「ただいま。」
長かったGWも昨日で終わり、俺は数日振りの仕事を終えて帰ってきた。
こういう長い休み明けの仕事は身が入らないものだが、原因は単なる休みボケとはまた違う所にある。
「おかえりなさい、マスター。」
蒼星石の出迎えを受けるのも久し振りだ。
「やっぱり休み明けはダメだな、身が入らないよ。」
「休みボケってやつだね。」
「休み中ほとんどお前と一緒だったからさ、一人になると落ち着かなくて。」
「そっか、僕もやってる事は同じなんだけど、マスターが傍に居ないと不安で・・・。」
やはりお互い、一緒に居るのに慣れてしまっていたようだ。
「そうだ!マスター、ちょっと鞄貸して。」
「いいけど・・・何する気だ?」
目的は分からなかったが、とりあえず鞄を渡した。
すると蒼星石は自分の首に付いているリボンを外し、俺の鞄に結びつけた。
「これを僕だと思って、お仕事頑張ってね。」
「お前はリボンどうするんだ?」
「前にマスターにもらったリボンがあるから大丈夫、そうすれば僕もマスターと一緒だし。」
「そういえば前にプレゼントしたっけな。」
「うん、ちゃんと大切にしてるんだよ、それじゃあご飯用意してくるね。」
蒼星石は夕飯の用意をするため台所にかけて行った。