「はい、バレンタインのお返し」
「わぁ、ありがとうマスター」
素直に喜ぶなんて可愛い奴だ
微妙に罪悪感を感じるがもうあげてしまった
「早速食べてみてよ。気に入るといいけど……」
「うん、でもマスターがくれたものなら何でも好きだよ」
嬉しい事を言いながらパッケージを開ける
細い指で口へと運ぶ……
「あっ……」
「どうかしたの、マスター?」
「いや、何でもない。食べてくれ」
「あ、欲しかったんだね。マスターにもあげるよ」
持って溶けかけたチョコを食べる
瞬間、顔が歪む
「……苦い」
「どうかしたのか?」
「マスターのいじわる」
「ごめん」
「許さないから」
そして俺は口付けをする
「……!!!」
「俺も味わうから……」
「ま、ますたぁ」