蒼「はい、マスター。紅茶だよ。」  
マ「あ、来た来た。ありがと。蒼星石。それでは早速シュガー部隊発進!。(砂糖に手を伸ばす)」
蒼「マスター砂糖入れすぎちゃ・・・って言ってる傍からたくさん入れて~・・・。没収!」
マ「ああ、蒼星石軍の奇襲だ!シェガー隊全滅!。・・・たくさんって・・・、たかが二杯だろ?。」
蒼「二杯でも、そんな山盛りで入れたらたくさんだよ。・・・いつも言ってるけど、砂糖の取りすぎは体に良くないよ・・・あんまり摂らないで欲しいな。」
マ「大丈夫。これでも俺、体は頑丈に出来てるからさ。平気平気っ。」
蒼「そうかもしれないけど・・・・でも油断は禁物だよ。どんなに健康な人でも普段の不摂生が溜まれば突然病気にだってなるから・・・。」
マ「俺に限ってそんな事無いよ。俺が病気なんてかかるわけが無いじゃん。」
蒼「その自信はどこからくるのさ?マスター。」
マ「かから無いものはかから無いんだよ。俺の辞書に病気の二文字はないっ!」
蒼「でもでもでも、それでも、もしもって事があるから!。・・・いい加減言う事聞いてよ。」
マ「はいはい、わかったよ・・・。ちぇ、・・・聞けばいいんだろ、聞けば・・・ズズズ・・・熱っ!」
蒼「ちょ、マスター。大丈夫?。・・・もう、まだ熱いのにいきなり飲むからだよ・・・ちゃんと冷まして飲んでよ・・・。まったく・・・。」

マ「ズズズ・・・そういえばさ。蒼星石。」
蒼「ズズズ・・・何?マスター?。」
マ「後2日たったら俺夏休み入るけど。一ヶ月半ぐらい・・。」
蒼「えっ、夏休み!?・・・(紅茶を溢しそうになる)。・・・そうなんだ。8月入っても学校に行っているから僕てっきり無いものだと思っていたよ。」
マ「ああ、前々から知っていたけどすっかり言い忘れてた。」
蒼「酷いよ、マスター。そういう事はちゃんと教えてよ!。(顔を膨らませる)」
マ「ごめんごめん。でもそんなに大した事じゃないだろう?気にしない気にしない。」
蒼「気にするよっ。・・・・もうっ、一緒に住んでいるんだから、それぐらい教えて欲しいよ。」
マ「悪い。悪い。機嫌悪くするなよ。蒼星石。」
蒼「まったく、もぉ、どうしてそんな事忘れるのさ?。・・・マスターはそんなに重要な事とは思っていないかもしれないけど、それでも僕はマスターの事知りたいんだ!。」
マ「いやぁ、まったくもってごめんなぁ・・・。」
蒼「それとも、言い忘れるぐらいマスターにとって僕はどうでもいい存在なの?・・・。」
マ「ええ?。そんな事ないって・・・。ごめん!ごめん!。そう怒らないでくれよ。忘れる事なんていつもの事だろう?。俺が忘れっぽいだけだってさ。なっ?蒼姉?。」
蒼「こんな時だけ僕の事お姉さんって言って誤魔化そうとして!。それに僕は怒ってなんか無いよ!」
マ「本当わかったからさ、ごめんな。」
蒼「怒ってないったら!(腕をバタつかせる)」
マ「そ、そうかよ?(どう見ても怒ってるよな?)。」
蒼「僕は怒ってないから・・・(顔を曇らせて)僕は・・・・・、」
蒼「・・・僕は悲しいんだよ・・・大切な夏休みなのに・・・そんな事も聞かされないなんて・・・。
  ・・・それぐらい・・・忘れずに・・・僕にもお、じ、えで・・・よ・・・。(耐え切れずその場でシクシクと泣く)。
マ「えっ?.蒼星石・・・。泣いて・・・、なんで?・・・、・・・そっか・・・ごめんな。(蒼星石の傍に駆け寄る)」
蒼「・・・・」
マ「その、・・・俺が配慮が足りなさ過ぎたよ。一緒にこうやって住んで、御飯まで作らせてもらってるのに、何も蒼星石に言わないで・・・。
