「マスター・・・遅いなぁ・・・」いつもは残業もしないで6時頃には帰ってくるのに・・・もう7時を周ってる。残業の日も仲間と飲みに行くって時もいつも電話してくれたのに・・・。「どうしたのかなぁ・・・」気になって電話をかけてみたけど、マスターは出てくれない。「ますたぁ・・・早く帰ってきてよぉ・・・・・・」不安で涙が出てきそうになったけど、泣き顔でマスターを迎える訳にはいかないから必死でこらえた。「ただいまー。」「もうっ、遅いよマスター!心配したんだから!!」7時半になってようやくマスターは帰ってきた。泣かないようにと思ってたけど、気が緩んだせいか涙を流してしまったので、それを見られないようにするためにも、僕はマスターに背を向けていた。「あぁ、それはゴメン、ところでこっち向いてくれるか?」「もう、電話にも出ないで、こんな時間までどk・・・・」振り向くと、マスターは大きな袋と花束を抱えていた。突然の事に驚いて言葉が途中で詰まってしまった。「マスター・・・それ・・・何・・・?」「あぁ、今日はこれのせいで遅くなっちゃってな、見てみるか?」マスターがそう言って袋を床に置いたので、袋の中を覗いてみた。「わぁ・・・・・」中に入ってたのはくんくんのぬいぐるみとDVD全巻、それとFF12だった。「ぬいぐるみだけなかなか見つからなくてな、それで遅くなった。」「ありがとう・・・マスター・・・でもなんで?今日大事な日とかじゃないよね?」「特に何って訳でもないけどさ、いつもありがとうって事で。それと今日が特別な日とかじゃなくてさ、お前といればいつも大事な日だから。」「そっか、でも僕だってマスターといっしょならいつだって大事だよ。じゃあご飯準備するから待っててね。」準備された夕食は、いつもより力が入っていた。「えへへ・・・実は僕も、マスターのためにと思ってね・・・」 <?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" />
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