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「レバニラ・・・」
目を開けると、そこにはレバニラじゃなくて白い天井が見えた。
「あっ!マスター!意識、取り戻したんだね!」
うおっまぶs・・・じゃなくて可愛い蒼星石が俺の隣にいた。
「よかったぁ・・本当によかったぁ・・」
蒼星石ったら目を赤く腫らしている。泣いていたのか?
「ああ、もう大丈夫だ。もう心配ないよ」
くしゃくしゃと蒼星石の頭をなでる俺。
「えへへ・・マスター、くすぐったいよ」
ああもう、いじらしいなあ


その後の医師の簡単な診察の結果、このまま行けば退院は近いとの事だ。
とりあえず大したことなくてよかったよかった。


「ところで蒼、あの後水銀燈はどうしたんだ?」
「ああ、それはね・・」
と言って病室の外にでる蒼星石。ん?まったく話が読めないぞ。
「さあ来るんだ」
「はいぃ・・」
ドアから戻ってきたのは蒼星石ともう一人・・
「す、水銀燈?!」
蒼星石に連れられて入って来たのは水銀燈だった。
だがこの前みたいな禍々しさも、人を小馬鹿にしたような微笑もなく、大人しいものだった。
 ・・・大人しいというか何か怯えているのか?
「水銀燈の所為でマスターは酷い目にあったからね・・
  き  っ  ち  り  お仕置きをしといたよ」
ジャラ、と蒼星石は手の鎖を俺に見せる。
げっ!蒼星石の奴、水銀燈に首輪をつけてやがる!
「まあ、これでもうマスターに危害を加えることはないよ」
蒼星石が水銀燈の顎をつかんで自分の顔に近づけさせる。
「それにマスターが寝ている間暇だったから、みっちり調教しといたからね。
  だから大抵の命令ごとは忠実にこなすはずだよ。ねえ、水銀燈?」
「蒼星石・・様ぁ」
何だか熱っぽい視線を蒼星石に送る水銀燈。
てか調教てあんた!しかも水銀燈にもM性質が眠っていたのか!
俺が寝ている間にどんな桃色世界がここで繰り広げられたんだろう・・・
蒼星石・・恐ろしい子!
「さあ、マスターも起きたんだ。気を利かせて飲み物でも買ってくる!」
「は、はいぃ!」
脱兎のごとく駆け出していく水銀燈。何かもう哀れに見えた。



部屋には俺と蒼星石、二人だけだった。
窓の外は、太陽の光に満ちていた。
やっぱり梅雨の合間の晴れは心地いいものがある。
俺は大きく伸びをした。
「ぐっ!痛たたた」
そうだった。俺一応病人だったんだ。体を動かすのは控えとこう。
「ふふ、元気そうでなによりだよマスター」
ぼふ、と俺の胸に顔を押し付ける蒼星石。
「本当はね、寂しかったんだ、僕」
顔を埋めたまま蒼星石は話し出した。
「マスターが眠ったままじゃないかって、もう僕とお話したり一緒に遊んだりはできないのかな、って」
「蒼星石」
「だから・・僕、僕・・」
肩をふるわせる蒼星石。俺は抱きしめてやるしかなかった。
「蒼星石、顔をあげて?」
「どうしたの?マスt・・んんっ!?・・んっ・・・ぷはぁっ」
不意打ちのキスをかます俺。
「悪かったな、また俺の浅慮癖で心配かけたりして。だから今のはそのお詫び」
「そんな・・キスがお詫びなんて・・・」
これは不発か。ってまた俺短絡的に行動しちゃったよ!
「一回じゃ足りないよ・・ねえ、もう一度・・しよ?」
ktkr!
また俺と蒼星石の顔の距離が近づいて・・

「や、ヤクルト買って来ましたぁ!」
バンとドアを開け飛び込んでくる水銀燈。
ちょwwwwタイミング最悪www
「あ・・!あの、私・・そのぅ・・・」
「・・水銀燈」
蒼星石の言葉にビクッと体を竦ませる水銀燈。哀れだ。
「君って奴は・・・本当に懲りないんだね」
俺の上で蒼星石が黒いオーラを纏っていく。
「また、お仕置きが必要なのかな?」
「ああっ・・蒼星石様っ・・・!」
あーあ、二回目のキスはお預けか。
まあいいさ、俺は蒼星石のそばにいられるだけで。
それだけで幸せ者ってやつだ。


「あ、マスター。言い忘れてたけど、水銀燈は僕が家に連れてくからね」
何ィ?!



END