ゲーム第二段


「さいしょはグー!ジャンケンポン!」
俺と蒼星石は今日もあっちむいてホイで熱戦を繰り広げていた。
退屈しのぎのつもりで始めたのがきっかけだったが、今では罰ゲームをかけ毎日のようにやっている。
俺がまずジャンケンに勝利した、間髪いれず攻撃に移る。
「あっちむいてホイ!っしゃぁ!」
「うぁぁ・・・負けちゃったぁ・・・・」
「罰ゲームは、そうだな・・・でこぴんに決定!」
「えぇ~・・・マスターの痛いからきらいだよ・・・・」
「ダメだよ、絶対だからな、じゃあ行くぞ。」
蒼星石はでこぴんの時いつも目を閉じるので、それを利用して不意打ちする事にした。
額に近づけるはずの手を近づけず、代わりに唇を近づけた、そして・・・・
「ちゅっ」
蒼星石のシワが寄った眉間の上に軽くキスをした。
「えっ・・・あれ?マスター・・・・・」
予想外の結果に蒼星石は戸惑いを隠せないようだ。
「眉間のシワを伸ばしてやろうと思ってな。」
「でもこれって・・・罰とはちょっと違うっていうか・・・その・・・」
「どうした?でこぴんして欲しかったのか?」
「ちっ違うよ!そうじゃなくて・・・あぁもう!とにかく次行こう!」
時々見せる素直じゃない感じはやはり姉、翠星石と似ているなと思う。

そして仕切り直しの第二戦を開始した。
「さいしょはグー!ジャンケンポン!」
今度は蒼星石が先手を取った、俺は守りの姿勢を取る。
「あっちむいてホイ!やったぁ!」
「くそっ、負けたか・・・蒼星石、少し待ってろ。」
罰を受ける事になった俺は「あるもの」を取りに行った。

「さぁ、打とうか踏もうが垂らそうが縛ろうが好きにしろ!」
おれは「あるもの」、SM道具を並べて仰向けになって叫んだ。
「もう!それじゃあまた罰にならないじゃないか!」
確かに双方が快感を感じてしまったら罰として成立しなくなる。
「もういいよ、一線越えて地獄になるくらいやってあげるから・・・」
不敵な笑みを浮かべながら、蒼星石は鞭を手に取った。
鞭と言っても騎手が使う様なものではなくロープ状の鞭で、
普段もあまり使うことがないので蒼星石も勝手が分からないようだ。
「このくらいでいいかな、じゃあ行くよ・・・後悔しないでね・・・・」
距離を測り、大きなテイクバックから思いっきり鞭を振り抜いたのだが、
「うわぁぁっ!!」
豪快に空振って転んだ上、鞭が自分の上半身に巻き付いてしまった。
「マ、マスター・・・ほどいて・・・お願いっ!」
力がこもっていた分強く巻き付いてしまい、自分でほどけないらしい。
ただしばらくこのままほっとくのも面白いかもしれない。
「ねぇ・・・早くしてよマスター・・・・」
腕が使えないので立ち上がる事も出来ず、次第に目が潤んできた。
「分かったよ、あんまり動くな。」
「はぁ・・・もう!全部マスターのせいだ!」
「悪かったって、これで許してくれ。ちゅっ」
俺はさっきのように蒼星石の額にキスをした。
「また眉間にシワが寄ってたから、伸ばしてやったぞ。」
「もぉ・・・・・ずるいよ・・・マスターばっかり・・・・」
「でもお前も損はしてないだろ?」
「・・・・・・うん・・・」