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窓の外にはしとしとと雨が降っている。
静かで儚い雨音に聞きほれていると、蒼星石が部屋に来たようだ。
「マスター、晩御飯が出来たよ」
「ああ・・・」
いつもならもっと喜んで見せたり、
気持ちを蒼星石に向けるのだが
ついそれを忘れて生返事を返してしまう。
「マスター・・・?」
蒼星石は俺の傍に寄って、どうしたの、とでも言いたげな様子だった。
目の端でそれを認識するも、俺は窓から外を見るのを止めない。
そして独白のように切り出した。
「ゴールデンウィーク、終わっちゃったな」
声は小さくて、水玉の弾ける音にかすんでいたかもしれない。
「うん・・そうだね」
俺につられたのか、蒼星石もしんみりと呟いた。
「もっと蒼と遊びたかった」
蒼星石の方向へ向き直り、そう告げる。
「連休が終わってもまた遊びに行けるよ・・僕はマスターと一緒に居るから」
そう言って蒼星石は、柔らかい笑顔を見せた。
「そうだったな・・・」
俺は降りしきる雨から視線を外し、立ち上がった。
「飯にしようか、蒼」
「はい、マスター」
俺と蒼星石の日々は続いていく。
雨はまだ止まない。