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蒼「ふあ~ぁ...」

蒼星石が目を覚ます。
そして鞄を開けようとする。しかし開かない

蒼「え.......確か昨日契約したはず......まさか捨てられちゃった!!?」

必死に鞄を開けようとする。

少しずつだが鞄が開く。やがて体が抜けれそうなくらいに開く

蒼(くっ...狭いけどこれ以上あけられないや.....)

そして鞄から体を這い出す。しかし、そこは真っ暗で埃っぽくてとても窮屈な空間だった。

蒼「これは何なんだろう...まっくらだ....身動きができない...」
蒼(いやだ...やっと目覚めたのに...こんなの...こんなの嫌だ!!翠星石!!マスタァー!!)

のた打ち回る蒼星石。すると急に光が差し込み、体が自由になる。
そしてその空間の正体が鞄に被せてあった布団であるとわかるとともに、寒さが体を震わせる。

蒼「え...?」

思わず声が漏れる。やがて布団がもぞもぞと動き

翠「やい!!アホ人間!!ここから出しやがれこんちくしょうです!」

翠星石が騒いでいる。蒼星石が布団をはがしてやる。

翠「あ、蒼星石。おはようです...まさかこれ...蒼星石がやった...わけねえですよね?」
蒼「僕じゃないよ。たぶんマスターが被せたんだと思うけど...」
翠「やっぱりアホ人間の仕業ですか!それにしてもこんな寒いときになにやってくれ...てる...」

翠星石は何かに気づいたようだ。

翠「と、とりあえずアホ人間の様子を見るです!もっと暖かい布団で寝てるに決まってるです!」
蒼「でも、あれマスターだよね...」
翠「っ!」

そこにはコートを着て床で寝ている男の姿があった。
たまらず二人は男の元に駆け寄る。

翠「人間!起きるです!こんなところで寝てたら風邪引いちゃうですよ!!」
蒼「マスター!起きてください!」
男「う...ん.....あ、二人ともおはよう。どう、よく眠れた?」
蒼「そんなことよりなぜ布団を鞄に被せたりしたんですか!?」
男「いやぁ、昨日寒かったしさ」
翠「ならなおさら布団被るべきです!あんないたずらしやがってです!」

翠星石はそういうとポカポカと殴りかかってきた。

翠「このこのこのこのこのこのこのこの!!」
男「ちょ、たんまたんま!!」
蒼「翠星石!やめなよ!君だってわかってるはずだよ!」
翠「そ、そ、そんなことわからねえです!」
男「痛い!痛いよ!翠星石ちゃん痛いって!」
蒼「ちょ、ちょっと翠星石!」

男は翠星石の暴行を和らげようと翠星石のジャブを手のひらで受ける。

翠(人間の手...冷たいですぅ...)

男「お、おっと、許してもらえたのか...な?」
翠「もういいです人間。さっさと布団被って二度寝でもしてやがれですぅ」
男「いや、大丈夫だよ」
翠「いいからさっさと寝てやがれです!!」
男「はいわかりました...」
翠「翠星石たちが朝食作ってやるですからできたらおきてくるですよ。」

そういって翠星石はキッチンに向かった。

蒼「やれやれ...すみませんマスター。あんな姉でもいいとこあるんです。許してあげてください」
男「はっはっは、気にしていないさ」
蒼「それとお布団ありがとうございました。あったかかったです」
男「いえいえ。でもやっぱり鞄だけじゃ寒くないかい?」
蒼「まあ少しは」
男「じゃあ今度もうひとつ布団買ってこよう」
蒼「でも高いんじゃ...」
男「はっはっは...」
蒼「ごまかしても駄目ですよ」
男「...」
蒼「僕達はマスターのお役に立てなければならないのに、これじゃ意味ないですよ」
男(この子はクソまじめすぎるぜ。かなわん...)
男(いや、それを逆手に取れば...♪)
男「そういえば、ひとつ困ってることがあるんだ」
蒼「なんでしょうか?」
男「実は俺、一人で眠るの怖いんだ。というわけで三人一緒に布団で寝たいんだ」
蒼「なっっっっ!」
男「だめ?」
蒼「いえ、そんなことはないですが...」
男「だめかぁ~...また今日から寒い夜を一人で過ごすのかぁ~...」
蒼「...わかりました」
男「あとさ」
蒼「...はい」
男「敬語やめてくれよ。な?」
蒼「それは...でも僕はマスターのドールですし...」
男「じゃあマスターの命令!」
蒼「そ、そんなぁ...」
男「じゃあ今からね。」

翠「そ~せ~せきぃ~。なにしてるですか?はやくくるですよ~」

キッチンから翠星石が呼んでいる

蒼(助かった...)
蒼「あ、翠星石が呼んでいるので行ってきますね」

蒼星石は駆け出す。しかし男は蒼星石の腕を掴んでいる。

蒼「あの...なんでしょうかマスター?」
男「け・い・ご」
男「今のところを普通に言えたら行ってよし♪」
蒼「えぇ...?」

男は微笑んでいる。

蒼「...」

翠「そーせーせきー。はやくくるですぅー」

男「ほらほら呼んでるぞぉ~」
蒼「あの...翠星石が呼んでるから...その...」

恥ずかしいのか俯いてしまった。

蒼「...翠星石が...呼んでる...から...行ってくる...ね...マスター...」
男(ま、いいか♪)
男「はいはい、行ってらっしゃいね」

そういって男は蒼星石の頭を撫でて微笑んだ。

蒼「...えへへ///」
男「さあて、俺も二度寝するかな」
蒼「はい、マスターゆっくりしててくださいね」
男「あ、敬語..........」

男がそういうと蒼星石はキッチンへ逃げてしまった。

男はまぁいいかと思いベッドに潜り込んだ。