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  いきなり蒼星石が起き上がってポツリと言った。
蒼「マスター、本当にごめん!ボク、もう我慢できないよぉ!」
  とりあえず自分も上体を起こす。
マ「一体どうしたんだ…」
  だが、その言葉は胸を走る激痛に止められた。
マ「ぐうっ!!」
  目の前には赫く照りかえる鋏を手にした蒼星石の姿があった。
マ「蒼星石… どうしたんだ い?」
蒼「ごめんね、さっきのゲームで『ボク』が『マスター』を殺しちゃった時、なんか…すごいショックだった。
   でも…なぜかは分からないけれど、同時にそうしてみたいという衝動も芽生えたんだ。」
マ「なんだって…?」
蒼「あはあ…ゾクゾクする!これでマスターは完全にボクだけの物になる!」
  その目はすでに正気を失っていた。
  何かを執拗に刻む音とかすかな哄笑だけが部屋をこだまする。
  しばらくして、満ち足りた様子の蒼星石が陶然と言った。
蒼「ああ…マスター……、今まで本当にありがとうございました。ボクは…次のマスターを探しにいくね。」
  そして、真っ赤に染まったソレは次の獲物を求めて飛び出していった。
  それが自分が目にした最後の光景だった…。

       どうやら…蒼星石は……自分に対し、素直になれたよう…だ、な。


                                              <終>