「ギャにィィィーッ!?」嬉しい気もするけど、これは結構マズい状況だぞ!?他の薔薇乙女やミーディアムがいると仮定して、俺が出会ってしまったら立ち振る舞いとかですぐに異変に気づかれるだろうし、アリスゲームなんかに巻き込まれたらまず勝ち目はない! だいたいここはどこなんだ!?「かあぁぁぁじゅきぃぃぃぃ!」ん!誰か来る!この声は……柴崎のじいさんの方か!ということは、ミーディアムもアニメ準拠で全員いる可能性があるってことだ。やっぱり気持ちとしては全員と接触してみたいが……。あ、じじいが来た。「カズキ、今日はやけに起きるのが遅かったじゃないか、心配したぞい。」とりあえず、このじいさんと外に出るための交渉をしなくっちゃなあ……。「G3……、じゃなかった、マスター、ちょっと用事があるから出かけてもいいかい?」「ん!? ダメじゃ! ダメじゃ! お前がいなくなったら、ワシは……。」むぅ……そこまで言うか。 仕方ないな……。
「およびじゃねーぜ、じじい!」荒っぽい事するしかないか。「な、なに言ってるんじゃカズk」「あ て 身」じいさんには悪いが、あて身で気絶してもらった。仕方ないよ、ボケてる人ほど意志疎通が大変な相手はないんだから。さて、とりあえずは他の人達と接触するために、桜田家に向かいたいが……。道がわからん。鏡からnのフィールドに入るって手段もあるが方法がわからないし……。「鞄で飛ぶの……試してみるか」もちろんこちらも方法はわからない。まあ、失敗してもnのフィールドで迷うよりはリスクは少ないだろう。たぶん。
鞄に触れ、念を送ってみる。「『走れ……走れ……飛べ……飛べ……音もなくっ……。』」するとなんと、鞄がひとりでに宙にに浮き、窓の外に飛んでいく!成功だ!しかし、問題はまだあった。俺が乗っていないってことだ。鞄はどんどん遠ざかっていく。このままおいてかれるのはさすがにマズい!俺は窓から全力で跳躍した!「ぴょっ!」渾身の掛け声をあげての跳躍は、予想外の飛距離を生み出した。「ああ、そっか、蒼星石は人間より身体能力が高いんだ!さすがだね!」予想外の飛距離で跳躍した俺は、鞄を追い越し、民家のガラス窓に弾丸のように突っ込んでいった。
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