人間....

(・・・)

人間....起きるです....

(もう少し・・・後5分・・・)

翠「さっさと起きやがれです!朝ごはんできたですよ!」

その声で目を覚ます

男「あ、こりゃどーも・・・」
翠「やっと目を開けやがったですね!ほら!はやく着替えてテーブルにつけです!」
男(そうか、二度寝してたんだったな・・・もう昼近いな・・・)
男「よし、ちょっとまっててくれ」

そういうと男は高速で着替え始めた

翠「まったく、とんだ寝ぼすけですぅ・・・」
蒼「まあまあ翠星石。この寒い時期にマスターは僕達のために布団無しで寝てたんだよ」
蒼「きっと昨晩寝付けなくて疲れてるんだよ」
翠「うっ・・・でもでも、せっかく翠星石が味噌汁つくってやったんですし・・・」
蒼「ふふ、早く食べてもらいたいんだよね」
翠「そ、そんなことないですっ!蒼星石だって・・・」
男「やあ、お待たせしました。それにしても豪華だなぁ」

目の前には旅館にでも出てきそうな和風の料理が用意されていた。

蒼「二人で作ったんですけどお口に合うかどうか・・・」
翠「絶対美味しいにきまってるですぅ。さっさと食えです」
男「うん、二人ともありがとね。じゃ、いただきます」
双子「いただきます」

男は蒼ちゃんの敬語戻っちゃったな、なんて考えながら味噌汁に手をつける

男「う~ん・・・いい香りだ・・・」
翠「それは翠星石が作ってやったですよ」
男「ほほう。旨そうだ」
翠(おばばから教わったことはやれるだけやったです・・・たのむですよ・・・)

緊張した様子で翠星石が見つめる

その様子を見て蒼星石も不安になり、自分の作った焼き魚の味を確認する

男「・・・」
翠「・・・どうです?」
男「旨い・・・旨いな・・・これは旨いぞwwww」

男は頭の中でミスター味っこを脳内再生した

翠「あっ、あたりまえですぅ///さっさと食っちまえです///」
翠(や・・・やったです!)
蒼「よかったね翠星石♪マスターのために一生懸命つくってたもんね♪」
翠「よっ、よけいなこと言わなくていいですよ!」
翠「蒼星石だって『マスター喜んでくれるかな...』とか『焼き魚なんてつくったら嫌われるかな...でも健康でいてもらいたいし...』なんてぶつぶついいながら作ってたじゃないですか!」
蒼「なっ・・・」
男「へえ、これは蒼星石ちゃんが焼いたのか。どれ、いただきます」
男(焼き魚に旨いという記憶はないんだが・・・)

男「・・・」
蒼「どうでしょうか・・・?やっぱりお口に合いませんでしたか・・・」
男「そんなことはないよ。正直なこというと焼き魚は苦手だったんだが、これはいけるなww」
蒼「本当ですか?」
男「ああ。どうやって焼いたんだい?」

蒼星石は得意げになって説明しだす。

しかし男には料理の用語がよくわからずうなずくだけになってしまった。

それを察してかどうか翠星石が蒼星石を突っつきながら

翠「よかったですねぇ~蒼星石♪けど浮かれすぎですぅ~♪」

蒼星石は我に返り男の顔を見る。男は困ったように微笑んでいた。

蒼「あ・・・ごめんなさいマスター・・・」
男「いやいやこっちこそ馬鹿ですまない」

蒼星石は照れて下を向いてしまった

翠「ま~ったく困った妹ですぅ♪」
蒼「/////」
男「はははwwさぁ、食べよ食べよ」
翠「この焼き魚いつも通り旨いですね。さすがは蒼星石ですぅ」
蒼「翠星石の味噌汁もだいぶ上手になったね。こんど一緒におばあさんにお礼に行かなきゃね」
男「今度はいつ行くんだい?」


昨晩の話によると、この二人は男と契約する前にそれぞれ違う人と契約していたらしい。
しかし蒼星石のマスターである柴崎さんが高齢のため契約を解除して新しいマスターを探すことにした。
双子の妹一人では心配なので姉である翠星石もジュンとの契約を解除して、蒼星石と一緒の人を新たなマスター
とすることにしたらしい。
契約を解除したとはいえ柴崎さんには子供がいなく、老夫婦だけでは大変なので定期的に手伝いに行きたい。
と、いうことらしい。


翠「なるべく早く行きたいですけど・・・」
蒼「今日行ってもいいですか?」
男「う~ん、条件がある」
翠「なんです?」
男「蒼ちゃんは敬語はやめるように」
蒼「っ!」
翠「蒼ちゃんとはなんですか!」
翠(ずるいです蒼星石!)
男「いいじゃないか、呼びやすくて。」
翠「じゃ、じゃあ翠星石は・・・」
男「翠ちゃんでいいかい?」
翠「しゃ~ね~です♪」
蒼「マスターに翠ちゃんって呼んで欲しいだけじゃないのかい?」
翠「そそそそんなことねぇです!人間もなにニヤニヤしてやがるです!」
蒼「ふふ♪早く食べておじいさんとおばあさんを手伝いに行こうよ」
翠「わかってるです」