  同居人だったら、普通、そういう事とか知っておきたいよな。・・・しかもこんな狭い部屋なのに・・・。」
マ「・・・何も言わなかったからって信頼してないとかそういう訳じゃないんだ。俺が馬鹿だから蒼星石の気も知らず・・・忘れしまって・・・。」
蒼「・・・マスター・・・」
マ「・・・ごめんな・・・・・・。いや、ごめんなさい。(頭を下げる)」
蒼「マスター?・・・・・・・・。駄目だよ。僕に頭を下げないでよ・・・。マスターは悪くないから・・・」
マ「え?・・・いや、蒼星石を泣かしたのは俺だから・・・・。悪いのは俺。・・・ごめんな・・・。」
蒼「謝らないで・・・、ね?。マスター・・・。それに・・・僕は・・・居候の身なんだし、ただ忘れてしまった事を教えてもらえないって泣くなんて・・・わがままだよね・・・
  マスターは全然謝ること無いよ。むしろ僕が謝らないといけないね・・・。困らせてごめんなさい、マスター。」
マ「違う!。蒼星石は悪くない!。自分を責めないでくれよ・・・。全然わがままでも何でも無いよ。いつも家事をやってくれてる蒼星石に何も言わなかった俺が悪い・・。」
蒼「ううん。僕が家事をするのは当然の事だよ。マスターから食事も頂いてるし、力だって・・・。」
マ「でも、そのおかげで俺は家事をしないで勉強とバイトに専念できてる。蒼星石にとても助けてもらっている・・・俺の為にこんなに料理も、洗濯も、掃除も
  やってくれてる・・・。それなのに・・・ごめんな。」
蒼「いいんだ。マスター。僕は当たり前の事をやってるだけだから・・・。」
マ「そんな訳ないだろっ。そんな訳ないっ。こんなにやってもらってるのに、それが当たり前だなんてさ・・・」
蒼「・・・マスター・・・。」
マ「次からはちゃんと忘れずに言うさ。絶対に・・・。済まなかった・・・。(ティッシュを蒼星石に渡す)」
蒼「・・・う、ん・・・有難う、マスター(ティッシュで涙を拭く)」

蒼「(同居人か・・・・夏休みの事を教えてもらえなかった事は悲しかったではあるけど・・・そうだけど、違うよ、マスター・・・。
   マスターは少し子供っぽいから解らないだろうけど・・・、僕は・・・、もっと、マスターに近づきたい・・・傍に居たい・・・・・・。)」
蒼「ねぇ、マスター・・・。」
マ「何?。蒼星石」
蒼「もう少し、傍に寄って良いかな・・・?」
マ「え、ああ・・いいよ。」
蒼「えへへ、有難う。マスター(肩を寄り添う)」
マ「・・・・・・・蒼星石。」
蒼「ん?なんだい。マスター?。」
マ「・・・・・・傍寄っていいなんて・・・意外と甘えん坊?」
蒼「え、あ・・・。(真っ赤)。そうじゃなくて、ええ、と、これは、・・・・こうやってマスターと体を近づけたら指輪からの力が・・・・感じるから、ね?。」
マ「へぇ~、そんなもんなんだ。」
蒼「そんなものなんだよ。」
マ「なんか人間には分からない感覚だな。・・・・じゃあこの前みたいに抱っこしようか?。」
蒼「え・・・・、いいの?」
マ「その方が心地良いって前言ってたし・・・蒼星石がその方がいいなら。」
蒼「じゃあ、お言葉に甘えて・・・・えへへ・・・。(嬉しそうに微笑む)」
マ「そんなにニコニコして・・・俺の膝の上それほど心地良いのか?。」
蒼「うん。だって、ドールだから・・・。」
マ「そっか。(ああ・・・、なんか本当に心地よさそう・・・。こんなに笑って・・・・こっちまで気持ちよくなるよな・・・。)」
蒼「ウフフ(・・・えへへ・・・夏休みはずっとマスターと一緒だ。・・・・お昼御飯も一緒に食べれる・・・
  ・・・うれしいな・・・。ふふ・・・マスターの前なのに顔のにやけが抑えられないよ・・・・)」