貴方は学校から戻るとまっすぐ部屋に入っていった。
 そして教科書を取り出し勉強を始める。
 普段から人並み程度に勉強しているつもりだったが、
 今日渡された志望校の判定が悪かったのと、模試が近いと言う理由から貴方をそうさせたのだった。
貴方「この式の場合・・・この公式を代入して・・・。ブツブツ・・・。」
 何時間勉強を続けていただろうか・・・。
 不意に、カチャっと机の上で音が鳴り、参考書から視線をあげる貴方。
 そこには蒼星石の姿があった。
 貴方は勉強に集中しすぎて部屋に入って来てた事にすら気が付いていなかった。
蒼星石「その・・・マスター夕飯食べに来ないし・・・よかったら食べて・・・。」
 机の上には入れた手の紅茶とサンドイッチが置かれていた。
蒼星石「それじゃ・・・ボクもう行くね。マスターの勉強の邪魔したくないから…。」
 そう言うと小走りに蒼星石は部屋を出て行った。
 部屋を出た後の蒼星石の足音は聞こえなかった。
 きっと邪魔をしたくないと言う蒼星石の配慮なのだろう・・・。
貴方『蒼星石に気を使わせちゃったな・・・。蒼星石の応援に答える為にも次の模試は良い点とらないとな・・・。』
 持って来てくれた紅茶をひとくち口に含み勉強に戻った。