しばらくして。蒼星石は身を起こした。
そして、その顔は不気味な笑顔を浮かべていた。
「へへへ…」
そう言いながら、蒼星石は俺に近づいてきた。
すると、急にすばやい動きで俺は後ろを取られた。
「!?」
そして、次の瞬間。俺は…
「あひゃひゃひゃひゃ!!」
蒼星石にくすぐられていた。
「や、やめろ……蒼…あひゃひゃひゃ!!」
「嫌だよ…マスター…。僕がやめてっていってもやめてくれなかったじゃないか…。ふふふ…マスターの弱点は熟知しているよ…」
確かに俺の苦手な所ばかりをくすぐってくる。
「や、やめてくれ、ひぃ…ひぃ…。あ、謝るから…」
「だめだよ…許さないよマスター、もっと、くすぐっちゃ…う…かr…」
そう言って蒼星石は眠ってしまった。
「はぁ…はぁ…死ぬかと思った…」
俺は本気でそう思った。

翌日。
「マスター。僕、昨日お酒飲んだ後の記憶がないんだけど…」
「そ、そうか。それより、体の方は大丈夫か?」
「うん。なんともないよ。それより。僕、何かマスターに迷惑かけた…?」
「いや、何にもなかったぞ。うん、何にも、なかった。」
「…?。まあ、マスターがそういってくれるなら安心したよ。でも、昨日は楽しかった夢を見た気がする…。」
蒼星石には、飲んだ後のことは隠した。そして、もう二度とお酒を飲ませないようにしようと思った。
とりあえず、仕返しに、不意打ちでくすぐってやろうと思った。
でも、あまり度が過ぎないようにしなくては、もしものときに、今度こそ笑い殺されるとも思った。
酒は怖いな…

 ---END---