「マスター、朝だよ」蒼星石がいつものように俺を起こしにやってくる。
「うーん…。」
「マスター?
どうかしたの?」
「…大丈夫、少しだるいだけだから…。」
それを聞き、蒼星石が俺の顔を覗き込む。
「大変だ!風邪かもしれない!
マスターはじっとしてて、僕体温計探してくるから。」

しばらく、部屋の外から何かをかき回す
ような音がしていた。

しかし、しばらくして蒼星石が戻ってきた。


「ごめんなさい、マスター。
体温計見つからなくて…。」
「いや、大丈夫、
休めばすぐに…。」


こつん。


見ると、蒼星石が俺の額に自分の額を当てていた。
「蒼星石…?」
「体温計の変わり…。少し、熱いね。
マスター…。」


「今日一日、僕がマスターのお世話するから。
マスターは、ずっとそこにいてね。」
俺はそんな蒼星石に言葉を失い、そして、
「…うん。」
頷かされていた。