※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

蒼「ではマスター行ってきますね」
男「おう。柴崎さんの家か」
翠「今日は泊まってくるですからね。人間もバイト終わるの遅いですからちょうどいいですぅ」
男「すまんね。あんな時間にシフトが入るとは。柴崎さん夫婦によろしく」

金「チャンス到来かしらピチカート。それじゃいくかしら」

男の夢を覗いてから数日が経っていた。ここ数日間の二人はずっとご機嫌だった。
ただし、金糸雀の配慮のおかげで。


男「さて、久々に自分で昼飯作るかな。それにしても暇だ・・・」

そこへ金糸雀が鏡からやってきた。

男「おぉ!?」
金「はじめまして。翠星石と蒼星石のマスターさん。私はローゼンメイデンの第二ドール、金糸雀
かしら」
男「これはどうも。んん~、第二ってことは二人のお姉さんにあたるのかな?」
金「まあそういうことになるかしら。さて、マスターさん。今日はあなたにちょっと話をしにきたかしら」
男「え?俺に用事なのかい?」
金「そうかしら」
男「そうですか。で、なんの話だい?」
金「ずばり言うかしら」
男「・・・」
金「マスターさんは二人のことをどう思っているのかしら?」
男「どう・・・とは?」
金「友達とか恋人とか家族とか・・・かしら」
男「これは・・・難しい質問だね・・・」
金「もしかしてただの契約だけ・・・とか・・・かしら?」

男「それはないよ。二人とも大好きさ。ただ、いままでこういう存在の人間・・・じゃないか、こういう
存在の人形はいなかったから・・・家族みたいだと俺は思ってるけど・・・もしかして俺二人に嫌われてた?」
金「あっ、いや、そういうわけじゃ・・・二人ともあなたのことはとても好きみたいかしら」
男「そりゃ照れるな」
金「でも、ひとつ問題があるかしら」
男「?」
金「先に謝っておくかしら。実はこの前三人であなたの過去を覗かせてもらったかしら」
男「・・・はい?」
金「そのときに気になる人がいたかしら。あの女という女性かしら」
男「!?」
金「あの人はマスターさんにとってどういう存在なのかしら?今日はそれを聞きに来たの」
男「・・・それは俺も今悩んでいるんだ・・・」
金「どういうことかしら?」

男「率直にいうと女を好きだった。だけど女は俺なんて興味ないみたいだしね」
金「え?二人は付き合っているようにみえたかしら」
男「んなことはない。ただ他の女性なんかよりも話しやすいし一緒にいて気疲れしないからいいな・・・と思っていたわけさ」
金「女友達ね」
男「うん。でさ、俺にとって初めてできた女友達なんだよね。あんまり女の人って信用できないんだけど、こいつは信頼できるし・・・」
金「・・・」
男「それで俺もいろいろしたわけだよ。振り向かれるためにね。結局なにもなかったが・・・」
男「まあ帰り道が同じだったからよく一緒に帰ってたりもしてね。で、あるとき友達に言われたんだよ」
金「なんて?」
男「お前らもしかして付き合ってるの?・・・ってね」
男「俺は女の反応見るために苦笑いしてたけど、女はいつも通り笑って否定してね」
男「で、改めて冷静に考えてみると女には意外と男友達多くてね。これで俺はだめだな・・・と思いつつもずるずると・・・」
男「まあ、そんなこんなでなにもないまま卒業しちゃってね。たま~に連絡とったりもするけど・・・」
男「で、このまま自然に消滅するか。それとも最後になにかしら行動をおこすか・・・ってうだうだ悩んでいるときに彼女達がきたのさ」
金「ほうほう・・・それで?」

男「俺も自分で動たり話たりする人形に知り合いはいなかったからね、最初は不思議だな・・・くらいの気持ちだったんだけど」
男「しだいに、こんな子が彼女・・・いや、奥さんだったらなあ・・・とか考えるようになっちゃってね」
男「だけど彼女達が俺を好きなのはマスターとしての俺で、恋人とか夫とかそういう対象じゃないだろうし・・・
だいたいドールズに対してそういう考えはいいのかな?」
金「・・・あの子達は本当にあなたのことが好きかしら。恋人や夫もなってくれと頼めばなってくれると思うかしら」
男「え?」
金「今のは二人には秘密かしら。でもあの子達はあなたが自分で思っているよりもずっと信頼しているかしら」
男「・・・」
金「でも女さんの存在を知って愕然としていたかしら」
男「・・・」
金「あの子達泣いていたのよ?」
男「・・・」
金「それでカナがこうやってお話しているのかしら」
男「俺はどうすればいいんだろう・・・」
金「それを決めるのはカナじゃないかしら」
男「・・・いますぐに答えはだせないや・・・金糸雀・・・だっけ・・・頼みがある」
金「なにかしら?」
男「今度また二人がいないときに来てくれないかな?答えを出しておくから聞いてもらいたいんだ」

金「わかったかしら」
男「ありがとう。あ、そうだ昼飯でも食べてく?」
金「みっちゃんお仕事だし・・・いただいていくかしら」
男「ご希望は?」
金「卵焼きかしら。あまーいのがいいかしら」
男「よし、まかせろ。すこし待っててくれい」

金(なんか最近のカナはお姉さんキャラかしら・・・疲れるかしら・・・水銀燈は長女のくせにずるいかしら・・・)
金(でもかわいい妹のためかしら・・・カナがんばるかしら!!)