俺は怪我が完治していた…
やはりそう簡単に泥棒を辞める事はできずに、また同じ仕事をしていた…
「今日は、ここがいいな。」
そこは防犯が無いらしく、静かな住宅街にたたずむ家だった。
さっそく前と同じように窓から侵入した。
まず、音をたてないように、慣れた手付きで窓を割る。
さっそく俺は侵入した。
だが…何か体が拒否反応を出しているような…
まぁ気のせいだろ。
昨日はちょっと手こずって心臓バクバクモノだったからな。
…しかし、ほこり一つない綺麗な家だな。
庭の木も手入れされていたし…
うーん…よほどの綺麗好きか…何か引っ掛かるがまぁいいか。
さっさと物色して帰ろ。
ガサガサ
…無い。
二階には無いみたいだ…
このまま引き下がるのもアレだし…
一階へ行ってみるか。
そう思い、俺は一階へと続く階段へ足を踏み入れた…

暗い。辺りは真っ暗で何も見えない。少し目が慣れるのを待つか。

…もういいな。
さてと…
引きだしに手を掛けた。
その時、後ろに微弱ながら、気配を感じた。
まさか…と思いながら振り向いた。

俺の目には鞄が一個映っただけだった。なんだ…鞄か。
さっきあったのか?
暗くて全然分からなかったな。今度から気をつけないとな。
俺は作業に戻った。
だが、この鞄を背にすると、とてつもなく緊張感が背を走る。
「…?」
疑問に思いながらも鞄を向こうに置き、仕事に専念した。
ガコン
な、何だ?またあの鞄か?
俺は気になり、おそるおそる鞄に手を触れた。
鞄のロックキーを上に動かす。
パチン
中を覗いて見た。
中には…何も無かった。
…やっぱ疲れてんだな、俺。
気をゆるめ、後ろを向いた、その時
「こんばんは…」
「うわぁぁ!」
俺は驚嘆の叫び声を上げた。
そこに居たのは…あの時の目の色が左右違う子だった。
名前は…蒼星石だっけ?
と、とにかく
「…引っ越したの?」
そう聞いてみた。
「くすくす…引っ越しなんてしてないよ…リフォームをしただけだよ…」
なんて馬鹿な事をしたんだ。昨日の疲れが溜まっていたとはいえ、よりにもよってこの家に入るなんて!
「…覚えてないよね?俺の事」
「はい、はっきりと覚えてます。」
うわぁ…この返答はあり得ない…期待させといて落胆させるやり方だ…「…今マスター泊まり掛けで…会えなくてイライラしてる時に…」
怒ってる?…当たり前か。
「…見逃してくれない?ここが君の家だとは知らなくて。」
「あはは…嫌だよ。」
マジですか。
「僕…暇だったんだぁ…マスター居なくて…また君が来るなんて予想外だなぁ。」
そう言うと、俺は何故かひどい脱力感に見回れた。全身から力が抜けていくような…
どこにも力が入らない。
「な…?」
「もうあなたの身体の自由は効かないよ…?」
俺の体に恐怖が走る。
この子の目…坐ってるよ?
「さてと…」
そう言うと、遠慮も無く、俺の体を思い切り踏んで来た。
「がはっ…」
「大丈夫?」
言葉とは裏腹に、ガスガスと踏んで来る。
「やめ…」
「痛そうだね…じゃあこっちは?」
蒼星石は下の方に視点をずらした。
ちょんちょんと足でつつかれる
「…オイ、ちょっと待」
すぐさま蒼星石は踏んできた。
「はうっ…」
「ふふ…気持ちいいのかな?気持ち良くさせといて鋏で嬲るのも良いよね…?」
蒼星石の体重がかかる度にどんどん俺は壊れていく。「ひゃ…」
「あはは…良い顔してるね…」
恥ずかしさと快感で俺は何も出来ない…
「あれ?もう逝きたいの?早いなぁ」
もう…限界だ…
「えいっ」
ガスッ
「……!!…」
「ふふ…逝ったみたいだね…でもまだ終わりじゃないよ?」
そう言うと、どこからともなくばかでかい鋏が出てきた。
「これで…何の抵抗も出来なくなった所を…切り刻もうかな…」
そう言うと鋏を構えてこっちを見ている…。
「大丈夫だよ…遊びなんだから…」
ジャキジャキ
室内に鋏独特の擬音が響く。
「ま、待って…はう…」
ガスッ
「君にしゃべる権利は無いよ?」
そう言うと…蒼星石は鋏で楽しそうに俺の服を切り刻んできた。
「…許して…」
「人の家に入った君が悪いんだよ?それに…」
「…え?」
「子供は寝る時間だよ?おやすみ…」
「子供って…君の方が子ど…」
ジャキジャキジャキジャキ
アーッ!!