久々の晴天のうだるような暑さの中、仕事を終えて帰ってきた。
「おかりなさーい。」
いつものように玄関で俺を向かえる蒼星石、
しかし今日は心なしか口調が明るいようだ。
「それじゃあ、ご飯用意するからそっちで待ってて。」
それから程なくしてすぐに夕食が並べられた。
「いただきまぁーす!」
「いただきます、しっかし本当に、暑くて嫌になるよ。」
「そんなことないよ、洗濯物が乾くし、気持ちいいよ!」
どうやらこの晴天で洗濯物を処理できたのがご機嫌の理由らしい。
「確かに、雨でずっと溜まってたからな。」
ここ数日、家の中もジメジメしていた。
「ついでに俺も溜まってるし。」
冗談半分で一言、しかし蒼星石は食事をのどに詰まらせ、
どうにか飲み込んでから本気で反論してきた。
「よ、よく言うよ!一昨日だって・・・おかげで大変なんだよ!
汗とか・・・・汗とかで必要以上にジメジメするんだから!」
「まぁでも必要なことだからしょうがないだろ?」
「そういう事言ってるんじゃないよ!」
そんなやり取りの後、食事を終えて風呂に入る事にした。
「ごちそうさま、風呂入ってくるな。」
「あ、マスター、僕も入っていい?」
「珍しいな、じゃあ先入ってるからな。」
「うん、後で行くから待っててね。」
風呂場にはバスタオルが不自然に高く積まれていて、
それが少し気になったが、素通りして風呂に入り、蒼星石を待った。

「入るよー。」
蒼星石がタオルを巻いて入ってきた。
「背中流すね、そっち向いてて。」
今日はいたずらしようとも思わず、素直にやってもらった。
「よし、終わったよ。」
「おう、サンキュ、じゃあ今度は俺が頭洗ってやるな。」
「いいの?じゃあお願い。」
お互い位置を入れ替え、俺は蒼星石の髪を優しく洗い、
泡を流した後に頭をくしゃくしゃに撫でてやった。
「うわわっ!もう、しょうがないなぁ。」
まんざらでもなさそうな蒼星石、それから二人で湯船に浸かった。
俺は蒼星石と一緒に風呂から出て、積まれていたバスタオルを一枚取った。
そして蒼星石もタオルを取るのかと思ったが、思いっきりそこに飛び込んだ。
「はぁぁ・・・ふかふかだよマスター。」
「一緒に入ったのはそのためか?」
「まぁそれもあるけど、気分がよかったから一緒に入りたくてね。」
風呂から出た後、蒼星石は先に寝ると言って上に行った。
俺もテレビを見て早めに寝ようと思い、寝室へ向かった。
ベッドの毛布をまくると、何とそこには蒼星石が入っていた。
「ふぁ・・・ごめんなさい・・・気持ちよくてつい・・・」
「気にするな、一緒に寝るか?」
「うん、ふかふかの布団とマスターに包まれてたら・・・よく眠れそう・・・」
そう言ってる間にも蒼星石はまどろんでいき、
俺もそんな蒼星石を見ていると徐々に眠くなり、二人してすぐ眠りに付いた。