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「どうした? 蒼星石?」
今は夜の9時半、普段なら蒼星石は鞄の中で眠りについているはずの時間だ。
その蒼星石が珍しく夜に俺の部屋を尋ねてきた。
「その…、今日はちょっと寒くて寝付けなくって…、それで」
「そっか、確かに今日はなんだか冷え込むしな」
「うん、だから、ちょっと眠くなるまでマスターのトコに居ようと思ったんだけど…、邪魔かな?」
「いいや、そんなことないよ。…う~ん、そうだなぁ」
「? どうしたの? マスター?」
「よし、寝付きの悪い蒼星石に、今日は特別に美味しいものをご馳走してやろう。」

そういうと俺は蒼星石をだっこし、キッチンへと向かった。
程なく到着すると、とりあえず蒼星石をイスへ降ろす。
「ちょっとまっててな。」
蒼星石にそう声をかけると、キッチンの収納棚から手ごろな小さい鍋を取り出し、
中に牛乳を注ぎいれ、それをコンロの火にかけた。
「マスター、ホットミルクですか?」
「んー、ちょっとハズレ、まぁ見てなさいって。」
程よく温まった牛乳をマグカップに移すと、今度は棚の奥から茶色い瓶を取り出す、その瓶のラベルには『KAHLUA』の文字。
「『カルーア』…? マスター、それお酒ですか?」
「その通り、コーヒーリキュールだよ。そしてコレを温まった牛乳に少量入れると…。」
カップの中の牛乳がほんのり茶色に染まる。
「はい、ホットカルーアミルクの出来上がり。寒い日にコレを飲めばすごく温まるんだ。」
「甘くていい香りですね…、でも、僕に飲めるかな…?」
「まぁカルーアもちょっとしか入れてないから、蒼星石でも大丈夫じゃないかな?」
「そうだね…、せっかくマスターが作ってくれたんだし、それじゃあ頂きます」
蒼星石はカップに入ったカルーアミルクにふーふー息を吹きかけ、少しずつ口に含んでいった。
「うん、甘くて美味しいです、ありがとうマスター」
「そう? そう言ってもらえると嬉しいよ」
よっぽど気に入ったのか、蒼星石はあっというまにカップの中のミルクを飲みほしてしまった。
「ふぅ…、なんだか、ちょっと熱い…」
よく見ると、蒼星石の顔がほんのり朱色に染まっている。
「ハハハ、効果覿面だな、これでぐっすり…」
と、俺が言い終わる前に、蒼星石は胸元のリボンを解き、ケープを脱ぎ始めた。
というか、どんどんと来ている服を脱いでいき、あっという間に下着姿となってしまった
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと、蒼星石??」
「ますたぁ…、なんだか僕、体がほてっちゃって…」
そういうと、蒼星石は俺の手をとり、自分の頬に当てた。
「ふぅ…、ますたぁの手、冷たくって気持ちいい…。」
「蒼星石…、ひょっとして酔ってる?」
「えへへ~…、ますたぁ~w」
「おわッ、な、何? 足よじ登ってきて? っておい、服に潜り込むなよぉ」
「あれぇ? ますたぁの心臓ドキドキいってるよ?」
と言うと蒼星石は、シャツの首元から顔をひょっこりと出した、至近距離で俺と向き合う形となる。
「ちょ、おい、蒼星石…」
「へへへ…、ますたぁが僕にお酒飲ませたからこうなっちゃったんだよ…?」
「んなこと言ったって、たいした量は入れてないぞ…。」
「もぅ、そんなこと言って…、ますたぁ、ちゃんと責任とってもらうからね…」
「責任たってんッ? んんッ!?」
「ん…、ぅん……ちゅッ、ちゅく、んん…んちゅ……」
「ぷはぁッ、蒼星石…、酔ってるとはいえ積極的だな…って、あら?」
「ぅん…、……ますたぁ……すぅ……」
気付けばいつの間にか、蒼星石は俺のシャツの中で眠りに付いていた。
「ぬ…、ここまできてお預けッスか…」
その後、俺のシャツの中で安らかな寝息をたてる蒼星石を抱え、鞄の中まで運んでやった。
そして翌日。

「あ、マスター、おはよう御座います、あの…、ところで昨日のことなんだけど…」
「おはよう蒼星石、そうだな、是非昨日の続きを…」
「昨日は、あのミルク飲んでからの記憶が無いんだけど…、僕、何か変な事しなかったかな…?」
「…マジすか…」

 ---end---