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「ますたぁ・・・起きて・・・」
僕はそう言ってマスターの体を揺すったが起きてくれない。
仕方ないので、一人でトイレに行くことにした。
いつもなら一人で行けるんだけど、夜に見たホラー映画が怖くて、
今日ばっかりはマスターに頼りたかった。

「大丈夫・・・だよね・・・ううん、絶対大丈夫!」
そう自分に言い聞かせながら、台所を通るとき、
「ピチャン」
「うわぁっ!!何!?」
突然の物音に驚いて、電気をつけて音源を確認した。
「はぁ・・・水道か・・・」
どうやら水滴が落ちているだけだったみたいだ、
今度は慎重に歩を進め、リビングまで来た、もう少しでトイレだ。
「カサカサ」
「ひっ!」
紙のような物音に驚いて後ずさりすると、突然テレビが点いた。
「うわぁぁあああぁぁっ!!マスタァァァ!!」
もうトイレなんて考えていられず、マスターのいる寝室へ走った。
寝室に入るとマスターも悲鳴に気付いたようで起きていた。
「ますたぁ・・・・・怖いよぉ・・・」
「蒼星石・・・なんか・・・変に温かいんだけど・・・」
「えっ・・・・?」
その言葉で我に返った僕は、自分の失態に気付いた。
「あっ・・・・・あぁ・・・・・・」
もう言葉も出ず、僕は呆然として床にへたり込んだ。
「やっちゃったのか?」
「マスターが・・・起きてくれないから・・・呼んだのに・・・」
僕が悪いのは分かってるけど、それでも強がった。
「そうだったのか?ゴメン、蒼星石!」
「・・・いいよ・・・僕のせいだから・・・ぐすん」
「・・・ひとまず着替えようか。」
「・・・・うん・・・。」
僕は小さく頷き、今度こそマスターと一緒に階段を降り、お風呂に向かった。