暑い、気温に加えて昨日までの長雨のせいでとにかく蒸し暑い。
クーラーは蒼星石が許してくれないし、どう耐えるべきか。
そんな事を考えていたとき、首筋に冷たい感触が走った。
「うわっ!・・・なんだ、蒼星石か。」
「ふふっ、ビックリした?」
「なんでチューハイ持ってるんだ?」
「今日は暑いからね、昼間だけど特別に飲んでいいよ。」
蒼星石からよく冷えた缶チューハイを受け取り、早速開けて一口飲んだ。
「あーっ、ウマイ!蒼星石も飲んでみるか?」
「うーん・・・ちょっと飲んでみようかな。」
俺が缶を手渡すと、蒼星石は恐る恐るといった様子でチューハイを口に運んだ。
「こくっ・・・あっ、結構美味しいね、もう一口もらうよ、グビッ・・・」
どうやら気に入ったようで、二口目は結構な量を飲んだ。
「ふぅ・・・はいますたぁ・・・返すね・・・」
目がトロンとしている、どうやら軽く酔っているようだ。

その後蒼星石はぼーっとした様子で俺を、というよりは缶の動きを目で追っていた。
「大分飲んじゃったけど、残り全部飲むか?」
「いいの?うわぁい!飲む飲む!」
大分酔いが回っているのだろうか、テンションがおかしい。
しかし俺は特に気にせず、蒼星石に残りのチューハイを飲ませた。
「ぷはぁーっ!ごちそうさまぁ!マスター!!」
勢いよく空の缶がテーブルに置かれた、蒼星石は片付ける気がないようだ。
仕方ないので俺が缶の片付けをして、居間に戻って座りこんだ時、
「まぁすたぁーっ!」
背後から蒼星石が飛びついてきた、しかし今日の暑さでは正直キツイ。
「ちょ・・・やめろ蒼星石!・・・暑いから離れてくれ!」
そう言うと今度は抱きつくのをやめてその場に座りこみ、
「そんな・・・ヒドイよ・・・マスターは僕が嫌いなんだ・・・・ぐすっ」
突然泣き出した、酔ってるとはいえ感情の起伏が激しすぎる。
「あっいやゴメン!そういうつもりじゃないんだ、だから泣かないでくれ!な?」
「じゃあ僕のこと好き?」
「もちろん!世界で一番大好きだから!」
「本当だね?なら許してあげるよ。」
これが蒼星石の奥底に眠る本能なんだろうか、これを抑える理性も大したものだ。
「マスター、今日暑いね!」
「本当にな、暑すぎて嫌になるよ。」
「僕思うんだけどね、暑いのはこんな服着てるからなんだ、だから脱いじゃおうよ!」
今度は服を脱ぎ始めた、いったいどこまで大胆なんだろうか。
「ほらマスターも脱いで!そうすれば涼しくなるよ!」
下着姿の蒼星石は俺の服を脱がし始めた。
「ちょ・・・やめてくれ!服を脱がすな!」
「あれぇぇ?なんでこんなに固くしてるのかなぁ?」
そりゃあ下着姿で脱がされりゃ興奮もするっつの、という言葉は飲み込んだ。
「もう・・・しょうがないなぁ・・・僕がほぐしてあg・・・」
最後まで言い切る前に倒れた、どうやら寝てしまったようだ。
口惜しいが、どうしようもないので服を整え、蒼星石はそっと寝かしておいた。
今度はすぐ泥酔させて眠る前に全力で楽しめるようにしなければ。