。
だから、さよならの代わりに聞いて欲しい。
翠星石、いいかい、決して誰も恨まないで。
僕、思うんだ。アリスゲームで戦う事も、戦わない事も、
最初はお父様やマスター、他の姉妹達…大切な人を思う気持ちから生まれたんだって。
悲しいことに、思いは時として相手に届かず、
愛が憎しみに姿を変えることもあるだろう。
そんなときは、皆で楽しく笑い合ってたころを思い出して欲しい。
例えとてもとても短い間でも、戦いを忘れて過ごせたあのころを。
どうか、生き続けて、翠星石。
傷つくことを怖れず、真っ直ぐに人や他の姉妹達を愛して。
君の妹で、本当に幸せだった。

第4ドール蒼星石、永遠に姉 翠星石の心とともに。

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最終更新:2007年05月06日 21:46